「『ユニクロ』は フランス流に ピッタリ?!」
今日はパリっ子に大人気の 「イケてる」日本ブランド 『ユニクロ』の素敵なお店を紹介するよ。
『ユニクロ』といえば ヒートテックにダウンに下着に‥‥。 きっと誰もが何かしらのアイテムを 持っている、国民的な庶民ブランド。
ちょっと失礼お許しを! な発言だけど、 「とってもとっても イケてるかっこいいブランド」 というよりは 「庶民的な身近なブランド」 っていうイメージだよね。
こちらパリではその『ユニクロ』、 フランス人にも大人気でみんな大好き。 「庶民的なブランド」というよりは けっこう「かっこいいブランド」、 と認識されてます。
フランスの第1号店は 2007年にラ・デファンスという パリ郊外の都市開発エリアエリアにできた店。 大企業が入る大きなビルが建ち並び、 ショッピングモールがある 商業エリアでした。
正直この店舗だけの時は、 そこまでイケイケではなかったのですが、 『ユニクロ』の名前を知らないものがいない というほどパリで有名になったのが、 2009年にパリのオペラ地区に 大型店舗ができてから。
▲パリの中心部オペラ座のすぐ横にある「ユニクロ」大型店。 パリの歴史的建造物にあのお馴染みのロゴが。
この店舗は、ニューヨーク、ロンドンに 次いで世界で3番目の グローバル旗艦店としてオープンしたところ。 パリのオペラ座のすぐ横、 歴史的建造物の重厚な建物に あの私たちにはお馴染みのロゴの看板が 取り付けられて、 お馴染みのロゴの紙袋を持った人を 大量に見かけるようになりました。
▲1年中ひっきりなしに客が出入りし、 中のレジにも長蛇の列ができることが多い大人気の「ユニクロ」。 街中でもメトロの中でもパリのあらゆる場所で ユニクロの紙袋を持った人に遭遇します。
そして2014年、 おしゃれなショッピングエリアとしても有名な マレ地区にできた大型店舗が さらにさらにかっこいいんだよ!
ボクたちは日本でいつでも買えるし、 わざわざパリに来てまでもね‥‥、 って思わずに、 ちょっと様子を見に、中に入る価値がある というくらいね。かっこいいんだ。
▲中央に見えるのは、工場跡地の名残の煙突。 吹き抜けの開放感ある売り場は同じブランドとは思えないほどかっこいい!
広さ820uもあり、 吹き抜けの高い天井で 開放感があるこの店舗は、 もともと貴金属を精錬していた工場跡地。 大きな煙突がシンボルのように残っていたり、 地下1階部分には工場で使われていた 機械や道具が展示されていたりと 歴史的建造物とモダンさの融合を 目の当たりにできるお店になってます。
正直、あの庶民的な国民ブランドとは 思えないほどかっこいい。 (またの失礼、お許しを‥‥) 1年中おしゃれなパリっ子が レジに行列をなして、大きな紙袋を持って 歩いているのを見ると、 ちょっと日本人として 誇らしくなってしまいます。
シンプルで、流行に流されない 毎年変わらず着られるものを好む フランス人にはドンピシャリな、 『ユニクロ』。 パリの歴史的建造物の 重厚な建物の雰囲気と合わさって、 とても「イケてる」かっこいいブランドに なっているんだよ!
パリを歩く機会があったら、 ぜひぜひ中をのぞいてみてね♪
▲この冬発売された「マリメッコ」とのコラボシリーズ。 フランス人が試着しているのを見ると本当に似合います♪ 同じブランドでも着る人が違うとこうも違うのね‥‥を見せつけられ 毎回ちょっと切なくなる(笑)
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2020-01-21-TUE