ブータンにいます(5月17日)

・さて、ぼくらはブータンにいます(の、はずです)。
 羽田の飛行場に行く直前、
 荷物のパッキングの仕上げが「MacBook」を詰めること。
 この原稿を書いて、詰めて、ふたを閉めるわけです。
 
 今回、ブータンに行くのは、
 すっごく建前的に言えば、仕事なのであります。
 「ほぼ日」で適当に連載されていて、
 単行本として出版もされている『黄昏』シリーズの、
 まぁ、その、ブータン篇をつくるのです。
 南伸坊さんも、ぼくも、いい『黄昏』をつくろう、
 最高の「ばかなはなし」をしようと、
 緊張感にうち震えつつ心の準備をしております。
 ‥‥そう見えないかもしれませんけどね。
 
・ブータンは、ヒマラヤでございます。
 ヒマラヤとは、高いところです。
 高いところが苦手な永田さんなんかもいますが、
 こういう高さに関して、
 「高所怖いじゃねぇか症」の人は、どうなんでしょう。
 じわじわ高くなるのは平気なのかしらね。
 
 それはそれとして、ぼくは、
 この旅に臨んで、ひとつの視点を持つことにしました。
 このヒマラヤという高地が、かつては
 海の底だったということです。
 いちばん高いところで、かつては海の底だった場所。
 この山脈のおかげで日本には雨が多くて、
 緑が豊かなんだとかも聞きましたけど、
 もともとは海の底だったなんてねぇ‥‥。
 それを思いつつ、あたりをきょろきょろしてみようと、
 そんな裏テーマを持って、ブータンを訪れます。

・『しょうがシロップ』、いよいよ発売の日ですね。
 13周年記念企画『野球で遊ぼう』のチケット、
 高い席から売れちゃったけど、まだ、席はある‥‥かな。
 この日ならでは、おたのしみもあるし、よろしくね。
 メディアラボの石井先生の話も、加速度ついてるし、
 ギアナのロケット発射中継部も、恋歌も、きのこも、
 ぼくの留守中も、くれぐれもよろしくお願いしまっす。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
ブータンの地からも、震災を考えてみたいと思ってます。

「今日のダーリン」より