できることを、しっかりこつこつやっていく(5月7日)

・今日は早起きして、仙台に向います。
 この前は、山形空港からバスで遠回りして行った仙台に、
 こんどは新幹線で直接に行けます。

 復旧、とことばで言うのは簡単ですが、
 延々と続く長いレールが点検され、修理され、
 そこを走る車両が、駅が、人びとが、
 これで大丈夫ということを確かめられ、
 ぼくらは座席に座ったまま、東北に行けるわけです。

 新幹線以外の鉄道路線も、高速道路も、
 次々に機能してくれているようです。
 ぼくは全体を見通せるような目を持っていないので、
 なにがどう復旧して、どこがどうまだまだなのか、
 ほんとうにはわかっていないのですが、
 東北で地震や津波の被害にあった場所と、
 それ以外の場所とが、徐々に、
 つながってきているように思えます。
 
 ひとつ、この時期に言うことではないかもしれませんが、
 東北への往来は、このことを機会に、
 いままでよりもひんぱんになっていくかもしれない。
 「東北に行こう」ということを、思いつく。
 それが、いままでよりも多くなっていくんじゃないかな。
 期待も込めて、そんなことを予感しています。

・仙台に着いてからの予定は、
 追い追い、着いてからお伝えする、かもしれません。
 縁ができた人の案内で、いくつかの場所に行きます。
 そのあとは、東北がいきいき動いていくための計画を、
 スタートさせている人たちとお会いします。
 
 とにかく、ただの個人として行ってきます。
 鉄道を直している人たちのことも、
 特別に報道されているわけじゃなかったけれど、
 ちゃんとつながって復旧してくれましたよね。
 そういうふうな動きが、理想だと思うんです。
 できることを、しっかりこつこつやっていくと、
 「ほら、こんなに」というようなことができる。
 東北が学ぶことは、日本中が学ぶことだと思ってます。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
本日、ぼくのツイッターのほうも1周年になっていました。

「今日のダーリン」より