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バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「イースターは
重要な祝日?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「イースターは重要な祝日?!」

バブー
昨日からいよいよ4月に突入!
日本は新年度が始まる気持ちの切り替わる
節目の月だよね。

今年はフランス、4月1日の月曜日が
「ランディ・ドゥ・パック」という
「イースターの月曜日」に当たる祝日で
3連休の週末だったよ。

この時期のフランスは
日本のバレンタインにも負けていないほど、
どこの店もチョコレートだらけになる
チョコレート大大大祭り。
(詳しくは以前のコラムもぜひ読んでね!)
というわけで、
『イースター』といえばまずはチョコレートを
想像してしまうほど
楽しいイベントと化してるけれど、
キリスト教の中では
かなり重要な祝日のひとつなんだよ。

とのまりこ
十字架にかけられたイエス・キリストが
復活した日。
春の満月の次の日曜日に祝われ、
その翌日の月曜日が
「イースター月曜日」と言われる
祝日になります。(毎年移動する祝日。)

フランス人の友人たちが
この3連休に合わせて
わざわざ地方にいる家族の元に出向いて
みんなでご飯を食べ過ごしたり、
イースターの週末直前の別れ際には必ず
「素敵なイースターを過ごしてね!」
という挨拶をかわすのを見ていると
その重要性を感じることができます。

バブー
今年はボクたち、
パリで最も大きなイースターの
イベントのひとつ、
「アンドロ・シトロエン公園」の
イースターイベントに参加してきたよ!

公園の名の通り、自動車メーカーの
シトロエンの工場跡地が
パリっ子憩いの場所になっている大きな公園。
パリの絶景を楽しめる気球に乗れる公園としても
有名な場所なんだ♪


▲パリで有名なイースターイベントのひとつ。
パリの南西「アンドロ・シトロエン公園」のなかで開催されます。
奥に見えるのがこの公園名物の気球。

とのまりこ
200人以上のボランティアの人たちが働き、
3000人以上の子どもたちがやってくる
大きなイベント。
入場料6ユーロを払って、
年齢別の3つのカテゴリに分かれた
ミニゲームをして、プラスチックの卵をもらい
3つ全部の卵が集まったら
お菓子セットと交換してもらうというシステム。


▲200人以上のボランティアの人たちが参加して行われるイースターのイベント。
このあおいベストに書いてある「bénévole」(ベネヴォル)というのがボランティアという意味。
きっとパリオリンピックでも見聞きする言葉に!

今年は夏のオリンピックがあるということで、
スポーツをテーマにしたミニゲームが用意されていて
(スポーツクイズ、サッカー、アスレチック)、
直接チョコレートを探すというエッグハントとは
ちょっぴり違うけれど、
子どもたちは大喜びでした。


▲オーガナイズのされ方が、若干グダグダで、無駄に並んだりすることも多く
保護者たちは疲れ気味だったりもしますが、そんなところもフランスらしさ(笑)♪

バブー
その他、今年のイースターも
パリのあちこちで大小様々な
イースターイベントがあったよ!
雑貨屋さんが
店内にチョコを隠してチョコ探しをさせてくれたり、
不動産屋さんが
店の前でチョコとジュースを振る舞ってくれたり♪
集客するチャンスとばかりに色々なお店が
イースターにまつわるミニイベントを企画するんだ。
美術館を使ってチョコ探したり、
郊外や地方だとシャトーの庭を使って
チョコ探しをする楽しいイベントもあったりするよ!

そして4月は「イースターバカンス」と
名前がついているお休みが2週間!
日本は学校が始まったばかりかもしれないけれど
フランスは今月再び、2週間のバカンス。
パリは今週末から2週間学校がお休みになるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

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「シンプルシックで心地よい暮らし
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出版社 : 世界文化社
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※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
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「Boîte」(ぼわっと)
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2024-04-02-TUE

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illustration:Jérôme Cointre