みなさん、こんにちは。
深まる秋の土曜日、いかがおすごしでしょうか。
日に日に気温が低くなってくると、
からだも心も、あたたまるものがほしくなりますよね。

そこできょうは
「カワイイもの好きな人々。
 (ただし、おじさんの部)」

というコンテンツをご紹介しましょう。

じつはこのコンテンツの書き手は、
ことしの6月に「ほぼ日」乗組員になった山下哲です。
はじまった当時の2003年から、
すでに40を越えた「おじさん」であった山下が、
これまたおじさんである一般のかたがたに、
「カワイイ」と思うものを
紹介してもらうというものです。

毎回とくに大きな事件が起きるわけではないものの、
なんだか、ほのぼの、
あたたかいきもちになるんですよねえ。
(ちなみに、2005年には、
 書籍化
もされているんですよ。)

ということで今回の「これ、読んだ?」では、
「カワイイもの好きな人々。」の過去の連載の中から、
山下セレクションによる、
とくにあたたまりそうな2本をご紹介しましょう。

(じゃあ、山下さん、あとはよろしく!)

落ちてたものはカワイイ。

こんにちは、山下です。
心があたたまるものを、ということで‥‥。
どの回にもあったかい出会いがあったので
ずいぶんと悩んだのですが、
心を腰の低いオニにして、ふたつ選びました。
まずは、こちら。
もう‥‥ねぇ‥‥。
なにしろ、「落ちてたもの」ですから。
職場の上司のおじさんが、
そこで働く女性社員たちのためにと、
道ばたに落ちてるカワイイものを拾ってくる‥‥。
もう、優しいペーソスに、あふれかえっております。
そんな上司を慕う女性社員のまなざしも、
またこれが、あたたかくて‥‥。
自分でいうのもあれですが、大好きな回です。
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カピバラはカワイイ。

そして、こちら。
文字通り、体の芯まであたたまりそうな回です。
カピバラという巨大なネズミといっしょに、
露天風呂に入ってきました。
あぁ、あれは、まだまだ寒い3月のことでした。
暗いうちから始発電車で伊豆へと向かい、
やっとたどりついた動物園で、
大きなネズミと風呂に入る‥‥。
40を過ぎて、
僕はいったいなにをやっているのだろうと
思いそうになるところを毎回踏みとどまれるのは、
出迎えてくださるおじさんの笑顔に他なりません。
このときも、優しい飼育係さんだったなぁ‥‥。
カピバラと混浴できた瞬間のうれしさ‥‥
お湯のぬくもり‥‥いまだに忘れられません。
またもや自分でいうのもあれですが、
この回は写真がとてもいいと思うんです。
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ハイ、山下さんありがとう。

現在山下は、「postman@1101.comから。」
「カルタ・ド・ニッポン」
「井の頭公園、飛び地」など
毎日たのしそうにがんばっております。
「『カワイイもの好きな人々。』は、
 いつかまた再開させます!」
なーんて言ってますので、
そのときはまたよろしくおねがいします。

それでは、
また次の土曜日に、お会いしましょう。

2007-10-13-SAT

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