バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


4 5 0

「スマホの画面は
色ごとに?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
4 5 0
「スマホの画面は色ごとに?!」

バブー

今週まで2週間の冬バカンス中のパリ。
通称「スキーバカンス」というとおり、
たくさんの友達が雪山方面に旅しているよ。
フランスはコロナの影響で、
昨年からスキー場のリフトは停止したままだけど、
スキー場に行ったり、雪遊びをすることが
禁止されているわけじゃないから、
なんだかんだバカンスに出かける人が多かったよ。

とのまりこ
我が家は大黒柱のパパが日本に出張中。
日本に到着してからの2週間の自主隔離を含めて、
2ヶ月以上日本に行っているので
バカンスはなし。
息子の学校はお休みで仕事はいつも通りの
ワンオペ中な私を助けるために
友人の子供たち、中学生や高校生たちが
日替わりのように我が家に泊まりに来てくれて、
3歳のプチモンスターの相手をしてくれています。

フランスで「アド」(アドレサーンス=思春期の略)
と呼ばれる思春期真っ盛りの中高生たち。
ごはんを食べながら色々な話をしてくれて、
きっと家では話せない話もしてくれて。
若干「人生相談」みたいにもなっていたりするけれど
自分の子供とは全く違う年齢の子供たちと触れ合うのは
なかなか面白い。

バブー
中高生になると携帯を持ち始めるので
iPhoneの話とかも多くなるんだけどね、
今フランスの中高生たちで流行っているのが、
iPhoneの画面を色ごとに分けることになんだって。

アプリの色とかを考えて、
「赤系」「ブルー系」「グリーン系」「黒系」とか
画面を揃えたり、それに合わせて
大好きなアニメのキャラクターを合わせて配置したり。
そんなことが流行っているんだって!


▲上はグリーン系を集めた画面、
その次は赤・オレンジ系を集めた画面と、
アプリのアイコンの色によって
iPhoneのホーム画面を整理するのだそう。

とのまりこ
若者たちのアプリの話とかは
もう年が離れすぎている
年寄りの私にはわからないことも多くて、
果てしなくて、ここでは書き切れないけれど、
一番シンプルで面白かったのが
この色味を揃えるのが流行っていると
教えてもらったこと。
違う学校に通う何人かの中高生が
みんな同じことを言っていました。


▲この画面を見せてくれた子は、まだお母さんにいろいろなアプリを
ダウンロードさせてもらなくてアプリアイコンが少ないから
これくらいしかできないとちょっと嘆いていました。
もっとたくさんアプリがあったら
もっと色味がはっきりわかる素敵な画面を作れるのに! と。

バブー
自分たちの画面を見せ合うために
友達に送ったりするんだそう。
大人になって、
このくだらないことに時間をかける感じ、
(なんて言ってしまったら失礼だけど)
すっかり忘れていたなと
とても新鮮な気持ちに♪


▲こちらはとあるフランス人中学生のが同級生に
ホーム画面の様子を説明するために送った動画。
「NARUTO」のキャラクターに合わせて
色味の分かれるホーム画面を作るんだそう。

動画にあるように、
「NARUTO」の好きなキャラクターを入れつつ
色を揃えた画面を作ることとかが
流行っているんだって。
「NARUTO」がここしばらく大ブームだという
今の中高生。
「鬼滅の刃」は中高生の間では
まだまだこれからみたいだよ。
フランスにもブームがやってくるかな?!



とのまりこさんのお店「ぼわっと」が
ただいま催事を開催中です。


日本橋三越 本館1階【贈るweek】
2月17日(水)~3月2日(火)まで14日間
    
松屋銀座 8階イベントスクエア【プティマルシェGINZA】
2月23日(火)~3月3日(水)まで9日間
    
西宮阪急 【恋するフランス2021】
2月24日(水)~3月2日(火)まで7日間

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2021-02-23-TUE

まえへ
トップへ
つぎへ
illustration:Jérôme Cointre