バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「フランス式
 『けんけんぱ』の
 『マレル』って?!」

 
     

バブー

フランスの子供たちも「けんけんぱ」
をするみたいだよ?!
フランス語で「マレル」って言うんだって!

とのまりこ

よく道を歩いていると、
チョークで描かれた枠と数字を見かけます。

子供たちが走り回る公園の中。
小学校や幼稚園の校庭。
そして道端。
さすがにパリという大都会では少ないけれど、
特に地方の、子供が遊んでいても安全な
車がほとんど通らない路地などに‥‥。

公園や校庭にあるものは
雨でも消えないペンキで描かれたものも
けっこう多いみたい。

フランスにも「けんけんぱ」が
あるんだな〜。
と、ちびっ子達がただひたすら
番号順に「けんけん」していくのを
眺めていたのですが、ルールはあるのかしら?
と思って色々な子供に聞くと、
てんでバラバラ(フランスっぽい‥‥笑)。
「マレル」って言うんだよ
ってことはみんなちゃんと教えてくれるんだけど。

バブー
だから、大人たちに聞いてみたんだよね。
そうしたらね、大人の記憶もみんなバラバラ。
(日本の缶蹴りとか、だるまさんが転んだとか、
 ハンカチ落としとか、ドロケイとかも
 ルールは色々だもんね?!)

とはいえ、どうやら基本ルールが判明したよ!

とのまりこ
まず数字と枠には、一番下に「terre」(テール)、
上の方に「ciel」(シエル)と書いてあるみたい。
これは「地」と「天・空」という意味で
つまり「天」のゴールを目指すということ。

ひとり1つずつ石を持ち、
1から順番に狙って石を投げます。
例えば最初は「1」を狙って石を投げる。

うまく「1」の上に石が乗らなかったら次の人の番。
うまく乗ったら、けんけんぱをしていきます。

石を乗せたところの数字は飛び越えて、
数字の順番にけんけんぱ。
一番上の数字まで行ったら、また戻ってきます。
この時ゴールの「ciel」(天)はまだ踏みません。

そして戻ってくるときに、石を置いた数字の直前の数
(つまりこの場合は「1」に置いたから
 直前の数は「2」)
のところで止まり、石を拾い、
また「1」を飛び越えてスタート地点の
「terre」(地)に戻ったら次の人の番!

バブー
これを順番に繰り返して、
石を投げる場所が「1」「2」「3」‥‥
と大きくなっていって、全ての数字を成功したら
最後は「ciel」(そら)に石を投げて、
けんけんぱでゴール!!!
っていうルールなんだって!

とのまりこ
長年の謎だったものが解けて、大納得!
きっと細かいルールは
人それぞれ違うのだろうけれど、
基本ルールはこれに間違いないわ!

「ただただ数字を踏んで行って
 楽しいのかなあ‥‥
 いや、子供ってそれだけで楽しいもんか‥‥。」

な〜んて不思議に思っていたのだけど。
きっと昔からある
おじいちゃんやおばあちゃんも
やっていたゲームなんだろうなあ‥‥。

だからフランスのちびっ子って
みんなチョークを持っているんだわ♪
(これ以外にも道路にお絵かきをしたり
 色々な使い道のあるチョーク。
 ほんとにみんな持っている。)

バブー
逆に日本の「けんけんぱ」には
何かルールがあったりするのかな?!
単純なリズム遊びなのかな?!
似ているようでちょっと違う。
世界の遊びを研究してみるのも
面白そうだよね?!

 

2014年8月23日(土)、オープンしました!
「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2015-03-03-TUE


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