こんにちは、です。
ぼくは白いシャツ、よく着てます。
よく着てるんですけど、ほら、膨張色だし、
腹は出てるし、なで肩だしで、
「いまいち似合ってないんじゃないか」
と、うっすら思っているんですよ。
それでもアイテムとして好きなので、
いいなあって思うシャツがあると買うし、着ている。
ほら、イタリアとかスペインとかで、
ちょっと太った小柄なおじさんでも
ちゃんとシャツが似合ったりしているでしょ？
だから、どこかをどうにかすれば、
もっと似合うようになるんじゃないかと思いつつ、
いまだ、答えが出せていないままなんです。

２年くらい前から、仲間うちで
「白いシャツがなんだか気になる」という話は
出ていました。雑談レベルです。
それが最近、ある会議の場で、
本題に入る前に糸井重里が
「夏でも、Ｔシャツいちまいで、っていう人が、
　減った気がするんだよ。
　そのかわりに、白いシャツを着ているひとが
　ふえているように思うんだ」
と発言したので、「ああ、糸井さんも！！」と、
ひそかにひざを打ちました。
じっさい糸井重里はよく白いシャツを着ています。
そしてちゃんと似合っている。
じゃあ、そのシャツをぼくが着たらどうかというと
たぶん似合わないと思うんですね。
Ｔシャツや、ニット類だと
そこまでのことはないはずなんだけど。
そして、色・柄ものだったら、
やっぱりそんなふうにはならないように思うんですけど。

ああ、わからない。
体型？　ブランド？　素材？　シルエット？　サイズ？
ああ、わかりたい。

冒頭にもあるように、「ほぼ日」の商品コンテンツって、
じっくりゆっくりつくりこんで、
発売を決めてから発表をすることが多くなっているんですが、
じつはむかしはちがいました。
「ああ、わからない」から始まっていた。
そんなつくりかたで、やってみます。
商品化できる約束はまだできないですし、
どうなるかわかりませんが、
とにもかくにもはじめてみます。
「白いシャツをめぐる旅。」
不定期連載をしてまいります。