年末は3倍だ!キャンペーン
「ほぼ日」こりずに拡張キャンペーン開始。

「おとうさん、またはじまったみたいですよ」
「あ、かあさん、またはじまったかい」
「はじまったみたいですね」
「はじまったみたいか。そうか。はじまったみたいか」
「ええ。はじまったみたいですよ」

年末は3倍だ!
「ほぼ日」こりずに拡張キャンペーン開始。

さぁ、20世紀も残すところあとわずか。
思い残すことなく21世紀を迎えたいのが人情です。
話は突然とびますが、「ほぼ日刊イトイ新聞」も、
毎日30万アクセスのミニメディアになりました。
おおぜい集まると、いいことがあることがわかりました。
読者の数がある程度多くなってくると、
趣味や意見や欲望や思想や信条のちがいを超えて、
ほんとにいろんな人がひとつの場所に集まります。

そのほうがいいと思うのです。

自分とちがうおおぜいの人たちがいることを、認める。
そしてできることなら、
他人がおいしいと思っているものを、
ちょっとつまみ食いして味わってみる。
そういう「拡がり」が、できてくるからです。

たぶん、「ほぼ日」の全部のコンテンツを、
くまなく読んでる人は少ないでしょう。
これと、これと、これだけ、って感じで読んでる。
でも、他の人は、あれとあれとあれを読んでいることを、
うすうす気づいている。そういうことがいいな、と。
「ほぼ日」の読者といっても一色じゃないんですね。
政党でも宗教組織でもないのだから、
いろんな人が住んでいて楽しんでいるほうがいい。

「ほぼ日」の個性なんて、ほんとはなくていいのです。
なくては困るのは、漠然としたマナーとか、
最低限のルールのようなものだけ。
「Only is not Lonely」と、もうひとつくらい、
「Can I help you?」なのかなぁ?

そんなこと考えると、ほんとに少ないと思うんです。
「ほぼ日」につながる可能性のある人が、
これしかいない、って感じがするんですね。
ま、魅力が足りないってこともわかるんですけれど、
ここで「閉じた仲間」になっちゃいけねぇでしょう、
お客さんっ! 開きてぇんです、さらにね。

くどいご挨拶をしましたけれど、ってことで、
20世紀のうちに読者3倍、という
かけ声をかけることにしました。
無理でしょうが、あえて、ね。
俺たちドンキホーテ(安売りの店じゃなく)ですばい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というわけで、一年半前にやった
節度ある「ほぼ日」拡張キャンペーンを、
20世紀の最後の月に、
またまたこりずにやることにさせていただきました。
ひとりの読者があとふたりの人々に呼びかけたら、
ほんとにあっという間に、読者3倍になる計算です。

ねずみ講じゃないから、一銭の儲けにもなりません。
が、読者の数が増えたら、
「買う人が少ないから作るのあきらめた」
なんていう商品も作れるようになるかもしれないし、
他のメディアやプロジェクトに、
コラボレーションを呼びかけることもやりやすくなります。


節度ある「ほぼ日拡張員」になる方法。

1.メールを出す相手を考え、その人に、
  「ほぼ日」をすすめる文章を読んでもらう。

  これが、基本で、すべて、ですね。
  やっぱりすすめがいのある人でないと、
  「なんだこりゃ?!」と無視されてしまいますから、
  この相手を選ぶという仕事は、
  なかなか難しいと思ったほうがいいでしょう。
  でも、意外と、よろこんでくれる場合も
  ないことはなさそうなので、大胆に細心に。
 
  早い話、これでおしまいなのですが、
  これはこれで、けっこうめんどくさいでしょう。

2.なぜ、なにがめんどくさいのか?
  「わざわざ文章を考える」のが、
  おそらくめんどくさいのだと思います。
  だって、例えば「文藝春秋」という雑誌を、
  これは人にすすめたいなぁと思ったことが、
  ありますか? ないでしょう。
  さらに、「おすすめしたい」というメールを、
  だれかに出したことがありますか? ないでしょ。
  それが普通です。それが人生です。
  みんなめんどくさいんです。
  文章を書くのはめんどくさい。さらに、
  目的のある文章を書くのはもっとめんどくさい。

3.解決いたしましょう。「ひな型」をつくりました。
   a)固め
   b)柔らかめ
   c)優柔不断
  どれか、クリックすると、
  「拡張メッセージ」のひな形があらわれます。

  しかし、適当なひな形がないな、と思われた場合は、
  自分でオリジナルのメールを出してくださいませ。

4.お好みの「ひな型」を、コピーします。

  マウスを使って、文章の頭にカーソルを合わせ、
  一回カチッとクリックし、
  そのままその(カチッとした)指をはなさずに、
  文章の終わりまで動かします。
  これでコピーする範囲が決定しました。
  メニューバーから、「コピー」というコトバを探し、
  そいつを選択し、クリック。

5.メールソフトを立ち上げて、
  いまコピーしたものを、
  本文にペースト(貼り付け)します。

  ペーストするのは、自分の文章をちょっと書いてから、
  その後にするほうがよいと思います。
  「元気? お久しぶりです、ヨネオです」とかね。

6.まちがいなく、宛先を記入してください。
  いちどに複数の受取人を選んでもかまいませんが、
  その場合には、宛先を自分宛にして、
  大勢の受取人には、「BCC」にしましょう。
  ともだちは、あなたにはアドレスを知られてもいいけど
  他の人には教えたくないという場合もありますからね。

7.送信ボタンを押して、
 「いざ行け、祈りをこめて」。


これであなたも、節度ある「ほぼ日拡張員」の仲間入り。
『ほぼ日・年末は3倍だ!キャンペーン』の成功を、
こころから祈りながら、
「他にも出す人いなかったっけなぁ」と、
新たなる闘志を燃やすのです。

あ、それから、自分のホームページを持っている方。

「ほぼ日」へのリンクは、基本的にご自由に、です。
じゃんじゃんリンクしてくださいませり。
(事後でいいので、メールでご一報ください。)
リンク用の新しい「3倍おさる」のバナーも作りました。
どうぞ、ご利用ください。

いちおう、「見ざる聞かざる言わざる」の逆の、
「見る聞く言う」を表現しておりますが、
んなこたどうでもいいです。


ご協力を感謝します。
とにかく、「ほぼ日」はどこまでも無料で最高のサイトを、
なんとかやっていくつもりですから、
こういうようなことで協力していただくと、
とても助かります。
どうぞ、(ぺこっ)よろしくお願いします。

2000-12-01-FRI

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