先週の木曜日は
「ボジョレー・ヌーボー」解禁日だったよね！

日本では大盛り上がりのお祭り騒ぎの
「ボジョレー・ヌーボー」。
実は本場フランスでは、
こんなに盛り上がらない。
日本のお祭りぶりが、
ニュースになるほどなんだよ！

毎年11月の第３木曜日に解禁される
新酒「ボジョレー・ヌヴォー」。
その年のぶどうの出来映えを
チェックするための
試飲のための新酒。

もともとはワイン業者に向けての
ものだったらしいけれど
新酒を楽しむお祭りとして
一般消費者に向けて売る、というのが
定着したのだそう。

というわけで、
もともと試飲のための新酒なので、
普通のワインよりも早く出来上がって、
早く試飲できなくてはいけない！

だから収穫したぶどうをすぐに醸造して
ボトルにつめて出荷をすませるのです。

つまり、とっても軽い仕上がりのワイン。
「熟成」とか「収穫年」とかが
取り上げられるワインの世界で言うと‥‥。
この「ボジョレー・ヌーボー」は
おいしい？！
そうでもない？！

そんなことはハッキリは言えないけれどさ。
ずばり、フランス人にはあまり
人気がないことは、たしかなのです。

「ボジョレー・ヌーボー」と聞くと
渋い顔をするフランス人がほとんど。
それがフランスでの
「ボジョレー・ヌーボー」君の
立ち位置だったりします。

もちろん本場フランスでも、
スーパーなどで
「ボジョレー・ヌーボー」コーナーが
できるのですが、
けっこう地味で非常に盛り上がっていない‥‥。

今回は、日本に滞在中だったので、
代わりにパリの友人に
「ボジョレー・ヌーボー」具合を
デパートやスーパーに
チェックしに行ってもらいました。

写真とともに、
実況中継が送られてきましたが、
非常に非常に、
盛り上がっていないようです（笑）。

しかも解禁日の朝、
お店がオープンしてから
陳列していたりするらしい。
さっすがフランス！

解禁日の夜中の０時に、
「いえ〜い！！」
って酔っぱらったサラリーマンや
若者が飲んで騒ぐ姿が報道される
日本とはえらく違います。

日本は世界でいちばんの
「ボジョレー・ヌーボー」の輸出先。
日付変更線の関係で、
世界の中でも早く解禁されるほうだから、
味どうこうというよりは、
「初物」大好き、「イベント」大好きな
日本人にとっては
楽しくておいしいお祭りなのかもね！

ボクもせっかく日本にいるから、
日本で「ボジョレー・ヌーボー」、
飲んでみようかなあ‥‥。