ゆーないと |
はじめまして!
今日はよろしくお願いいたします。
ネコ好き3人で伺いました。
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美雨 |
今日がミール君、1年目なんですよね。
なので、プレゼントを持ってきました。
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▲2013年2月、ミールくんが秋田にやって来た日。 |
石井 |
ぼくたちのネコ仲間の刺繍作家の友人に
作ってもらいました。
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知事 |
わー、そっくりだ。
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石井 |
1年記念のお祝いです。
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知事 |
そっくりだ、ああ、上手だ。これは似てるわ。
ありがとう。
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美雨 |
表情がね、よく捉えられてますよね。
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知事 |
「ミールくん」は、いい男なんだよ。
やっぱり外国人の顔してる。
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▲日本のネコとは、雰囲気がちがいます。 |
ゆーないと |
やっぱり、1匹だけ外国の方が混ざっている
という感じでしょうか?
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知事 |
そうそう、ほんとね、そうなんです。
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ゆーないと |
知事のお家には、いま7匹のネコが?
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知事 |
プラス、ミールね。合計8匹。
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ゆーないと |
その8匹のことを、伺ってもいいですか?
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知事 |
はい。
一番最初に来たのが、お局「ニャー」。
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ゆーないと |
そのお局さんとの出会いはなんだったんですか?
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知事 |
あのね、わたしが市長になって、
市長の公舎っていうのがあってね、庭が広くて。
(註・知事は、知事になる前は、秋田市長でした)
そこにね、子ネコがいたのよ。
生まれてまだそんな経ってないようなね。
それをね、うちの子どもがね、拾って来たんだよ。
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美雨 |
子どもは、拾っちゃいますよね。
わたしも子どもの頃、拾いました。
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知事 |
その町内っていうのはね、みんなネコがいるんですよ。
保戸野八丁(ほどのはっちょう)っていう町。
そこにあったお風呂屋さんの方が、ネコが好きで
たくさんお世話してたんです。
ところが、その方が亡くなって、
お風呂屋さんももう、廃業して、いなくなったんですね、
どこかへ移ったの。そのときにたぶんね‥‥。
それはわたしが市長になるずっと前の話だよ。
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ゆーないと |
置いて行っちゃったんでしょうかね。
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知事 |
そうだね。そういうこともあったし、
そのあたりは、自然が豊かな住宅街だから、
そこに居ついて、それが野良化してね。
あのあたりは、みんなの家にネコがいますよ。飼ってるの。
その飼ってる他にも、公園だとかにたくさんいるんだけど、
その公園が、市長公舎の庭のすぐそばなんだな。
気づいたら、公舎の縁の下に、居ついた。
それが産んだ子どもが、「ニャー」なんだな。
トラ系のね。ニャーニャー、ニャーニャー、泣くんだよね。
だからね、もう最初から、ニャーニャー、ニャーニャー、
だから名前も「ニャー」なんです。
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ゆーないと |
それまでは、「この街にはいっぱいネコがいるな」
ぐらいに思ってて、とくに見向きもしなかったけど……。
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知事 |
飼ったよ。
そしたら同じようにね、ちょっと経ったら、
「アシシロ」っていうやつが来たの。これはオス。
すっかり居ついちゃった。
気まぐれに出たり入ったりしてたけどね。
さらにね、「シロチビ」ってのがいたんだ。
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▲佐竹家のお局ニャー(奥)と、アシシロ(手前)。 |
美雨 |
すでにそこで3匹ですね。
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知事 |
これもね、野良で来た。
これはね、3歳のとき、外へ飛び出して交通事故で
亡くなっちゃったの。いまは、お墓にいます。
ほら。
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▲シロチビの写真を、ケイタイの待ち受けにしている知事。 |
美雨 |
ああーっ、かわいい。きれいなネコ。
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知事 |
まあ、そうこうしてるうちにね、
わたしが知事になったもんだから、
市長公舎から引っ越ししなきゃならない。
ところがね、その時点で、市長公舎の縁の下だとかね、
そこらへんにいたネコが、4匹。
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美雨 |
家に2匹いて、さらに縁の下に4匹‥‥。
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知事 |
次の市長さんは、市長公舎を壊して、
保育所を建てる予定だって。
そうするとね、居場所がなくなる。ネコちゃんたちの。
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ゆーないと |
そうですよね。
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知事 |
工事で居場所がなくなって、
しかも新しい建物だと、縁の下なんかないからね。
それで娘も息子もね、かわいそうだ連れて行こうって、
4匹。
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美雨 |
そこで6匹になったと。
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知事 |
知事公舎に行ったら行ったで、
生まれたての栄養失調で死ぬか生きるかみたいなのを
息子が拾って来たの、それで7匹になった。
それに「ミールくん」が入って8匹。
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美雨 |
じゃあ、娘さんと息子さんも、
小さいときからネコ好きだったんですね。
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知事 |
うん。
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ゆーないと |
この8匹は、お家ではどういう生活なんですか。
派閥とかもあるんですか?
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知事 |
あのね、「アシシロ」と「ニャー」はね、
どちらもやはり高齢ですから、
人間のわれわれと一緒にいます。
もうガリガリもやらないしね、寝てばっかだしね、
それで寝るときは一緒に寝たり、自分の寝場所がある。
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美雨 |
14歳くらいとなると、だいぶ高齢ですね。
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知事 |
ほかの4匹はね、それまで一緒に暮らしてなかったんだよ。
一緒の敷地の中にはいたけども。
そのときもようやく捕まえて、連れて来たもんですから、
場合によっては逃げる子たちなの。
それで知事公舎の2階のひと部屋に、
フィルム貼ったりね、脱臭機つけたりして
部屋を作りましたよ。
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ゆーないと |
ネコちゃん用のお部屋なんですね!
脱走したりはないんですか?
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知事 |
あいつらはそこが自分の寝場所だと思ってるから、
パッと1階に来ても、ちゃんと帰るんだな。
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石井 |
その2階の部屋に。
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知事 |
うん。一定の時間になると帰るね。
だから「ニャー」と「アシシロ」は、自由にわれわれと。
5匹はときどきフリーにしてね、廊下走り回ったり。
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ゆーないと |
7匹いる中に、「ミールくん」という外国の方が
やって来たと。
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知事 |
最初にね、ロシアのプーチンさんからもらったんだから、
そのネコ部屋には入れられないと思ってね。
特別扱いして、でっかい、人が入るような
ケージを買ったんだよ。
そしたらね、2日経って、ケージから出したら、
あと、喧嘩はしないんだな。
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ゆーないと |
最初は「シャー!」とか威嚇するようなことは
あったんですか?
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知事 |
しないんだよ。どういうわけかね。
たぶんほかのネコたちはこういうでかくてね、
フサフサのネコを見たことないから、
「ミールくん」のことをネコと思ってないのかもしれない。
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石井 |
えー! 大きいんですか、かなり。
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知事 |
8キロある。
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ゆーないと |
8キロ! わたしたちのは、だいたい4~5キロなので、
相当大きいですね。
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知事 |
このときは4キロちょっとでした。
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▲やって来たときは、まだ4キロだったミールくん。 |
知事 |
いまはドスン、ドスンって。
それでね、「ミールくん」がおもしろいのは、トイレもね、
システムトイレだと、しないんだよな。
他の子の普通のトイレにしちゃうんだ。
エサも高級なやつは、あまり食べない。
まあ、われわれもね、あまりお上品な
懐石料理を毎日っていうよりも、
ごく庶民的なのがいいもんね。
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ゆーないと |
ミールくんは、ご家族の中で誰に一番なついてますか?
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知事 |
うーん、あまりな、男にはつかないんだ。
夜は、娘と一緒に寝てますよ。
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ゆーないと |
娘さん、うらやましい!笑
「ニャー」とか「アシシロ」は?
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知事 |
まあ、ここらへん、うろうろ。
どちらかというと、メスは男につくな。
オスは女性につくな。
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美雨 |
そうですよね。
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ゆーないと |
わかります、それ。
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知事 |
「ミールくん」は、敵愾心ってないんだな。
だからね、お腹撫でるとガーッて。
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ゆーないと |
へーっ。
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知事 |
人懐っこいっていうかね。
お腹なんて、オチョチョ、オチョチョってやると、
ああーっ。
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▲「オチョチョ」をやられた時の、ミールくんの「ああーっ」。 |
ゆーないと |
す、すみません!
あの、「オッチョチョ」についてなんですけど。
前からテレビなんかでもその言葉をおっしゃってて、
気になっていまして‥‥撫でてる音?
掛け声みたいな感じですか?
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知事 |
「おお、よしよし」なんです。
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一同 |
ええ!??? |
知事 |
「おお、よしよし、おお、よしよし、よしよしよし……
オチョチョオチョチョ」 |
一同 |
(笑) |
美雨 |
秋田弁かなんかなのかなって思ってました(笑)。
(知事、ひょうきんです! つづきます) |