大橋 |
『アルネ』をやっていくなかで、
「この人に会いたい!」
っていうような気持ちがあって。
糸井さんはね、人が、
会ってくださるじゃないですか。
私の場合はそういう立場に、
今、まだないので、
会ってくださいって言うのは、
とっても難しいんですよ。 |
糸井 |
いえ、似たようなもんだと思います。
つまり、どういう考えで、
どういう誌面にどう出るかっていうことが
ちゃんと提示できれば、
断られても恨んだりしませんから。
多分大橋さんもそうなんですよね。
重要なのはそこなんですよ。
断られたときに恨みそうな人の話って、
断るのも難しいんですよ。 |
大橋 |
ああ、そうか。 |
糸井 |
でしょ。 |
大橋 |
はい。
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『アルネ』には、大橋さんが興味をもった
さまざまな人物が登場している。
写真も、大橋さんがみずから撮影している。 |
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糸井 |
大橋さんの『アルネ』の話も
多分そうだろうなって思ったんですけど、
2人が断られるなって思ってた、
会いたい人の代表が川久保玲さんですよね。 |
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【註】
川久保玲:1942年、東京生まれ。ファッションデザイナー。
慶應義塾大学文学部哲学科卒業、1969年にコム デ ギャルソンを立ち上げる。 |
大橋 |
ちょっと今のところ、諦めていますけど(笑)。 |
糸井 |
僕もほとんど諦めてるし、
オファーもしてないんですけど、
何か、ものすごいいいアイデアがあって、
川久保さんに今だっていうタイミングが
もしかして来たら、
実現するんじゃないかなって
僕はずーっと忘れないで思ってます。
僕は川久保さんから、
仕事を頼まれたことはありますから。 |
大橋 |
はい、私も。 |
糸井 |
同じことですよね。 |
大橋 |
(笑) |
糸井 |
頼んだんだから、逆だってあるぞ、って。
で、川久保さんの、
こんなこと聞かれたくないっていうのも、
だいたいほぼわかりますよね。 |
大橋 |
わかります。 |
糸井 |
ねえ。 |
大橋 |
わかります。 |
糸井 |
で、どんな話したい? っていうのも
僕としては、多分、できるんですけど、
今のまんまじゃだめですよね。
それはね、いずれね、
どっちが先でも手伝いましょう。 |
大橋 |
はい、そうしましょう(笑)。 |
糸井 |
僕は、もし僕が
川久保さんのコンテンツを
始めることができたら、
大橋さんにぜーったいに
絵を描いてもらいたいです。 |
大橋 |
お願いします。はい。 |
糸井 |
大橋さんが『アルネ』で
そのインタビューがあったら、
僕は、どういう役割でもいいから手伝います。 |
大橋 |
はい、お願いします(笑)。 |
糸井 |
僕、やっぱりね、
川久保さんのインタビューって、‥‥ |
大橋 |
ねえ‥‥
もうちょっとこうね、
身近なところで話をしていただけると。 |
糸井 |
やっぱあの人の
普段のジャッジメントというか。 |
大橋 |
うん、興味ありますよね。 |
糸井 |
ありますよねー。
ジャッジ人生みたいなことですよね。 |
大橋 |
そうですよね。 |
糸井 |
右に行ったらダサい、
左に行ったらかっこいい、みたいなところを、
もう、ピンポイントで、
はい、こっちって。 |
大橋 |
すごいですよ。 |
糸井 |
ですよね。人の選び方とか。 |
大橋 |
素晴らしいです。 |
糸井 |
客の選び方まで、
今、いってますよね、きっと。 |
大橋 |
そうですか(笑)! |
糸井 |
店長さんたちはいろいろ
語ってくれるんですけど、
川久保さんから聞きたいですね。 |
大橋 |
そうなんですよねー。本当に。 |
糸井 |
それは、よし実現させるべく! |
大橋 |
はい! |
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(つづきます!) |
2007-02-12-MON |
協力=クリエイションギャラリーG8/ガーディアン・ガーデン |