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ほぼ日刊イトイ新聞

2025-03-24

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・いつものセフティ・マッチさんの本のなかでも、
 ちょっと皮肉っぽいものをいくつか集めて、紹介します。

・なんにつけ「騙されねぇぞ」と言いたがる人が、
 幸福そうだったことは、あんまりないな。
 〈『セフティ・マッチ氏の独語集』より〉

・幸福かどうかについて、
 いつも問い続けている人が、
 幸福そうだったことは、あんまりないな。
 〈『セフティ・マッチ氏の散歩のことば』より〉

・幸福であることを、なにかと言いたがる人は、
 きっと幸福なのだろうが、それは他人には関係ない。
 〈『セフティ・マッチ氏の独語集』より〉

・舐(な)められることを、死ぬほど嫌がる人のことを、
 他人は、なんだか舐めているものだ。
 〈『セフティ・マッチ氏の只のメモ』より〉

・失敗は、ほんとうに貴重な経験なのだけれど、
 しようとしてするものじゃないぞ。
 ただ、成功にもそういうところはあるな。
 〈『セフティ・マッチ氏の独語集』より〉

・たいがいは、最初に臭いと言った人が放屁したのだ。
 〈『セフティ・マッチ氏の独語集』より〉

・この世でいちばん強いどうぶつは、
 いちばん逃げ足の速いどうぶつじゃないかな。 
 追いかけたものが馬鹿を見る。
 〈『セフティ・マッチ氏の炉辺談話Ⅱ』より〉

・ちなみに、ぼくは若い時分に敬遠していた
 アランの『幸福論』などをいまさら読んで、
 もっと早く読んでいればよかったと思いました。
 なんか「もっともらしく見えるもの」は、
 若いときは避けてしまいますよね。
 そういう生意気な時代も必要なのかもしれませんが。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
胃腸炎がとても流行っているようですが、気を付けてねー。


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