「ほぼ日」はワールドカップに |
<レッツスッキリ! フラット3> 準々決勝に向けて中休みの1日です。 さあ、そろそろ優勝チームの予想、していきまひょか!! 最新の決勝トーナメント表は、こちらです。 それにしても、今回の日本はやっぱり強かったよね。
いいまつがえられるのも、 あと10日だぜ。どんどん行こー! ○ トッティ、今日二枚目の イエローカードです × トッティ、超二枚目の イエローカードです!!! とほんとに聞こえました。 いいまつがいというか聞きまつがいですね。 (ゆーこさん) ほんと、超超二枚目でしたね。 二枚目すぎてレッドだったですね。 また会いたいねぇ、トッティに! 「王子」というニックネームのトッティ。 アズーリ男前の象徴でありました。 フランチェスコ・トッティ(イタリア) 生年月日:1976年9月27日 身長:180cm 体重:80kg ポジション:MF 現所属クラブ:ローマ(イタリア) ○ パラグアイ × 腹具合 × バイアグラ (天然ボケさん Akikoさんほか) ふだん聞きなれないことばを耳にすると、 自分の経験から最も類似した文字列を見つけて そのように理解するようにできているものなのですなぁ〜。 パラグアイ: ゴールキーパーのチラベルトが大黒柱。 6/15日の決勝トーナメント初戦で 惜しくもドイツに敗れた。
日本代表、今回のワールドカップで 思っていた以上の活躍を見せてくれましたね。 日本の選手といえば、大会前は 「ナカタ」「ゴン」しか知らなかったわたくしですが、 森島、柳沢、稲本など、いろんな選手の名前を覚えました。 そして、それぞれの選手がそれぞれの役割を きちんと果たして、みごとなプレーを見せてくれました。 日本のプレースタイルに学ぶこと、けっこう多かったぁ、 と思っています。 さて、先日このページで フラット3ってなぁに? と、呼びかけましたところ、 みなさまよりたくさんのメールをいただきました。 ありがとうございました! ふむふむ、フラット3を語りたい人は 日本中にたくさんいらっしゃったようだ! そのうちの、いくつかをご紹介させていただきます。 フラット3(ふらっと・すりー、と読みます)は、つまり、 ディフェンスの方法のことです。 サッカーの守りには、大きくわけて、 スリーバック(3人のディフェンス)と フォーバック(4人のディフェンス)があります。 日本は3人で、スリーバックです。 (こう書くと、フォーバックの方が人数が多そうですが、 実は逆なんです。 フォーバックのうちのふたりはそれぞれの端を守ります。 だから、中央を守るのはふたり。 スリーバックの場合も端を守る人はいますが、 何故かその人はミッドフィルダーに 数えられるようです。) そして、スリーバックの場合は、 ふつうはふたりがやや前にいて 相手のフォワード(いちばん前の選手で、普通はふたり)を マークし、あとひとりがその後ろに 「保険として」残っているのが普通です。 しかし、トルシエジャパンの場合は、 3人が横一線 (フラット・平面上)に並ぶ システムなのです。 フラットなスリーバックだから 「フラットスリー」なんですね。 (たまたまさん) なるほどなるほど。 フラット3は、3人でディフェンスをする 守りのシステムなんですね。 で、トルシエさんの「フラット3」は 横一列に並んでることが特徴なわけだ。 フラット3は、ディフェンダー(防御)3人が 横一列に並んで、ディフェンスのラインをコントロールし、 相手のオフサイドを誘うシステムです。 マンツーマンでは封じきれない世界の強豪に対抗するため、 トルシエ監督が導入した日本代表の戦術の柱なのです。 (Nさん) 相手のオフサイドを誘えるから、 フラットにしているのだ、と。 フラット3! トルシエさんが大好きなふらっと3! 通常は4バックなど、ゴールキーパーの前に 「スイーパー」と呼ばれる人が守りますが フラット3はそれがありません。 このフラット3は相手にオフサイドトラップを かけやすいんです。 日本代表の試合でも3人が手を上げて キーパーとは反対のほうに走っているようすを よく見ませんでしたか? あれはオフサイドトラップをかけようとしてるんです。 (くりこさん) ディフェンダーが3人、ゴール前を防御する。 3人が全員、ゴールよりわざと離れて、 パスをもらいそうな敵の選手を置き去りにして オフサイドにする。 これを「オフサイド・トラップ」という (たまたまさん) ただしこのフラット3、 サイドを崩されたり、ドリブルで突破されると、 カバーが薄くなるのが弱点。 ワールドカップ本大会前の試合では、海外の選手に その弱点をまんまと突かれることが多々見られました。 (おもしろ兄弟 兄さん) そうか、ゴールキーパーの前には、 3人しかいないんですものね。 フラット3にはディフェンダーひとりひとりの 守備力の高さが要求されます。 そのなかでも真ん中(センターバック)の人は ほかの比ではありません。 オフサイドトラップをかけるために 3人に統率が必要なのです。 フラットスリーの申し子森岡選手、 そして、宮本選手・・・。 すごいんですよ・・・。 (くりこさん) フラットスリーというのは、 ひとりが余る「スリーバック」の利点と、 オフサイドを取りやすい 「フォーバック」の利点を併せ持つ 新しい守りのシステム、というわけです。 でも、使いこなすのが難しく、 もちろん弱点もあるので そこをつかれたときの対応をどうするか、 という問題もあります。 ロシア戦では、日本はこの難しい課題をみごとにこなして 0点に抑えましたね! 森岡選手の怪我で急遽出番が回ってきて、 このシステムを中心でコントロールした宮本選手は、 ヨーロッパのメディアでは高く評価されたそうですよ。 (たまたまさん) ディフェンダー3人がトラップになるフラット3。 これに象徴されるように、今回のトルシエ采配には 注目すべき点がたくさんあったのですね〜!!
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2002-06-20-THU
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