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ほぼ日手帳

糸井重里

・昨日、「歌謡喫茶」で燃え殻さんに会えたので、
 言いたくてたまらなかったことを直接本人に言っちゃった。
 ぼくが、いまいちばん一所懸命に見ている韓国ドラマ
 『誰だって無価値な自分と闘っている』の主人公と、
 燃え殻さんが似ているんだよということを。
 顔が似ている、というわけでもないか。
 写真を並べたらぜんぜん似ていないかもしれない。
 いや、いま実際に主人公役の「ク・ギョファン」の写真と、
 燃え殻さんの写真を検索して比べたら、似てなくはない。
 あと、もうひとり「山崎まさよし」も似ている気がする。

 顔や髪型も、もちろん重要なのかもしれないが、
 それよりは「ムード」が似ているんだよなぁ。
 なんか、口では言ってないような好みだとか、
 どんな姿でこの世界にいたいか、というようなことが。
 そのドラマを見てない燃え殻さんは、
 もちろん肯定も否定もしてなかったけれど、
 ご本人にも見てほしいなぁとつよく思っている。
 ただ、第一話のなかで、
 主人公のファン・ドンマンは、
 すっごく迷惑なやつとして登場するので、
 「燃え殻さんを最低にしたようなやつ」
 にしか見えないかもしれないのが申しわけない。
 ぼくも「こんなやつ実際に近くにいたら困るよなぁ」と、
 ちょっと距離をおいて見はじめたくらいだから。

 とにかく脚本がおもしろいんだと思う。
 主人公の出てない場面からひとつ見繕ってみよう。
 例えば、脇役どうしの夫婦の言い争いの場面。
 「俺への愛はあるのか?」と夫の映画監督が怒る。
 映画会社の社長(上役)でもある妻がこう返す。
 「結婚生活20年で、愛ですって? 
 ”ない”と答えても心は痛まない。
 ”ある”と答えたって何の得にもならない。
 よく考えるのね」って。
 夫も、おっとっとだよね。

 「歌謡喫茶」での話の続きを、そのままここで書いた。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
こんなふうにゴールデンウィークが幕を閉じてしまうのだ。

昨日のコラムを読み逃した方はこちら。

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