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ほぼ日刊イトイ新聞

2024-07-15

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・高校生のころまでは、朝の8時半というと学校にいたなぁ。
 たしか、8時半までには教室のじぶんの席に着いていて、
 出欠を確かめられていたような気がする。
 っていうことは8時ちょっと過ぎには家を出ていたのか。
 逆算すると、7時過ぎには起きていたということか。
 ほんとうか、じぶんがそれをしていたことが信じられない。
 高校のあとは、もうそういう時刻表から抜け出していた。
 それにしても、9時とかに用事があることはあったよなぁ。
 なんにせよ、いつごろからかは夜型の生活になって、
 夜中はいつまででも起きているけれど、
 朝は起きたくないという「人生」になってしまった。
 ちゃんと朝から働いている人たちからしたら、
 ふざけた暮らしぶりだと思うかもしれない。
 自堕落とか怠け者とか、そういうことも思われるかな。
 いやぁ、総合すると人並みには働いているつもりだけれど、
 とにかく朝の時間にはほとんど眠っているのだ。
 そして、そのような生活が半世紀も続いていて、
 そういうことでもう世間に認めてもらいながら生きている。

 ただ、旅の予定が入ってきたり、旅先での行動によっては、
 夜中まで起きていて朝は寝てますというわけにもいかない。
 他人には同情されないかもしれないが、
 けっこう辛い思いをして朝に起きるということになる。
 朝に起きるからといって、早寝するというのもむつかしい。
 だから、めずらしく早起きした1日は眠いまま過ごす。
 これも、笑われたりはするけれど同情はされない。
 がんばるしかないのだということは覚悟してきた。

 そういうじぶんなのではありますが、今回、実は旅先で、
 朝からの行動が予定の中心になっていてね。
 どうしましょうとドキドキしていたのだけれど、
 前夜に仕事を済ませておいて、温泉につかって、
 導眠剤を飲んでベッドに入るということをしたら、
 なんと、すっごくうまくいってしまったのであります。
 いちばん重要なポイントは、温泉と導眠剤と、
 夜の12時前に「今日のダーリン」を書いておくことだね。
 その3つの要素がすべて揃わないと早寝はできない。
 しかし、それがぜんぶできたらうまくいく自信がついた。
 というわけで、この、この文章も、
 日付が変わる前に書いているのでございます。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
しかしまぁ、よくこれまで夜型の生活で押し通してきたよ。


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