先週、食器洗い用スポンジのことについて
書いたじゃない？！
スポンジよりも、
もっともっとフランスあるあるな、
日本製の商品が優秀なパターン、
それが食品用ラップ
（『サランラップ』などのいわゆるラップ）だよ。

▲フランスに帰るとき、荷物に必ず入れるもののひとつ、日本の「食品用ラップ」。

フランスあるあるすぎて、
このコラムが始まってすぐくらいに
当然書いたものだと
思い込んでいたラップ事情。
なんと、一度も書いたことがなかったようなので、
今さら登場させていただきます。

▲いちばん上がフランスのラップ。フランスのラップは基本全てこのサイズ。
私が毎日利用するスーパーの中ではこの子が一番優秀。
ただし20m入りのものが、4.01ユーロ（約570円）もする！　高くないですか？！　
イラッとしっぱなしの優秀じゃない子たちは、もっと安い‥‥が、絶対に使いたくない。

フランスの食品用ラップは、
とにかく
『切りにくい、薄っぺらい、くっつかない』。
と、見事に三拍子揃った商品が多いのです。

切りにくいから
まず最初の段階でちょっとイラッ。
そこでもたつくから
切り口を見失うことも多々。
日本のラップって、
切り口を見失ったときに備えて、
救出しやすいシールのようなものが
ついていますよね。
あれが本当に必要なフランスのラップには、
あんな便利なものはついていません‥‥。

さて、ようやく切り取ったと思ったら、
薄っぺらすぎて、
静電気なのか何かわからないもので
ふわ〜ってなってしまって、
肝心の食器に辿り着くまでにぐちゃぐちゃ‥‥。
さらに全然くっつかない‥‥。
という、忙し働く主婦たちをイラッとさせる
要素が満載なのです（笑）。

▲ちなみに、こうやってべりっと剥がす開け口に関しても、
この子はお高いまあまあ優秀な子だからきれいいめに切れますが、
まずこういうのがうまく切れずにガリっと破れたりするのが
フランスあるあるでもあります。

▲20m、570円もする割と優秀な子。最初はわかりやすく丸まっています。
ひっぱり出すと、日本のには敵わないけど、まあまあ分厚い。フランスのにしては分厚い。

そんなフランスのラップを使った後に
日本のラップを触るとね、
「おおお〜！！」
って感動するほど分厚くて、
ピシッと切れて、ぴったりくっつく。
扱いやすい‥‥って涙が出るわけなんだよね。

▲「めっちゃくっつきやすい（Très adhérent）」とパッケージで
アピールしてあるだけあって、まあまあ使いやすい。

▲これが安いものになると薄っぺらくてくっつかず「ふわ〜」っとして終わり‥‥。

ただでさえ貴重な日本製のラップ。
電話帳に使われるような薄〜い紙か、
薄めの画用紙かくらいの
使い心地の違いがあるので、
ついつい１回じゃもったいないなんて
２回目のあっためにも使ってしまったり（汗）、
無駄が１cmも出ないように
ケチケチ使ったり（汗）、
ちょっとお恥ずかしいのですが、
そんな感じで使っています。

20年間フランスに住んで色々試して、
日本製と比べたらいけてないラップの中でも
ちょっぴり優秀なものは
あったりもするのですが、
これなら使えるなっていう
ちょっと優秀なものは、やっぱり高いです。

このお値段でこのレベルかぁ‥‥と、
やっぱり優秀な日本のラップを
思い出さずにはいられないのであります。

▲ちなみにこちらはクッキングシートとアルミホイル。
切り口が優秀じゃないので、どんどんボロボロになり箱がみすぼらしいことに‥‥。
これも、おフランスあるあるです。

しかも日本のラップはさ、
大中小ってサイズ展開が
あったりするじゃない？！
あんなのもフランスにはないから、
すごいなあっていつも思っているよ。

▲こちら、とあるフランス在住日本人の家のストック倉庫。
こんなものをわざわざ？！って思われそうだけど、日本からみんな一生懸命運び屋をします。
毎日使うものだから、やっぱり使いやすいものがいい！

毎日使うものだからこそ、
日本製品の優秀さが骨にしみる。
他の国はどんな感じなんだろうね？！

フランスに住んでいる人に持っていく
お土産で迷ったら、
ラップなんていうのも
絶対に喜ばれる選択だよ！
「食品用ラップなんて、色気がないわ〜。」
って思うかもしれないけど、
多分住んでる人は
全員大喜びするはずだよ（笑）。

▲先週は１歳の誕生日を迎えたボク。
いつものカリカリご飯にたくさんのチーズとチキンを入れた
特別誕生日ごはんをもらったよ♪

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