18、「身もふたもない話」


びろうな話が多くて恐縮ですけれど、
女の人には生理というものがありますね。

とにかくそれは痛くて重くて
面倒くさくてこわいものなのです。
誰にとっても多分。

あまりにもそれが面倒くさいので
「血を止めておいてトイレでまとめて出す」
という秘儀を持った人さえ知っています。
ちなみにそれは私の姉ですが・・・。

それで、ますますどうでもいいことなのですが、
生理というものは、
女同士で旅行に行くとなぜかうつります。
誰かが始まってしまうと、
生理の輪がどんどん広がって行くのです。
そのシステムについては
竹内久美子先生にでも聞いてみてください・・・
私にはさっぱりわかりません。
自分がうつせば「悪いことしたな〜」、
人にうつされたら「迷惑だな〜」
と思うところなんて、
風邪にそっくりでございます。

あるとき、旅行中にやはりお互いにうつしあって
生理になった私とＫちゃんは、
仲良くレストランのトイレに行きました。
「ああ、腰がいたい、
　ほんとうに旅行中になるのっていやだねえ、
　面倒くさくて」
と私は言いました。

私の言いたいのは、
もうちょっと深いところだったのです、
女に生まれてしまったね、とか。

しかし、体育会系さっぱり派のＫちゃんはいきなり、
「そうそう、生理って
　交換がめんどうくさいですよね！」
と言いました。

交換って・・・
まあ、そうだけど・・・
とあまりの表現に私は感動して、
心の中のもやもやがふっとんでしまいました。
そうか、たかが交換か！
タイヤみたいなもんか！って思いました。
気のもちようですね・・・。