ありがとうが爆発する夜
矢沢永吉バースデー記念
スペシャルイベントまでの日々。

第4回
「ファン歴15年のアドバイザー登場!」


とにかく登場したんだ、こういう先輩が。
タオル投げの謎について……、
まずは、メールを読んでください。



イトイさん、鼠穴のみなさんどうもです。
池田と申します。
突然永ちゃんのカウントダウンが始まったのですが、
これには正直言って狂喜乱舞(心の中でですが)しました。
やってくれるぜダーリン御大!
だてに永ちゃんとのつき合い長くないっすね。
ヨイショでも何でも無く「天使たちの場所」は
今でもマイベストを作れば必ず入れる名曲です。
ほぼ日会員にも是非聴いて欲しい矢沢推薦曲の一つです。

実は僕は永ちゃんファン歴15年で
(コアなファンの方からすればハナタレ小僧かも)、
コンサートも毎年行ったり、雑誌、番組、CD、ビデオは
“ほぼ”全部チェックしているファンです。
マック買ったのも仕事で使いたかったのもあるけど、
永ちゃんのホームページを覗きたかったという理由も
何割かありました。しかし、意外とクールに
客観的に永ちゃんを楽しんでいるつもりです。
好きでも批判する部分はちゃんと持ちたいと思っています。
他のアーティストも節操なく聴きますし、
イッセー尾形も10年来毎回観に行ったり、
女流漫画家さんのアシスタントしつつ
イラスト描いたりもしてますが
漫画オタクではないつもりです。
見かけは全然矢沢ファンには見えないでしょう。

前置き、長くてすみません。
ネットで自分のHPはまだ持ってないので、
3年前からメール中心の矢沢サークル
「TEDDY-B」(現在関東、大阪中心で12名)を作ったり
コンサート時にオフ会したりしてます。
東京在住ですが去年大阪城ホールも初体験して
向こうのメンバーとオフ会もしました。
という感じで矢沢のコンサートの雰囲気や
情報に関しての蓄積はかなりありますので、
ほぼ日の永ちゃん初心者に対しての
コンサートへ向けてのアドバイスや情報提供は
してあげられると思いますので、
何かあったらお気軽にお問い合わせ下さい。

私も15年前はコンサート行くまで恐かったですが
いまだに暴走族のボスとか、怖いとか、
マイナスのパプリックイメージが世間的に根強くあります。
確かに実際、一見そういう雰囲気のファンも多いけど、
気さくな礼儀正しいファンが多数派です。
私もダーリン御大同様に、
あの鳥肌もののコンサート空間や
永ちゃんの一アーティストとしての楽曲を
食わず嫌いしないで先入観なしで聴いて欲しいし、
観て欲しいと、思っている一人です。

日本人なら永ちゃんを1回は観るべし。
つーか観なきゃ損(極論ぎみ)。

カウントゼロまで、まだ時間的に余裕があリますね。
穴埋め企画に初心者のための情報はいかがでしょう。
お呼びでない……。
以下サンプルです。



70000人のうちの1人から
「恒例タオル投げの起源について」


永ちゃんのコンサートに足を運ばれた事のある方、
またはコンサートをビデオやテレビ等で
一度でもご覧になった方なら、
例の「タオル投げ」風景はご存じだと思います。
じゃあ、これっていったい、いつから始まった事なの?
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タオル投げ? 何それ? って思われた方で、
9月15日の“ありがとうが爆発する夜”において、
初めて永ちゃん体験する予定の人は、
知らなくてももちろん、楽しめること請け合いですが、
知っておくとより楽しめると思います。
もっとも、お節介と言われるかもしれませんし、
何も知らずにコンサートを体験した方が
「ブッ飛び度」は高いと思いますけど。
ただ知らないと取り残されたようで、寂しくなるかも。

ちょっと解説しますと、最近のコンサートでは
クライマックスあたりの、ほぼ恒例の曲
「止まらないHa〜Ha」「トラベリン・バス」の中の、
決まったタイミングで観客が一斉にタオルを
宙に放り投げるのが風物詩とでも申しましょうか、
恒例行事と化してます。
最近は、恒例化しすぎている気も、ちょっとしますが。
実際、永ちゃんもこの2曲を選曲から外した事も
あったけどリクエストが多かったらしく、
入れ直したという経緯があります。
理屈抜きで、ホント盛り上がる曲なんだから仕方ないっす。

ではそもそもこの「タオル投げ」の起源はいつなのか?
永ちゃんのファンクラブ会報誌には、その起源は86年の
「FEELIN' COME HA〜HA ツアー」からと記されてます。
あくまでも“起源”ですから、昨今のような恒例行事化は
してなくて最初は感極まったファンが
2、3人投げ始めたという事らしいです。

その当時からコンサートに通い始めた自分の記憶は
曖昧なので、過去に発売されたビデオでチェックすると、
翌1987年のツアーでも
少数の人が投げているのが確認出来ます。
そして毎年投げる人がじわじわ増えていって
1988年「It's only YAZAWA ツアー」の
東京ド−ム公演の頃には今ほどではないにしろ、
かなりの人が投げていて、すっかり恒例化していました。

更にさかのぼり、あのE.YAZAWAのロゴマーク入り
ビーチタオルを、永ちゃんが肩に掛けて
使用するようになったのは、いつ頃なのか?

キャロル解散後のソロ活動当初から
タオルを使って汗を拭いていた永ちゃんが
自分専用に名前を入れたタオルを作って、
肩にかけて使いだしたのが後楽園スタジアム公演のあった
1978年の「GOLD RUSH ツア−」の頃からのようです。
この頃はまさしくE.YAZAWAが
社会現象にもなっていた時期でした。

毎年コンサートでは、
長いキャリアからの予想外の幅広い選曲をしてきて、
ファンを楽しませてくれる永ちゃんのことですから、
初体験の方で「曲の予習をある程度しておきたい」という
熱心な方がもしいても、実際難しいので
上記の恒例2曲を押さえて、なおかつ、
半分近く知っている曲として楽しむための方法は、
まず新譜を聴いておく。

そして70年代のベスト版「E.Y 70’S」と
ライブ版「STUND UP!!」あたりを押さえておけば
バッチリだと思います。
それに去年の武道館のビデオも観れば
もう言うことなしです。

えっ? そんなに予習出来るか!! って?
予習なんてしなくても楽しませてくれますので
安心して観に行きましょう。
永ちゃんって人はそういう、スゴイ人です。

これで初体験の方は、コンサート会場の周辺に、
肩にタオル掛けて闊歩しているファンが何でこんなにも
いっぱいいるのか? という最初の謎が解けると思います。
でもまだ素肌に上下白スーツを着ている人たちを
当日開演前に多数目撃する事になると思いますが、
この謎は体験した後でないと解けないと思います。

次々と謎多き、魅力漢。矢沢永吉。



(編集部)
タオル投げって、お約束のタイミングがあるんだ!
「止まらないHa〜Ha」「トラベリン・バス」ですね。
この2曲、9月15日にやるかどうかはわからないけど、
とりあえず要チェックですね。
池田さん、アドバイスどうもありがとう。
あと、タオル投げるときって、うまく投げられるように
タオルの片端に結びコブ作ったりするんでしょうか?
そのままだと、ヒラヒラしてうまく飛ばない気がします。
そこらへんのことも、教えてくれる人、
メールまってます。

というわけで、
そろそろ準備を始めるぜ、という気の早い人専用に、
“ありがとうが爆発する夜”を予習するコーナーを
作ってみました。もう、自分のために作ってますね。
ヨロシク!

1999-08-03-TUE

YAZAWA
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