「日本でもおなじみの 姑の舌?!」
突然ですが、 昔からお馴染みのこちらのおもちゃ、 なんていう名前かご存じですか??
▲昔懐かしのこちらの笛のおもちゃ、フランスでもお馴染みのおもちゃです。 みなさん名前はご存じですか?!
フランスの子ども達のお誕生日会。 小学校くらいまでは 親が子どものために誕生日会を企画して クラスメイトなど仲良しの友達を招いて パーティーをするのが典型的なパターン。
遊んで、ケーキやおやつを食べて、 みんなからのプレゼントを開けて‥‥、 最後に来てくれた人たちに簡単なおみやげを 渡してという感じで終わることが多いんだけど。
その最後に渡すおみやげ。 小さなおもちゃ (日本だったら全部100円ショップで 揃うんだろうなあ‥‥というような たわいもないけれど、子ども達にとっては 嬉しいおもちゃたち)とか、 チョコレートや飴などの一口お菓子の 詰め合わせというのがよくあるセット。
▲お誕生会の帰りには、こんな感じでお菓子やおもちゃのミニ詰め合わせセットを お土産でもらったりするのが典型的なパターン。
このおもちゃの中で、よく登場するのが 冒頭の、私たちにとっても懐かしいおもちゃ。
フランス語ではなんと 「Langues de Belle-mères」 (ラーング・ドゥ・ベルメール) =「義理の母・姑の舌」 という名前で呼ばれています。
ボクの弟分、プチモンスターが 毎週のようにお友達のお誕生会に呼ばれて、 最後におみやげをもらっては 子ども達大喜びで遊び始めるので、 毎週のようにこれをもらってくるんだけどね、 フランス人のママ達から教えてもらったよ。
『「義理の母」だったのね〜。 『母の舌』だと思い込んでたわ!」 なんてフランス人ママ達の会話もあったよ。
▲こんな感じで小さな袋に入れて、お持ち帰りプレゼントを用意してあることが多い。
そして調べてみたら本当に。 見事に「姑の舌」で このおもちゃが出てきました。 なぜ姑になったんでしょうね?!
▲「姑の舌」で検索するとこの通り、ずらっと出てきます。
日本でもお馴染みのこれ、 日本語は、私の中では 「ピロピロ」だったのですが、 「ピロピロ」「笛」と検索したら、 こちらもやっぱり「ピロピロ」で ちゃんと出てきました。 正しくは「吹き戻し」というそうで、 それは知らなかったなあ‥‥。
なんとなく日本独特のおもちゃかと 思ったりしてたけど、 これはフランスでも お馴染みのおもちゃだったんだね! 「姑の舌」「ピロピロ」 みなさんも子ども心に戻って遊んでみてね♪
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2022-06-21-TUE