ちいさなレシピを1ダース。
 
NO3
 
 
シュー:牛乳大3、油大1、砂糖小1を入れ中火にかけ、沸騰したらふるっておいた薄力粉大3を手早く加え、30秒間練って火を通す。ボウルに移し溶き卵1個を4回に分けて加える(毎回しつこく練って混ざるまで)。スプーンで4等分して天板に落とし(広げない)、180度で25分焼く。#LR1
なかしましほ

2012-06-08(FRI)


●このページへの参加方法

・完成したおやつをパシャッと撮影、
 写真付きでツイートします。

・ハッシュタグは→ #LR1 (かならずつけてくださいね)

・レシピに関する質問には、ほぼお答えしない企画です。
 140文字以下のちいさいレシピに想像をふくらませて、
 それぞれのおやつをつくりましょう!

・おやつの画像は、翌週水曜日の午前11時が締め切りです。

・翌週の木曜日には、ツイートされたおやつ画像のなかから、
 なかしまさんが「なかしま賞」を選定します。
 「なかしま賞」には、
 フードムードのクッキーBOXをプレゼント!
 (海外の方には、別のものをご用意いたしますね。)

・同じく木曜日、そのレシピでできるおやつのことを、
 なかしまさんがじっくり解説してくれます。

・ツイッターのことがよくわからない方は、
 メールで画像とメッセージをどうぞ。

 

みんなのツイート

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みんなのおやつ画像
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5つめのレシピは、シュー、
つまり、シュークリームの皮の部分です。
このコンテンツをはじめた時から、
何度か頭をよぎったシュー。
みんな大好きなおやつを
紹介できたらいいなあと思っていました。
ただ一般的なシューのレシピって、
いろんなコツが満載で、
ちょっと作るのに気合いが必要だったりします。
あとは前に作ったけど
うまく膨らまなかったって声もよく聞きます。
だからこそ、そんなハードルを
ぽーんと飛び越えてほしかったんです。
140文字のレシピなら、
それができるんじゃないかなって思ったんです。
膨らんでも膨らまなくても、
みんなに楽しんでほしかったので、
なんだかいつもより鼻息が荒いつぶやきが
多くなってしまいました(とほほ)。

みなさん作ってみてわかったと思うのですが、
シューは、ポイントさえわかれば
決して難しいお菓子ではありません。
粉と水分をしっかり練って加熱することで、
生地が水分をぐっと含んで、
焼いた時にそれが水蒸気となって
ぐんぐん生地を膨らませるのです。
なのでその状態にするためには、
中火で30秒間しっかり火を通すのがポイント。
あとは卵を加えて根気強く練っていけば、
ほわっとふくらんだシューができあがります。

形がへんてこでも、ちょっぴり縮んでもいいんです。
いろんな表情が、たまらなく愛おしいと思います。
また、作ってくださいね。



140文字以上のくわしいレシピ


【材料】(4個分)
 牛乳 大さじ3
 油 大さじ1
 砂糖 小さじ1
 薄力粉 大さじ3
 卵 1個

*材料、計量のこと
 卵:Mサイズを使いました。
 油を計る時は「黒ごまスティック」をとてもくわしく、
 のページを参考に、しっかり計ってくださいね。

【下準備】
・オーブンは180度に予熱します
・天板にオーブンシート
 (オーブン用のくっつかない紙)を敷いておきます。
・薄力粉はふるっておきます。
・卵を溶いておきます。

【作り方】
1.鍋(片手で持てる、
 直径15~18cmくらいのテフロン加工の
 鍋やフライパンがおすすめです)に、
 牛乳、油、砂糖を入れて砂糖を溶かすように軽くゆすり、
 中火にかけます。
 この火加減がポイントです。
 強火でも弱火でもなく、中火にしてください。
 放っておくと、淵からふつふつ沸騰してきますが、
 真ん中まで大きい泡がたち
 しっかり沸騰するまで待ちます。
 この状態になったら、
 火はつけたまま薄力粉を一気に入れ、
 ここから30秒計りながら練っていきます。
 へら(耐熱のゴムべらが使いやすいです)で
 手早く全体を混ぜ
 (一気に全体を混ぜないとダマができやすいので注意します)、
 鍋底に生地をへらでぎゅっと押し付けたり、
 全体に散らしたりして、まんべんなく加熱すると、
 だんだん鍋底に薄く膜がはってきます。
 (強火だとすぐに膜がはって焦げてしまいますが、
  中火で30秒なら焦げません)
 長く加熱しても水分が飛びすぎてしまうので、
 30秒、長くても40秒を目安に手を止めます。
 ぺたぺたした餅のような生地になりました。

2.1の生地を手早くをボウルにうつします
 (鍋のままだとこれから加える卵に
  火が入ってしまうので注意)。
 溶き卵を少量ずつ4回に分けて加え、混ぜていきます。
 まず最初の1/4量の卵を加えます。
 へらで切り混ぜて全体に卵を行き渡らせるようにして、
 つぎにへらでぎゅっと押し付けるようにして
 生地に卵をなじませて練っていきます。
 最初は卵が分離してなかなか混ざりませんが、
 根気強く混ぜていると
 とろとろした感じがなくなってなめらかなになり、
 さらになじんでぺたっとした感じまで
 卵がしっかり混ざってきます。
 ここまで混ぜたら次の1/4量を加え、
 同様にしっかり練っていきます。
 最後の卵を入れるとぽてっとした固さの生地ができます。
 この時トロトロの状態になるようなら、
 粉を入れた時の加熱が足りていないか、
 卵の量が多かったのかもしれません
 (粉を入れた時の加熱が足りていれば、
  よほど大きな卵でない限り、
  本来は1個入れるとちょうどよい固さになるはずです)
 この固さはすこし幅があっても大丈夫です。
 へらで生地をすくって落としてみてください。
 へらについた生地の先が逆三角形になるくらいの固さだと、
 できあがりのシューはやわらかい食感に、
 すくい落とした時、ぽてっとちぎれて落ちるくらいなら、
 もう少ししっかりした食感の生地になります。
 これは卵の量で加減することができます。

3.できあがった生地を、
 スプーンで4等分して紙を敷いた天板に落とします。
 焼いてるうちに広がってくるので、
 押し広げないようにします。
 形が気になる場合は、
 水をつけた指先でちょんちょんとさわって整えます。
 もっときれいにしたい場合は、
 ジップロックなどの固めのビニール袋に生地を入れ、
 1つの角をちょんと切って、生地をしぼり出しても。
 この場合も広げずに高さが出るようしぼります。

4.180度に予熱したオーブンで25分焼きます。
 途中でオーブンをあけると温度が下がって
 生地が膨らまなくなるので気をつけて。
 生地の割れ目からしっかり膨らんで
 よい焼き色がつけばOK。
 オーブンから出して冷まします。
 しっかり膨らんだシューも、
 冷める間にほんの少し縮みます。
 ただしぺっちゃんこに縮んだ場合は
 焼き足りないのかもしれません。
 オーブンによって固体差があるので、
 焼き時間を10~15分のばしたり、
 最初の10分を200度にして試してみてください。

*倍量作る時は?
 2倍量までで作ることをおすすめします。
 基本的に行程は変わりませんが、
 粉を入れて中火で30秒練るところを
 きもち長めにしてみてください。



シューの作り方を動画で"

粉を入れて30秒練った状態や、
卵を加えた後の生地の固さなどをしっかり伝えたいと思い、
今回は動画も用意しました。
ぜひ参考にしてみてください。






140文字以上のくわしいレシピ


甘いもの:
・生クリームにお砂糖を加えて泡立てたもの、
・カスタードクリーム 
 材料: 薄力粉 大さじ1、砂糖 大さじ3、
     牛乳 150ml、卵黄 1個分、
     バニラエッセンス(バニラビーンズでも)少々
 作り方:ボウルに砂糖、薄力粉をふるって加え
    (バニラビーンズを入れる方はここで)、
     牛乳を少しずつ加えて泡立て器でよく混ぜる。
     卵黄も加えてさらに混ぜ、小鍋に移す。
      *ざるで濾していれるとだまになりにくい。
     中火にかけ、焦げやすいので絶えず練りながら、
     全体がしっかり沸騰したら
     さらに1分加熱して粉に火を通す。
     容器に移し、膜がはりやすいので
     表面にぴったりラップを張って、冷ます。
・カスタード+泡立てた生クリームを好みの量混ぜたもの
 (この場合の生クリームはお砂糖を入れず泡立てます)
・泡立てた生クリーム+あんこ
・抹茶カスタード(粉をふるう時、少量の抹茶も一緒に加えます)
・アイスクリーム

しょっぱいもの:
・ポテトサラダ
・ハム+きゅうり
・刻んだゆで卵+マヨネーズ

などなど。



発表! なかしま賞!!
こどもの頃、家に帰ったら
お母さんがこんなおやつを用意してくれてたら、
なんてしあわせだろうと想像しました。
並んでる姿が、なんともおいしそうです
(@Uhtan8)さん
手作りのおやつ、なんて、
専業主婦でもないと無理!
と思っていたけれど、それは大間違いでした。
我が家にも定着しつつある、週末の手作りおやつ。
サックリ焼けた、大好物のシュークリーム。
おやつって、楽しい!


2012-06-14(THU)


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