ふつうに生きると
いうこと

  • 時間

    79
  • 音質

    ほぼ日刊イトイ新聞
    創刊5周年として開かれたイベント
    「智慧の実を食べよう。
    300歳で300分」
    の講演。他の講演者には、
    詫摩武俊氏、藤田元司氏、
    小野田寛郎氏、谷川俊太郎氏。
    音源はライン録音でクリア。

  • 講演日時:2003年9月13日
    主催:ほぼ日刊イトイ新聞
    場所:東京国際フォーラム ホールC
    収載書誌:ぴあ『智慧の実を食べよう。』(2003年)




僕は、ふつうに生きている人、
あるいはそういう生き方を
すでにやっている人の生き方が、
いちばん価値ある生き方だと、理想としています。
何かを膝にかけて、一日黙りこくって細工物をしている、
何かのデザインを描いたり、
染織物をしたりして、一日終わる。
日常いつでもありふれたことなんですけど、
そういうことで一日を送っているような人が
テレビなんかに出てくると、
これは偉い人だよ、たいしたもんだよと思って、
おれもまねしたいもんだなと思うわけです。