糸井重里
・あるとき、思ったことがある。
広い道路を漠然と眺めながら、「ずいぶん広いなぁ」と。
片側3車線とかの道路だったら、計6車線分だからね。
それに両サイドの歩道とか足したら、すごい面積なんだ。
ちょっと小さめのビルだったら、いくつだって建つよ。
道って、人もクルマも通ってないと、空っぽなのだ。
そこに人が住めるわけでもないし、店もない。
道というのは、図形でいえば「線」みたいなもので、
道路の面積について、ふだん、人は考えないんじゃないか。
行ったり来たりするものだから、広さでは考えないよね。
ただ、実際にはすっごく面積があるのだ。
そして、その道というものをつくるのには、
とんでもない労力と材料とお金がかかるらしい。
いや、道をつくったことないから知らないんだけど、
想像してもわかるよね、ある程度の幅の道路を、
1メートルつくるだけでも大変なことだろうよ。
昔の時代の道なんて、もっと大変だったと思うなぁ。
そして、道があるかないか、道が通ったか通らないかが、
人間の社会にとってものすごく大事なことなんだよね。
もう、水源の確保とかと同じように、
昔から道は大事に考えられてきたんだろうな。
そこに住めない建てられない、そして生み出せない。
しかも、その道を守るための管理にはコストがかかる。
「行ったり来たり」のためにだけ、道があるのだが、
その「行ったり来たり」こそがいのちなんだよなー。
ほら、人間だって、血液の通り道である血管が、
太いの細いのくまなく全身に張り巡らされていて、
死んじゃうとその「行ったり来たり」が止まるんだよな
(いまChatGPTで気軽に調べたら
「人間の血管の総延長は10万キロメートル」だって。
それは地球を2周半するほどの長さだと)。
いろんなものごとの喩えに、道はよく使われるけど、
あらためてすごいものなんだねーー。
すでにある道を行ったり来たりすることも大事だし、
なかった道をつくって進むということもすごいなぁ。
おやじが「マイ・ウェイ」を歌う気持ちがわかるわぁ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
茶道とか書道とか、道にすると、みんなが通れるようになる。
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