ミッツとのふれあいは、押入れの中で行われる。
体の上半身を、押入れに入れて、
手をのばして、奥にいるミッツを
手探りで探しながら、なでる。
そういうやり方だった。
まるで、ブラックボックスのようだった。
シャーシャーと威嚇する回数が減ってきて、
だいぶなでさせてくれるようになったので、
わたしは調子に乗って、顔を近づけてみた。
すると、
「シャー！」
と、ものすごい勢いで、威嚇してきた。
顔を離すと、止まる。
顔を近づけると、シャー。
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▲なんだか、ひょうきんなことになっているミッツ。
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ミッツとの親睦は、なかなか深まらない。
まだまだ、だな。
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（つづく）
2012-05-03-THU
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