糸井 | 植物は「ほぼ日」にとっても あたらしいBEGINNINGになりそうです。 ぐっと黙ってたやつが 密度濃く、語り出す感じがする。 |
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清順 | いいですね、かいがあります(笑)。 ぼくはみんながこいつに、名前つけると いいと思うんですよ。 |
糸井 | いいですねぇ。 かわいいから、つけたくなるね。 |
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清順 | 芽が出て背が伸びはじめたら 砂漠のバラは形がかわいくて まるで赤ちゃんみたいな感じになります。 日当たりがよかったりよくなかったり、 いろんな条件で姿は変わっていく。 「うちの子」にちゃんとなっていきます。 すっごくおもしろいですよ。 |
糸井 | みんなで自分ちの「◯◯◯(つけた名前)」が いまこうなってるんだよ、ということを 教えあう場所をつくるといいね。 |
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清順 | いいですね。 いちばんさいしょに花が咲いた人とか 報告するの、うれしいだろうなぁ。 |
糸井 | ときどきみんなが覗く、そんな場所。 人のつながりが、 増えていくのもいいですね。 |
清順 | とてもたのしいと思います。 ぼくはそういった、 植物の種や苗を買って 育てていくようなフォーマットを おおまじめに考えていきたいと思っているんです。 ほんとにこれが実現すれば、 世の中にはじめて出す機会だと思っています。 それがどこかの園芸のお店ではなく 「ほぼ日」だというのは、 すごくいいとぼくは思います。 |
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糸井 | すごくあたらしいことだから、 おもしろいよねぇ。 あるいは、これはきっと、 どういったらいいだろうな、 アートのやってきた役割や世界にも 通ずると思う。 |
清順 | よくわかります。 心をつないでいく、というか。 |
糸井 | 魅力的だよね。 葉っぱとか、石ころとか。 |
清順 | はい。 |
糸井 | うちの娘が小さかったころ、 ぼくが出かけて おみやげを買って帰らなかったことがありました。 そのときに 「石ころとか、かわいい葉っぱでもよかったのに」 と言われたことがあって。 |
清順 | いい娘さんですね。 |
糸井 | うん。 そういう「無料(ただ)のもの」ほど たのしいんだよね。 買ったものほどつまらない。 |
清順 | たしかに。 ぜったいそうですね。 |
糸井 | 清順さんの持ってきてくれる植物は そこの魔法にあふれてる気がする。 |
清順 | はい。そこはもう、 ずっとやっていきたいところですから がんばります。 |
糸井 | 清順さん、とにかくたのしそうだもんね。 きっとたくさんの苦労があるだろうし、 扱っているものが生きものだから、 そこは並大抵のことじゃないでしょう。 だけど、ずっと笑ってる。 笑ってるうちはなんかできるから、って ぼくはいつも思っています。 |
清順 | そうですね。 そのあたりの、 植物をあつかう難しさとたのしさについても、 おいおい「ほぼ日」でもお話をしていければと 思っています。 |
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糸井 | では、BEGINNINGの砂漠のバラ、 お店のオープンをたのしみにしています。 |
清順 | こちらこそ、 よろしくお願いします。 |
これから「そら植物園」と「ほぼ日」で みなさまにお届けできるような 砂漠のバラのキットづくりを はじめてまいります。 その過程も、このコーナーで お伝えしていければうれしいです! ではまた、近いうちに。 |