「ぼくよりも、いいコピーをかいてほしいのです。」 そんな糸井重里の一言から 「ほぼ日手帳コピー大賞」は、はじまりました。 いまどき「ハガキのみの受付」という応募方法で 8月9日〜31日の23日間募集したところ、 予想をはるかに越える 計13,104通のハガキがあつまりました。 糸井重里は2日間かけてそのすべてに目を通し、 金賞1名、入賞2名、特別賞1名を選びました。 そして、この4本のコピーを、 アートディレクターの秋山具義さんが ポスターにしてくれました。 秋山さんのコメントとともにご紹介します。
<秋山具義さんからのコメント> すすめた人とすすめられた人の関係性を、 2本のしおりでハートを形づくることで表現しました。 また、アートディレクターという職業の人は 1つのコピーからなにか発見したいな、と思って ずーっとコピーを見るんですね。 この金賞のコピーは、 最後に「好き」という言葉があるでしょう? そして、2行にして頭の2文字を縦に読んだときも、 「すき」となるんですよ。 しおりでつくったハートの中に この頭2文字「すき」を入れることで、 2人のつながりが伝わってくれるといいな、と思います。
<秋山具義さんからのコメント> 手帳が応援してくれるっていうことを どう表現しようかな、と思いながら 2014年版のカバーラインナップを見ていたら、 アンリシリーズのカバーに刺繍されていた この生き物が歩いているのがかわいくて。 人がこの生き物の上に乗れば、 どこかに連れていってくれそうだな、と思ったんです。 ちいさなところですが、 1年間応援してくれる手帳ということを この部分で表現しました。
<秋山具義さんからのコメント> ぼくはこのコピーから、一年間だけじゃなくて、 何年もつかった「実感」のようなものを感じました。 このポスターの写真に使われているのは 実際にぼくがつかってきた「ほぼ日手帳」です。 ずっとつかっていると、 どうしても手帳の側面が汚れてくるんですね。 このつかっていた形跡が、 「思い出」につながると思いました。 また、こうやって手帳を積み重ねることで、 自分の思い出も地層のように 積み重なっていくことを表現しました。
<秋山具義さんからのコメント> 思わぬところで有名人を見かけた喜びを 「手帳に残したい! しかもほぼ日手帳じゃないとダメ!」 という気持ちが 素直にコピーになっていておもしろかったので、 その想いをストレートにデザインにしてみました。
ご参加いただいたみなさま、 そして、このコンテンツを たのしみに見ていただいたみなさま、 ほんとうにありがとうございました!
2013年9月10日に行われた「ほぼ日手帳コピー大賞」の結果発表会の動画です。 約47分ありますので、どうぞ、ゆっくりご覧ください。