あやや

じゃあ、木村拓哉さんの
『アイムホーム』いきますか！
これは、原作が石坂啓さんのマンガなんですが、
お読みになりました？

森下

読んでないです。

荒井

ぼくもまだ読んでないです。

あやや

私、読みました。おもしろいです、原作。
それでね、あの、言ってもいいですか？

──

それでは、一同を代表して、お答えします。
「言うんでしょ！」

あやや

私、思いました。
「ついに、あややの気持ちが
　木村拓哉さんに届いた」と！

森下

どういうこと？

荒井

どういうことですか。

──

どういうことなのよ。

あやや

ずばり、おもしろい原作がついた
しっかりと骨組みのあるドラマの
真面目な役に取り組むという、
いわば王道に帰ってきてくださったのです！
私、こういう木村拓哉さんを待ってました。
その、つまり、あの、
『安堂ロイド』もいいんですけど‥‥。

荒井

ああ。

森下

ははぁ、なるほど。

あやや

あまり多くを語りませんが、
お話はおもしろいですからね。
この役を木村さんがどう演じてくださるか、
ほんとにたのしみです。

荒井

あの、ワタクシも注目していることがあります。
‥‥言ってもいいですか？

あやや

おお、荒井先生、
初の「言ってもいいですか？」。

森下

どうぞ、どうぞ。

荒井

注目しているのは、木村拓哉さんが、
はじめてテレビ朝日で
連ドラをやるってことです。

あやや

そうそうそう、そうなんですよー！

森下

うん、うん。ワクワクしますね。

──

そうなんだ？

荒井

時代劇で『宮本武蔵』はありましたけど、
連ドラははじめてなんですよ。

あやや

満を持しての、テレ朝。

──

すみません、よくわからないので訊きますが、
どこのテレビ局のドラマかっていうのは、
そんなに違うものですか。

荒井

違うでしょうねぇ。

あやや

だって、米倉涼子さんを例にとると、
テレ朝では、すっごくおもしろくて、
視聴率も記録的ですからね。
だから、やっぱり相性ってありますよね。

──

しつこく訊いてすみません。
役者さんも、脚本家の方も、
いろんな局でお仕事をされますよね。
ということは、局によって
ドラマが変わるということは、
プロデューサーとテレビ局がセットなんですか？

あやや

ええとね、森下さん、どう思いますか？

森下

プロデューサーもそうなんですが、
演出家がテレビ局とセットだったり、
枠とセットだったりするからでしょうね。

あやや

あー、なるほど。

荒井

視聴者はわりとイメージでとらえるんですよ。
ここの局の、この枠のドラマは
いつもこういう感じだなあ、って。
だから、たしかに演出によるところは
大きいんじゃないでしょうか。

──

「演出」かあ。
あんまり意識したことなかったなぁ。
いや、勉強になりました。ありがとうございました。
すいません、お話の途中でした。
木村拓哉さんとテレビ朝日の組み合わせ。

荒井

はい。ただ、テレ朝が得意なのは、
「医者」か「刑事もの」なんですけど、
今回、そのどっちでもないんですね。
はたしてそれで、テレ朝のよさが出るのか？
そのあたりに注目していきたいです。

あやや

そこ、たしかに、気になりますね。

森下

そうなんですよね、医者でも刑事でもない。

荒井

ジャンルとしては、この『アイムホーム』、
ミステリーっぽいんですかね？
予告を見たんですけど
上戸彩さんがお面を‥‥。

あやや

そうそう、お面を被ってるんですよ、原作も。

荒井

それがなんだか怖いというか、
ちょっとゾクッとする。

あやや

原作もああいう感じなんですよ。
もっと言うと、子どももお面なの。

──

なんでお面なの？

あやや

主人公が記憶喪失になっちゃって、
直近５年間の記憶をなくしてるんです。
で、そのあいだに結婚しているから、
妻も子どもも、顔が仮面に見えてしまうという。

──

あ、じゃあ、お面の演出は、
木村さんからの目線を描いている。

あやや

そうそうそう。

荒井

実際に上戸彩さんが動いているところで、
パッと白いお面になっちゃうんですよ。
それが映像としてホラーっぽく
見えたりもするんですよね。

あやや

あの、木村拓哉さんで記憶喪失というと、
どうしても思い出してしまう
大好きなドラマがひとつありまして。

森下

『ギフト』！

あやや

そう、『ギフト』！　おもしろかったですよねー。
まぁ、今回の『アイムホーム』は
マンガの原作もあるし、ぜんぜん違うんですけど。

森下

この原作のマンガって、
10年ぐらい前にドラマ化されてますよね。

荒井

そうそう、ＮＨＫで。

──

‥‥ほんと、よく憶えてるなぁ。

あやや

あと、このドラマ、メンツがすごいですよ。
もう、大河かというくらい、脇も充実。

荒井

いいポジションに香川照之さんがいる。

森下

渡辺いっけいさんもいますし。

あやや

西田敏行さん！

──

あ、なんか、
『半沢直樹』に出てた人が多いような。

荒井

上戸彩さん、香川照之さん‥‥
あ、及川光博さんもいる。
ほんとだ、ちょっと『半沢』っぽいですね。

あやや

やっぱりたのしみだなぁ‥‥。
あと、ちょっとうれしいのは、
木村さん、髪の毛切ったじゃないですか。

森下

切りましたねぇ。

あやや

個人的には、うれしいです。
大人の男への階段をのぼった感じ。

森下

ああ、そうかもね。
だって、かつて「月９」を見てた人たちは、
世代的に『相棒』とかに
移っちゃってる方も多いのではと思うんですよ。
だからある意味、いろんな照準を、
このドラマに合わせたんじゃないかなと。

あやや

うんうん、そうですね。
髪を切って、等身大で、テレ朝で。

森下

だったら、もう、
医者や刑事をやっちゃえばいいのに、
とも思うんですけど。

荒井

たしかに、テレ朝なんだから、
刑事やっちゃえばいいのに！
というのありますよね。

森下

木村さんなら、
『相棒』と並ぶようなシリーズものが
つくれると思うんですよね。

あやや

たしかに、いいかも！

荒井

このドラマが好評なら、
テレ朝と木村さんの組み合わせは
続く可能性が大いにありますから、
つぎにやるときは、ぜひテレ朝で刑事モノを。

森下

うん。いいですねー。

あやや

『Dr.倫太郎』、注目です。

荒井

堺雅人さんですね。

あやや

脚本は、中園ミホさん。
『ドクターＸ』、『花子とアン』と絶好調。
わたしこの人の脚本で失敗したことないです。
それに失敗できない感じですからね、
『半沢直樹』の堺雅人さんですから。
しかも、中園さんはこの水曜日の日テレは、
けっこう得意な枠で、
篠原涼子さんの『anego』とか、
『ハケンの品格』とか、
けっこう当ててる、相性のいい枠ですよね。

──

中園さんと堺さんの組み合わせは、はじめて？

あやや

そうですね。

森下

男の主人公自体が、あんまりないんじゃないかな。

荒井

これ、堺さんの役は精神科医ですよね。
で、ウラ番組はお医者さんじゃなくて‥‥。

あやや

あ、ウラは患者さんですね。
『心がポキッとね』。

荒井

心の病をテーマに先生と患者が
オモテとウラでぶつかってるんですね。

森下

ほんとだ。

あやや

これ、でも、話題性だけじゃなく
おもしろそうですね。

荒井

おもしろそうです。
木村拓哉さんの『アイムホーム』と並んで、
今クールの目玉っぽい感じがしますね。

森下

うん、うん。

あやや

でも、『半沢直樹』以前には、
堺さんがこうなるなんて予想もできなかったですね。
木村拓哉さんと並んで「今クールの目玉」だなんて。
やっぱドラマで当てるって、すごいことですね！

森下

ご本人がいちばん驚いてらっしゃるんじゃないですか。

あやや

だって、『半沢直樹』って、正直、
はじまる前はそんなに期待されてなかったですから。

森下

そうですよね。

荒井

「なんだ、このタイトル」ぐらいに思ってましたよね。

森下

その「半沢直樹」という人が
なにをやる人なのかわかんなかったですもんね。

──

堺雅人さんは『新選組！』のころから
うちにときどき遊びに来てくださるのですが、
『半沢直樹』が社会現象になったことは、
ご本人も他人事みたいに驚いてましたよ。

あやや

で、大ヒットの反作用というか、なんというか、
『半沢』以後、なかなかドラマに
出てくださらなくなったので、
『Dr.倫太郎（りんたろう）』は、
堺さんの演技が久しぶりに見られて、
とてもうれしいです、私。

荒井

女性陣は‥‥吉瀬美智子さんと蒼井優さん。
蒼井優さんは『若者たち』以来でしたっけ。
新橋の芸者さん役ですね。

森下

これ、路線としては、シリアス？
コメディじゃないんですよね。

荒井

真面目だと思いますよ。
とはいえ、ハードな感じでもないような。
つまり、『半沢』タイプでもないし、
『リーガル』タイプでもないんですよね。

森下

うーん、どうなるんだろう。

荒井

読めない感じもしますね。

森下

精神科医をどう描くのかが気になるというか、
たのしみなところですね。
あの、ヘンな精神科医の話って、
やっぱりすごくおもしろいんですよ。
10年ぐらい前にあった、
奥田英朗さん原作の
「伊良部一郎」っていう精神科医の話を
阿部寛さんだったかな？
で、ドラマ化（『空中ブランコ』）したの。

荒井

阿部寛さん、精神科医やってましたね。
フジテレビだったんじゃないかな、あれ。

森下

「伊良部一郎」はいくつもシリーズがあって、
映画版（『イン・ザ・プール』）はね、
松尾スズキさんがやってるんですよ。
だから、『Dr.倫太郎』も、
ハマればそれこそシリーズ化だって
あると思うんですけど、
どういう感じの精神科医なんだろう。

あやや

なるほど。
でも、堺さんって、本数が減ったぶん、
そうとう作品選んでると思うから、
練り込んだ作品にはなりますよ、きっと。

荒井

予告とか見てると、
わりと穏やかなキャラクターみたいですけど、
『リーガルハイ』のしゃべりまくる感じは
今回、やらないのかな。

森下

しゃべらない堺さんを、いま人は見たいんだろうか？
‥‥というのは、さっきも言いましたけど、
ウラのドラマに関してもちょっと感じていて。

あやや

あー、『心がポキッとね』の阿部サダヲさん。
じゃあ、同じ曜日の同じ時間のオモテとウラで、
本来はしゃべるとおもしろいふたりが、
精神科医の役と、患者さんの役で、
両方、あまりしゃべらない、ということだ。

森下

ワタシ的には、どっちも
しゃべりまくってほしいところなんだけどなぁ。
ワタシだけかなぁ‥‥。

あやや

ていうか、今回の堺さんは、しゃべらないんですか？

荒井

わかんないですけど、
しゃべらないような雰囲気じゃないですか。

森下

ほほえみバージョンらしいですよ。

あやや

あ、つまり、『新選組！』の山南さん？

森下

そうそうそう。

──

もともとはそれで人気が出た人だもんね。

あやや

そうか、そうか。

荒井

ただ、『新選組！』のときは、
脇でほほえんでる人として人気が出ましたが、
それを主役にするとどうなるのか。

──

あ、同じく『新選組！』に出てた
小日向文世さんもいますね。

あやや

小日向さんもほほえみ系ですね。
ほほえみ系っていうか、にやにや系？
ダブルにやにやキャストですね。

森下

新旧にやにや対決。

荒井

小日向文世さんのほかの脇のキャストも
よく見ると、渋いですねぇ。
松重豊さん、遠藤憲一さん‥‥。
少ないキャストで、いい人そろえましたね。

森下

なんか、全体に大人っぽい話なのかな。

あやや

どうなんでしょうね。
私は、けっこうキャッチーな、
１話完結で気楽に見られて、
っていうのを期待してるんですけど。
こう、中園ミホさんのドラマって、
心の準備とかしなくても
スッと見られるっていうのが
いいところじゃないですか。

森下

で、スッと入るのがいいんですよね。

あやや

見やすいんですよね、やっぱり。
こっちががんばらなくても見られる。
それでいて、ちゃんとおもしろい。

荒井

これラブストーリーの要素もあるんですか？

あやや

どうだろう。なくはないでしょう。

森下

うーん、堺さんでラブ‥‥。

あやや

でもね、いつも言ってることですが、
今日はまだ言ってないので言いますけど、
堺雅人さんと言えば、
「マイナス５歳肌」ですよ！
相手の女性を引き立てる演技、
人呼んで「マイナス５歳肌」演技！

──

あやちゃんしか呼んでないから、それ。

あやや

ともかく、どういうわけか、
共演女優を魅力的に見せてしまうのが
堺雅人という人ですよ。
今回も、吉瀬美智子さん、高梨臨さん、
そして蒼井優さんを引き立てて、
魅力的に見せてくれるんじゃないかと。
これはけっこう、いくんじゃないですか。
私は期待してますけど。

荒井

うーん、要素はそろってるんですけど、
ちょっと読めないところがありますね。
さっきも話に出ましたけど、
にやにやしてる堺さんよりはやっぱり‥‥。

森下

しゃべってほしいですよね。
倫太郎にも、小島春太にも、
私はしゃべってほしいなぁ。

荒井

『半沢』みたいに途中からガーッと
しゃべるパターンもありますよ。

──

あ、そうですね。
『半沢』も、基本的には、ずっと黙ってて、
クライマックスで印籠を取り出すみたいに
爆発するタイプのしゃべりかただから。

あやや

中園さんの脚本だから、しゃべるんじゃないですか。
寡黙な本はあんまり書かれないでしょう。

森下

でも、NHKでやった『はつ恋』とか
わりと寡黙だったじゃない。
あっち系かなと、なんとなく‥‥。

あやや

しゃべってほしいですよね。
投書しましょうか。

荒井

また投書ですか。

森下

「しゃべってください！」みたいな（笑）。

──

しゃべるかしゃべらないかが論点になってますが。

森下

関係ないけどさ、
この、『Dr.倫太郎』というタイトルを見るたびに
勝手に「不」を入れて、
『Dr.不倫太郎』にしたくなる。

あやや

はははははは。

荒井

はははははは。

──

小学生の落書きじゃないんだから。

森下

つい、書き込みたくなるんです。
不倫しても「にやにや、にやにや」みたいな。

──

そういう話ではありません。

あやや

まぁ、ともかく、ブレイク以前から、
打率の高い俳優さんですからね、堺さん。
久しぶりの連ドラに期待しましょう。
このあとは、来年の大河『真田丸』ですよね。
がんばってください、堺さん。

荒井

『真田丸』も早く見たいですねー。

あやや

さて、つぎは、これ行きますか。
『ようこそ、わが家へ』。
原作の池井戸潤さんは『半沢直樹』の原作者です。

荒井

『半沢』以降、
池井戸潤さん原作のドラマ、増えましたねぇ。

あやや

ちょっとした池井戸潤さんバブル、来てます。
で、この『ようこそ、わが家へ』は、
まさかのストーカーの話です。
要するに、電車の駅で人を注意したら、
反感を買ってストーカーに遭う、っていう。

荒井

社会派というか、なんというか、
いや、あまり「月９」らしくないような。

森下

このストーカーの話だけで、
ワンクールもつのかなぁ。

あやや

大丈夫なんじゃないですか。
ほら、フリーターが家を買う話だけでも
ワンクールしっかりもって
おもしろかったじゃないですか。

森下

でもあれは、成長物語だからね。

あやや

これも、ストーカーに追われながら‥‥。

森下

成長するの？

荒井

ええー（笑）？

──

適当なことを言うんじゃない。

あやや

ええと、脚本の黒岩勉さんって
どんなの書いてましたっけ。
ぐ・う・ぐ・る・さ・ま・の・
い・う・と・お・り‥‥（スマホで検索中）、
ああー！　『LIAR GAME』だ！

荒井

ああー、なるほど。

あやや

『謎解きはディナーのあとで』、
『絶対零度』、『ストロベリーナイト』、
ふむ、ふむ‥‥。

荒井

いろいろやってますね。

森下

サスペンス系なんだ。

あやや

あと、『すべてがＦになる』。
ははぁ、なるほど、理解しました。
傾向としては、サスペンス系ですね。
しかも、原作のあるものが多い。

荒井

ってことは、まさに得意分野かも。

あやや

期待しちゃいますねー。
これ、モチーフとしては重いじゃないですか、
ストーカーに追われるという。
でも、そこに相葉くんを使うというのは、
いいキャストだなと思いました。
要するに、追われるところを見ても、
こう、重たすぎない、というか。

森下

過剰に真剣にならない。

荒井

軽い感じですよね。

あやや

いいですね、相葉くんのこの軽みは。

森下

（雑誌の写真を見ながら）
まるで番組のドッキリにでも
ひっかかったかのような、
ちょっと呆然としたこの表情が、
すべてを物語ってる感じするよね。

あやや

なんていうか、相葉くん、
いい意味で間が抜けてるの。
いかにも「巻き込まれたっぽい」。

荒井

いや、ほんと、いいキャスティングです。

あやや

なんなら、動物とか抱いて逃げてそう。

森下

ああ、相棒の動物がいるといいかもね！

──

『志村どうぶつ園』じゃないんだから。

荒井

この時間帯での主役って、
はじめてじゃないかな。

あやや

他のキャストもいいですね。
相葉くんの妹が有村架純さんで、
お父さんが寺尾聡さん。
有村架純ちゃんって、いい位置にいますね。
こんな感じで定位置ができつつありますよ。

荒井

うん。急いで主役やらないほうが
いいのかもしれない。

あやや

そうですね。

荒井

主役の横にいて、クレジットでいうと
２番目か３番目ぐらいに扱われる役。

あやや

でも、しょっちゅう出るっていう。

──

「謎のストーカー」っていうのは、誰？

あやや

ほんとに謎みたいなんです。
原作でも、ストーカーは、
顔が見えないストーカーって役だから。

荒井

あ、そうなんですね。

あやや

そして、逆に、原作にない役として
登場しているのが、そう、沢尻エリカさん！
いってみれば相葉くんの相手役なんですけど、
ドラマのオリジナルキャストだそうです。
いや、みなさん、彼女について、
‥‥ちょっと、言ってもいいですか？

──

今回、多いね、「言ってもいいですか」が。

森下

溜まってるんでしょう、日頃から。

荒井

言ってください。

あやや

沢尻エリカさん、
例の「別に‥‥」騒動のとき、
たいへんだったと思いますけど、唯一の救いは、
まだ若いってことだなと思ったんですよ、私。
何回でもやり直せる、と。
見てください‥‥完全にやり直せましたね！

荒井

ああ、言われてみれば、そうですねぇ。
ドラマの登場人物相関図の
すごくいい場所にスッと戻ってきました。

あやや

『ヘルタースケルター』でキワモノやって、
『ファーストクラス』でマウンティング女子やって、
ついに、ふつう路線に、いま、着地をしましたよ！

森下

やり直せるのはいいことですね。

あやや

若さですよ！
20代でちょっと暴れても、
見事30代でもう一巡いけるという。

荒井

うーーん、個人的には、
月９のヒロインみたいな
王道っぽいポジションに戻ってこれちゃうのかー、
って感じするんですよ、正直。
いや、騒動のころのある生番組での対応が強烈で、
その印象がぬぐいきれなくて‥‥。

あやや

でも、見てくださいよ、荒井先生。
この、ドラマの宣伝写真。
これ完全に『１リットルの涙』のころの顔ですよ！

荒井

うん、ピュアな感じで出てますよね。

あやや

ピュアに戻せるんですよ。
ああー、やっぱ、芸能的にはおもしろい！

──

「生きザマ」好きのあやちゃんには、たまんないね。

あやや

大好物。

森下

骨のある人だね。その太さは嫌いではない。

あやや

あんまりいないですよ、このSNSの時代に。
なんでもかんでも言われる時代に。

荒井

でも、やっぱり11時以降にしてほしいな。

あやや

ははははは。

森下

はははは。
おじさんの意識がはっきりしてる時間に
出てきてほしくないな、みたいな。

荒井

そうですね。いや冗談ですよ（笑）！


（もちろん、まだまだ、つづきます。）