ほぼ日で「カレーの学校」をしてくれている
カレースターの水野仁輔さんと、
カレー好きで知られるプロ棋士の森内俊之九段。
このたび、ふたりのトークショーが実現します。

森内九段のことをすこしだけご紹介すると、
将棋の永世名人（十八世名人）資格保持者という、
ものすごい実力を持つかたであると同時に、
将棋ファンのかたのなかでは
「カレー好き」としても有名なかた。
対局時の昼食によくカレーを選ぶことが多く、
著書『覆す力』のなかでも、
自らのカレー好きについて公言されています。

「（対局でカレーを選ぶ）理由はとても簡単だ。
カレーが好きだということと、
どこで食べてもおいしいということ。
そして、緊張感の高まる2日目の昼に
メニューのことであれこれと悩みたくないというものだ。
カレーさえ選んでおけば、まず間違いはない」
～『覆す力』（小学館新書）より。

ふたりをつなげたきっかけはなんと、
「カレーの学校」。

それは、第３期の１回目の授業のこと。
もともと将棋が大好きな水野さん、
「こんなカレーを作ってみたい」
という話の中で、生徒のみなさんに
「いつかカレー好きで知られるプロ棋士の
森内九段に、自分のカレーを食べてもらいたい」
と熱っぽく語られていました。

その話をたまたま後ろで聞いていたのが、
『カレーライス進化論』
（連載「カレーライスの正体」書籍版）の
担当編集者、イースト・プレスの大田さん。

水野さんと同じく、カレーも将棋も
大好きな大田さん。
その場で
「５月に出る本の出版記念イベントとして
水野さんと森内九段の対談ができたら
最高だなぁ‥‥」
と考え、そのあとの打ち合わせで
水野さんに相談をしました。
「水野さん、問い合わせてみてもいいですか？」
「いいですよ。でも無理じゃないかなあ。
将棋と別に関係ないし‥‥」
「基本的に無理かもしれないですけど、
まずは聞いてみますよ」
そんな感じで、ダメ元で
日本将棋連盟に問い合わせてみたのだそうです。

すると、意外や意外、
ほどなくして「いいですよ」とのお返事が。

突然の事態に、
「え、え‥‥ほんと？　いいの？　いいんですか？」
と喜びつつ、動揺を隠しきれない水野さん。
（依頼をしたはずの大田さんも、
受けていただけるとは思ってなかったそうで、
一緒になって動揺されていました）

とはいえ、落ち着かれたあとで
水野さんに聞いた話によると、
「カレーの話ならいくらでもできます」。
そして、
「ぼくはじつは前々からカレーと将棋の
共通点については、個人的な興味として
ずーっと考えてきているんです」とのこと。

これはもしかしたら、カレーと将棋をつなぐ
おもしろい話が聞けるかもしれない‥‥？

さて、そんなわけで、
水野仁輔さんと森内俊之九段という
すごい組み合わせのおふたりに、
カレーや将棋をテーマに
ざっくばらんに話していただくトークイベントを
５月25日（木）、東京・外苑前にある
「カレーの学校 東京キャンパス
（ほぼ日事務所 10階大ホール）」でおこないます。

ほぼ初対面でもあり、
どんな内容になるかは未知数ですが、
将棋を突き詰めてきた森内九段と
カレーを突き詰めてきた水野校長。
きっと、おふたりならでの熱いトークが
繰り広げられることと思います。

また当日は、水野さんが森内九段のリクエストで
作ったカレーを、実際に味見していただけます。
さらに水野さんの新刊『カレーライス進化論』を
おひとり１冊お持ち帰りいただけます。

「ぜひ聞いてみたい！」と思われたみなさん、
どうぞお申し込みくださいね。