ここでは、テキストと写真で、イベント現場の雰囲気をお伝えいたします。
くわしい内容は、イベント終了後、順次掲載していきますので、
そちらをご覧くださいね。
ときどき「更新」ボタンを押してみてね!
13:05 アナウンスのあとdarling登場で、
いよいよイベントのはじまりです!

イベント開始前のようすはこちら!
  「あんまりキッチリやろうと思うと、
 あとで必ず苦しくなるので、
 えー、いいかんげんにやろうと思います」
13:06 「いったいどういうイベントになるのか、
 ぼくらもよく分からないんですけど、
 どうぞよろしくお願いします。
 で、この人も、なんで呼んだのか、
 という感じもしますが、この方です」
というわけで、ピーコさん登場で、
プロローグトークのはじまりです。
13:10 「ピーコさんはさ、聞くっていうより
 しゃべってばっかり、っていう
 イメージかも知れないけど、
 会っていろいろ話してみると、
 意外にそうでもないんだよね」
  「アタシは、おカマっていうことも、
 義眼だってことも言っちゃったじゃない? 」

「そうすっと、自分もラクになるし、
 周りもラクになるよね?」

「だから、かくすんじゃなくて、
 女の人がイヤリングするみたいに、
 見せちゃっていい気がする」

「オレもね、わりとそれに近い意見なの」

「もちろん、隠したい人にはそれなりの理由が
 あるんだし、アタシだってホモの人みんなに
 カミングアウトしろなんて言わない。
 でも、 しちゃったほうが、楽じゃない?
 っていうのは、あるよね?」

「むかしはさ、『メガネ』っていうあだ名が
 あったよねえ」

「いまは、みんなメガネになっちゃったからね」
13:30 「キレイなのは、
 どんどんきたなくなっていくけど、
 きたないのはそのままだからいいのよ」
という、関係あるのかないのか分からない
結論で、ピーコさんとのトークは終了。
でもこれ、なかなか深い結論だったんですよ。
くわしくは、後日掲載いたしますので、
お楽しみに!

つづいて、darlingのナビゲーションで、
第2部「カジュアルシンポジウム」が
はじまりました。

13:35 天野祐吉さん、鳥越俊太郎さん、八谷和彦さん、
補聴器メーカー協議会の木村さん、
そしてdarlingの5人で、
「聞くコミュニケーション」について、
考えます。

天野さん
「いつもは補聴器あまり使ってないんですけど、
 今日はこういうイベントなので、
 補聴器をつけてきました」
鳥越さん
「ぼくは、メニエル病といって、
 天野さんとはちがう意味で
 耳が悪いんですけど、
 この前糸井さんと同じように、
 補聴器をつくりにいきました」
darling
「八谷さんは、なぜここに呼ばれたか分かります?」
八谷
「いやぁ、よく分からないんですが・・・」
darling
「ぼくもよく分からないんだけど、
 八谷さんって、ずっとコミュニケーションのこと
 考えてきたって思ってるので、
 ぜひ来てほしいなって思ったんですよ。
 今日もってきてもらったアレ、
 いまやっちゃいましょうか」
13:45 というわけで、さっきの謎のマシン
出てきました。
これ、視聴覚交換マシンといって、
自分の目で見えるものと聞こえることを、
相手と交換しちゃうというものなんです。
つまり、相手がもし自分を見てたら、
自分からは、自分の姿が見えるわけ。

  天野さんと鳥越さんに
試してもらうことにしました。
  「さ、じゃあ、この状態で
 お互いに握手していただきましょうか」



  「えっ?あーっ、自分が見える!」

「あれ?えっと、自分が見えるわけだから・・・
 ん?どうすればいいんだ!?」

お二人とも、かなり混乱されてる
ごようすです。
13:50 どうにか握手に成功!
会場からは拍手がわき起こります。
14:00 「こんなふうに聞こえている」ということで、
普通の聞こえと、聞こえが悪い、
さまざまなケースを、人の声と音楽とで
木村さんの解説つきで比較していきます。

「こんなふうに聞こえるとしたら、
 これ、きっついねー」
  14:20 八谷さん
「メガネくらいのレベルにならないもんかなぁ」

darling
「周りに聞こえないとうことを
 隠すことによって、よりディスコミュニケーションが
 深まるっていう気がするんですよ。
 そのことのたとえを、ずっと考えてたんだけど、
 車でスモークガラスっていうの、あるじゃないですか。
 あれって、すっごい交通の邪魔になるんですよ。
 なんでかっていうと、人の顔が見えてないと、
 その車がどうしたいのか分からないわけ。
 車同士がコミュニケーションできない状態」

木村さん
「レーガン大統領が補聴器つけて、
 爆発的に補聴器が受け入れられたことがあるんですよ

鳥越さん
「小泉さんが補聴器つけないかなぁ」
darling
「衆参両院ぶん用意してもいいくらいだ」
八谷さん
「政治家は“聞く”ことが仕事なわけだから、
 率先してつけてもいいですよね」

鳥越さん
「“難聴キャスター”のさきがけになろうかと思って」
darling
「そうするとアレですね、EDなんかの場合も・・・」
鳥越さん
「ええーっ!?」
  14:40 darling
「オレ、エンポリオ補聴器が必要だと思うね」
他のみなさん
「エンポリオ?」
darling
「ほら、アルマーニに、
 エンポリオ・アルマーニってのがあるじゃない。
 入門編みたいな。
 それは、お試し版みたいなもんで、
 ダメだったらやめちゃえばいいやっていう」
八谷さん
「ディスポーザルのコンタクトとか、
 あるじゃないですか。
 ああいうものがあっていいですよね」
15:00 darling
「『聞こえない』ということについて、
 そうじゃない人たちがどう考えるかが変わっていけば、
 ずいぶんいろんなことが
 ちがっていくんじゃないかと、そんなふうに思います。
 きっと段階の世代がもっと年取ったときには、
 変わらざるを得ないと思うんですよ」
天野
「落語で、
 『あそこ行くのはタバコ屋の甚兵衛さんじゃないか?』
 『えっ?あれはタバコ屋の甚兵衛さんだろう』
 『ああ、タバコ屋の甚兵衛さんと思ったら、
 タバコ屋の甚兵衛さんだった』
 っていうのがあるけど、ぼく、若いころは、
 いいなーと思って笑ってたけど、
 今は笑えなくなった。
 で、笑っちゃいけないんじゃなくて、
 5人に1人くらいはそういう人がいるってことを
 分かる人が増えていけばいいと思うんだよね」

刺激的な発言がたくさんあった
第2部、今年はひとまずこれで終了です。
天野さん、鳥越さん、八谷さん、木村さん、
どうもありがとうございました!
    ここから、20分の休憩に入ります。