銀座の中心地からちょっと離れた場所に
期間限定で一冊だけの本をとりあげて、
展覧会を行う「森岡書店」があります。
オーナーは森岡督行さん。
一冊の本に正面から向き合い、
著者と読者のあいだをとりもってくれます。

この「森岡書店」で、
本格的に「編み物」のシーズンが始まる
10月の末、10月31日から11月5日まで、
三國万里子さんの作品集「うれしいセーター」を
とりあげていただくことになりました。

本は去年の12月に発売をしている既刊本ですが、
作品のほぼすべてがセーターという大物であることから
「自分に編めるかな？」とおもって躊躇されていた方にも
「まだ他にも編むものあったから」といって
去年は購入を見送られた方にも、
あらためてお手にとっていただける機会ができました。

お店には、「うれしいセーター」の他にも、
三國さんのあみものキット「Miknits」の中から、
森岡さんチョイスの「セーター」のキットを販売します。

さらに、今回の大きなニュースとしては、
三國万里子さんの手編みの小作品が展示販売される予定です。
実は、三國さんの手から生まれた作品が
展示販売されるのはとても久しぶりのことです。

以前にも「ほぼ日」でも特集をした
「めぐすりポーチ」をベースに、
三國万里子さんが思うままにアレンジをした
（やや）ワイルドなポーチと
これまた、自由でかわいい人形たちです。
毛糸で人形というと、かぎ針編みのことが多くありますが
三國さんは棒針で編みます。
見慣れた毛糸の人形とはひと味ちがいます。

両方ともに、編み物のアレンジというのは
こういう風にもできるのだと参考になるとともに、
いつもは、三國さんの作品の隠し味のようになっている
ロックな部分がひょこっと顔を出していて、
心の温度があがる気持ちになります。

こちらは、先着順での販売となりますが、
展示は最終日までしております。

会期中は、三國さんもときおり店番をされる予定です。
すでに、お手元に「うれしいセーター」をお持ちの方も
そうでない方も、ぜひ「森岡書店」に
気軽にお立ち寄りください。

森岡さんがお店にいらっしゃれば、
お店のまわりのおいしいものやおもしろそうなお店を
紹介してくれるはず！
「森岡書店」から銀座までの散歩も楽しいですよ～！