今日はね、
パリのオペラ座「ガルニエ宮」がある
メトロの駅にみなさんをご案内するよ！

パリのオペラ・ガルニエ。
豪華絢爛な美しい姿は
きっと日本の番組や雑誌でも
たびたび目にしている方も
多いと思うのだけど、
オペラやバレエの公演が行われる
大きな劇場だよ。

その劇場の最寄駅、
パリのメトロの「オペラ駅」。
毎日たくさんの人が行き交う、
３つの路線が交差する大きな駅なのだけど
（だからスリもめちゃくちゃ多い。
　みなさんご注意を！）
この駅構内にはシルエットアートという
楽しい秘密が隠されているんだよ！

▲パリのメトロ「オペラ駅」のあちこちに隠れている『オペラ座の秘密』 。

▲パリっ子が足早に行き交う3、7、8番線が交差するパリの中心のオペラ座の駅。
よーくみると黒い小さなシルエットがあちこちにあるの見えますか？！

『Les Secrets de l’Opéra』（レ・セクレ・ドゥロペラ）
＝『オペラ座の秘密』と題されたアート。

パリのメトロを運営するRATPが設置したもの。
コロナの騒動で
オペラ座などの劇場も全て閉鎖され、
長い間エンターテインメントが
楽しめなかったのもきっかけだったようです。

▲近づいてみるとオペラ座に関わる色々な職業にまつわるシルエットが
オペラ座の駅の構内のあちこちに。

ダンサー、大道具、小道具、照明、掃除夫、
指揮者、オーケストラ奏者、衣装‥‥etc
オペラ座で働くありとあらゆる職業の人たちが
シルエットになって
駅構内に隠れているアートなのです。

▲大道具さん、照明さん、衣装やカツラ係の人、掃除の人etc。
オペラ座を支える裏方の仕事もいっぱい。
柱や天井やパイプの部分を絶妙に生かしたものも多くて楽しい。

普段はあまり脚光を浴びることのない、
オペラ座で働く裏方のたくさんの人たちにも
スポットを当てて、
オペラ座の違う一面も楽しんで欲しいという
願いも込められて。

▲8番線に乗り換える通路にはオペラ座のオーケストラが大集合。

▲指揮者とオーケストラたち、そしてそのすぐ横には遅刻してきたのか？！
楽器を持って歩いてくる人の姿も。

オペラ駅の構内に1000もの小さな
シルエットアートが隠されているんだって！

ちなみに所々にある
QRコードにアクセスすると、
オペラ座の中にいる雰囲気を味わえる
音楽（音）も聞けるようになっているんだよ。
８種類の音楽が作られているよ。
（サイトからも聞けるようになっているので
よかったら聞いてみてね！）
https://lessecretsdelopera.fr

オペラ座駅を歩くことがあったら、
ぜひぜひこのパリらしい素敵なアート探しを
楽しんでみてね！

ただし、アートに夢中になって
スリにあうなんてことのないように‥‥。
持ち物には十分注意しながらね‥‥。

▲ちなみに駅を上がったところにあるパリ・オペラ座「ガルニエ宮」。
いつもはこんな姿ですが‥‥、

▲ここしばらくずーっと工事をしているためいつもの姿は覆われていて。
フランス人のストリートアーティストJRがデザインしたファサードが
道ゆく人の目を楽しませてくれています。
これもつい先週末、新作に変わったようで、２枚目の写真が最新のもの。

▲洞窟のような岩のような部分を拡大してみてみると、こんな手形がいっぱい！

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「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

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　書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
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