気仙沼の「すごい魅力」を改めて(10月3日)

・気仙沼では、建築や土木関係の人たちの手が、
 まったく空いてないのだそうです。
 それはそうですよね。
 がれきの撤去、整地、修理、改築、新築‥‥。
 どれも急ぎで、いくらでも必要ですから。
 近県の職人さんたちの応援があっても、
 まだまだ足りないらしいです。
 
 そういうなかで、ぼくらの
 「ほぼ日気仙沼支社(仮名)」は、
 とにかく場所だけは決まりました。
 もちろん、まだ契約もできてないですし、
 内装も設備も、すべてこれからです。
 でも、「ここに集まろう」という場所ができたのは、
 なによりも大きな足がかりです。
 
 「内装の仕事をやりましょう」と言ってくれて、
 京都から同行してくれた三浦さんは、
 いまの青山の事務所の内装もお願いした人で、
 ほんとうに頼りになるのですが、
 気仙沼での仕事は、なかなかの難問になると思います。
 
 でも、難問をどう解いていくかは別として、
 気仙沼の景色や、食べもの、そして人々には、
 すっかり惹きつけられてしまったようです。
 やっと連続テレビ小説『おひさま』が終った
 「丸山徳子さん」こと樋口可南子も、
 はじめてここを訪れたのですが、
 「すごい魅力」に興奮していました。
 
 どう言えばいいんだろう。
 帰りの新幹線に乗ったくらいから、
 あの広い地域がまるごと被災したんだ、
 という事実を思い出すのですが、
 現地に足を着けている間は、
 「もともとのきれいな風景」のことだとか、
 「さぁ、これからだぞ」という話ばかり聞いているので、
 ずっとポジティブな気持ちでいるんですよね。
 「闘志みたいなものが湧いてきた」と、
 東京への帰り道に「丸山徳子さん」は言いました‥‥。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
新しい月になって、新しいいいことがあるかもしれないね。

「今日のダーリン」より