バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「炭酸水ペリエが
消えた?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「炭酸水ペリエが消えた?!」

バブー

パリは先週末からイースターバカンスに突入。
2週間の間、学校などはお休みになっているよ。
なんだかしょっちゅう
「バカンスに突入」
って書き出しをしているような気がするんだけど‥‥。
6〜7週間に1回、
2週間のバカンスが巡ってくるフランス。
本当にあっという間に次のバカンスがやってくるね‥‥。

さて、そんなイースターバカンス。
ボクたちはいつもとちょっと違う過ごし方。
ボクの飼い主マリコちゃんとプチモンスターは
久しぶりの日本へ一時帰国。
ボクはパリの友人ファミリーの家でお留守番という
別行動をしているんだよ。

今回の帰国、イヌを機内に持ち込むことができない
日系の航空会社しか選択肢がなくてね。
ボクはお留守番になってしまったんだ。
(意外かもしれないけれど、
世界の多くの航空会社が
イヌやネコを機内に持ち込めるんだよ。
詳しくはずっと前に書いたコラムを参照してね♪)


▲今回はまりこちゃん達が日本一時帰国中、パリでお留守番のボク。
もうすっかり預かってくれてるファミリーに慣れて、
元からこのうちにいたみたいになってるよ♪

とのまりこ
昨年の夏ぶりに帰ってきた日本。
帰国早々お店()に出勤して
久しぶりに飲んだのが「ペリエ」。

※このコラムをずっと読んでいない方のために
ちょっとだけ補足の説明を‥‥。
私たちは東京の西荻窪で『ぼわっと』という
フランス雑貨のお店を経営しています。
「お店に出勤」というのはそんなわけなのです。

炭酸飲料「ペリエ」はフランスのものですが
この「ペリエ」が長い間、
超品薄になっているのです。

スーパーの棚からペリエの姿が消えてしまって、
一体どのくらいたったか
私の記憶も定かではなくなってしまったほど、
長い間全然見かけていないのです。
日々の炭酸水はペリエにしていた我が家的には
大打撃。
しょうがないから最近は、
違うメーカーにのりかえました。


▲パリのスーパーの水売り場。
昨日パリの友人に送ってもらったものだけどやはりいまだにペリエの姿はなし!
この写真に写っているものほぼ全てが様々なメーカーの炭酸水。
普通の水より炭酸水を飲む人の方が多いほど日常的な飲み物で、
パリに行った当初は味のない炭酸水を飲むということ自体にも
戸惑いがち(しかも常温で飲むことも多い!)だったけれど、
私もすっかり炭酸水派に。
湿気がなく乾燥した気候なので慣れたら日々の必需品。

バブー
気候の影響(干ばつと激しい豪雨の繰り返し。)、
そしてウクライナの戦争の影響もあって
商品が作れなくなってしまっているんだって。


▲フルーツの味のついた少しだけ甘いタイプのこのペリエだけは
スーパーの棚に並んでいるのですが‥‥なんでなんだろう??
と不思議に思いながら。このシリーズとてもおいしい♪

実は「ペリエ」だけじゃなく、
フランスでは炭酸水が
全般的に不足しているんだけど
(確かにスーパーの炭酸水の棚の商品量が
ここしばらく明らかに少ない。)
もともと炭酸が入っている天然の炭酸水と違って、
ペリエは炭酸水を作るためにガスを注入するから、
ウクライナとロシアの戦争によって
大きな影響が出てしまっているんだ。


▲日本のペリエは品薄になってないのかな??
パリのカフェでは場所によってペリエを一時中止にしてるところもあるくらい。

ネットで通販のペリエを探したりすると
出てこないこともないから、
完全になくなってしまっているわけじゃないけれど、
ボクたちの生活圏のスーパーでは
今年に入ってからは一度も出会えていない、
あの緑のボトル。


▲そういえば、2月に行ったスキー場の山小屋レストランでもペリエ品切れで
ファンタやコーラを飲んだのを思い出しました。

一体いつになったらフランスの
スパークリングウォーターの顔の一つでもある
ペリエのボトル、
スーパーの棚に戻ってくるかなあ。


▲東京・西荻窪のお店「ぼわっと」
近くにいらしたら寄ってくださいね。

 

 

 

*とのまりこさんの新刊が出版されました*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2023-04-25-TUE

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illustration:Jérôme Cointre