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時間
236分
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音質
良寛が剃髪を行った寺院である
新潟県の光照寺で行われた講演。
音源は主催者提供。
周辺ノイズが入るがクリア。
質疑応答はオフマイク。
テープチェンジで欠けた部分を
別のテープで埋め合わせているため
音質が変わる個所がある。
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講演日時:1984年4月1日
主催:雑誌「修羅」同人
場所:新潟県三島郡出雲崎町・光照寺
収載書誌:春秋社『良寛』(2004年)
講
演
よ
り
〈隠遁者としての良寛〉ということは、
僕がいちばんむずかしいと思って
残してきたイメージです。
〈隠遁〉ということは、良寛という名前に
最初につきまとうイメージだと思うけれども、
僕にとっては逆なんです。
詩でいいますと山川草木、花鳥風月に託して
自分の内面性を述べた詩、
そういう詩に託された良寛というのが
〈隠遁者としての良寛〉ということです。
その内面性に入り込む糸口を
どこに持っていったらいいのかということを、
考えてはやめ、考えてはやめてきました。
この、いちばんむずかしい良寛の詩というものを
つかまえるには、「自然」というのが
隠遁者としての良寛の大きな枠組みを決めている、
と考えればいちばんいいのではないかと思います。