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おうちのカレーアンケート・大結果発表、
今日はみなさんから教えていただいた
「作り方の工夫」をご紹介します。
前半ではいろんなおうちの「隠し味」、
後半では「作り方のコツ」をご紹介します。
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どのおうちでもきっと本当に
さまざまな工夫をされているんだろうなー。
たのしみ! |
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では、さっそく「隠し味」からご紹介します。
まず、特に多かったのが
「チョコレート」そして「インスタントコーヒー」、
おまけで「ココア」を入れるというかた。 |
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●最後の仕上げにチョコレート
(カカオ含有率の高いビター)を入れます。
●コーヒー豆又はチョコレート
●最後にインスタントコーヒーを入れる。
●ココアをひとさじいれてます。最近はお味噌も。
これはめちゃ美味しくなりますわ。
●チョコレート、ピザソース、時々サワークリーム
●嫁が見ていないスキにコーヒーを混ぜます。 |
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チョコレートやコーヒーは、けっこうよく聞くかも。
コクが出そうだよね。
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また、「味噌」や「キャラメル」を入れるかたも。 |
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●小さじ一杯の赤味噌。
●豆味噌(八丁味噌)をザラメで甘くして、
隠し味に加える。
●お味噌をスプーン一杯入れます(甘さを出す)。
●マーマレードジャムとキャラメルを一粒いれます。
●ピーナッツバターを入れる。
●バター。コクが全然違う。 |
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たしかに、おいしくなりそう。
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また意外と多かったのが
「らっきょうの汁」や「福神漬けの汁」を
入れるという人。 |
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●ラッキョウの酢を入れる
●福神漬けの汁を入れます。
(「いいとも」でやってたのですが、まろやかになります)
●キムチの素。仕上げの最後に入れます。 |
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そうなんだ。ちょっと不思議な感じだけど、
カレーと一緒に食べるし、相性がいいのかな。
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また「トマト」も多かったです。 |
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●トマトです。トマトの旨みはスゴいです。
水分の半分はトマトで作っています。
●水の代わりにトマトホール缶を使用。
●トマトベースの野菜ジュースで作ると、
あたかも数種類の野菜でベースを作ったかのような
複雑な風味になって美味しいです。
●ドライトマトを入れる。ものすごくこくがでます。
●プチトマトを一緒に煮込みます。 |
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ああ、おいしそう。
トマトはだしになるもんね。
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いろんなかたのコメントがすごくおいしそうだったので
先日はじめてカレーにトマトを使ってみたのですが、
すごくおいしかったですよ。
そして「果物・チャツネ」系の隠し味。 |
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●実家がりんご農家なので、
冬に作るカレーにはいつもりんごをすりおろしています。
●完熟したバナナ。潰して入れます。
●熟柿が手に入れば入れる
●缶詰の黄桃をミキサーにかけて入れます。
●甘いチャツネを一瓶入れます。
●イチゴジャムが隠し味です。 |
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あ、これもおいしそう。
甘くてとろっとした果物が多いのかな。
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つづきまして、「ソース」系です。
こちらもけっこういらっしゃいました。 |
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●我が家は必ず焼肉のたれを入れます。
●一人で食べるときは、
関西人の「心の友」ウスターソースをかけます。
●最後にケチャップを
カレーの色が赤みを帯びるぐらいいれます。
●誰に話してもドン引きされてしまうのですが、
辛く作りすぎたときは上からマヨネーズをかけます。
一人の時にこっそりやってます。 |
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ソースっていろんなスパイスが入ってるし、
きっとおいしいよね。
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実は「ソース」系で
ダントツで名前が登場していたのが
広島風お好み焼きの定番「オタフクソース」でした。
「ほぼ日」カレーチームの田口(広島出身)も
入れることがあるらしく、
「え、ふつうに入れるものかと思ってた」だそうです。 |
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●元広島の住民としては、オタフクソースは欠かせません。
●お嫁に行って義父に教えて貰った味ですが、
サラサラの薄めに作って、お皿に盛った後、
仕上げに広島ならではの
「おたふくソース」をかけて頂きます。
もうこれなしでは食べられません!
●おたふくおこのみソースをドバッと。
●オタフクソースを各自入れます。 |
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そうなんだ。
いろんな配合がちょうどいいのかな。
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そして、しょうゆ系の調味料を入れるかたも。 |
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●おかしなことになっても、
最後の手段は醤油とソースです。
法事で集った親戚みんなのカレーを嫁の私が担当した際、
義母にビビられましたが、味はまとまります。
●「なんでも醤油で仕上げればおさまりがいい」という
醤油教を信仰しています。
●「めんつゆ」を少々入れます。
●魚醤の系統は多いかも。
いかのいしる、はたはたのしょっつる、ナンプラー。
●ごま油、葱どっさり、しょうゆで
麻婆豆腐風のカレーにします。 |
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しょうゆ系の隠し味のカレーは、
2日目とかにカレーうどんにしたときにも
おいしそうだね。
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つづいて「お酒を使います」というかた。 |
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●安いワインを1本、水の代わりに入れます。
●水の半量をビールや焼酎にすると、
肉がいっそう柔らかくなります。
●ポークカレーのときは日本酒、
ビーフカレーのときは赤ワイン、
チキンカレーのときはウスターソース。 |
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たしかにお酒は煮込みによく使うもんね。
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そして、隠し味が「お酢」。 |
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●カレールーを使う時は、仕上げにお酢を加えます。
●酸味を加えるために、仕上げに「りんご酢」を、
けっこう振り入れる。
●酢に昆布を浸して作った
「昆布酢」(酢の方)を入れます。
●最後の仕上げにバルサミコ酢を垂らします。
香り良く、あっさりとした後味になります。 |
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へえええー、お酢を入れるんだ。
果物の酸味とは、また違う方向、という気がする。
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また案外多かったのが、「ジュース」を入れるかた。
特に人気は野菜ジュースでしたが、ほかのものもありました。 |
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●無塩の野菜ジュースを1パックいれます。
あと、ちょびっと醤油も。
●100%アップルジュースをたっぷり入れます。
5皿分に100ccくらい。
●オレンジジュースを入れる。
●ウーロン茶を水の代わりに入れます。
●カルピスの原液をおたま一杯入れます。 |
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け、けっこうな量のカルピス‥‥
多くないのかな?
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う~ん、どうなんでしょう。
濃いめのヨーグルトを足す感じなんでしょうか。
そして、スパイスを足す感じのかた。 |
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肝臓にいいという事とカレー味っぽいからと理由で、
ウコンがたくさん入っています。 |
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あ、うこんはターメリックだもんね。
これは、よくわかる。
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そして最後、強烈でした。 |
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胃薬(顆粒状のもの)を1包か2包入れます。
食べ過ぎても胃もたれしません。 |
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ええええーー!!!
‥‥そうなんだ、胃薬。
顆粒状、胃もたれしない‥‥。
ちょっとこちらは‥‥すごいね。
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しかも、もうひとりいらっしゃいました。 |
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うわーー、はあ‥‥すごいなあ。
あ、でも、太田胃散って「生薬」だよね。
ちょっと調べてみていい?
ぱたぱたぱた‥‥(パソコンを叩く)。
太田胃散の成分は、多い順に、
ケイヒ(シナモン)、ウイキョウ(フェンネル)、
ニクヅク(ナツメグ)‥‥。
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あ。
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一瞬変だと思ったけど、これ、ふつうだ。
スパイスだ。
たしかにこれは、ありなのかも。
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だけど、最初「胃薬」と見たときは、
ほんとびっくりしました。
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うん、ちょっとすごかった。 |
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さて、つづいては、
いろんなおうちならではの
「作り方のコツ」を幅広くご紹介します。
まずは定番「たまねぎ」の使い方。 |
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●「とくべつな作り方」はない!ですが、
玉ねぎだけはじっくり丁寧に炒めます。
●無水で、玉ねぎ6個をブレンダーで潰し、
玉ねぎの水分だけでつくります。
●玉ねぎは絶対淡路島産。甘味が違います。
●タマネギを炒める時にクミンを入れて炒めます。 |
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あ、こういうの、ほっとする。
たまねぎ、大事だよね。
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前、カレーの味がどうしても決まらなかったときに
最後に後入れで
たっぷりの「炒めたまねぎ」を追加してみたときに、
一気に味がおいしくなって感動したことがあります。
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うん、たまねぎは本当に変わると思う。
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たまねぎを炒める手間を軽減する方法も、
いろいろ教えていただきました。 |
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●玉ねぎを炒めるときは、
砂糖と50ccくらいの水を加えて強火で一気に炒めます。
焦がさないように色付ける、
ずるい方法だと思っています。
●玉ねぎを短時間で飴色にするには、やはり電子レンジ。
シリコンスチーマーにスライスオニオンをたっぷり入れ、
電子レンジで15分くらい加熱します
(途中数回開けて、かき混ぜながら)。
ほかほか湯気が熱く立ちこめるそいつを、
バターで、おろしニンニクとともに炒めます。
たまらないコクです。
●タマネギはスライスして凍らせたものをよく炒めます。
●玉ねぎを炒めるとき、
その時間を楽しむために音楽をかけ、
歌いながら、時には踊りながら、
あるいはストレッチや筋トレしながら料理しています。 |
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へえー、やってみよう。
そして最後の人の方法、いいなあ。
おいしくできそう。
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つづきまして、「じゃがいも」のコツ。 |
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●じゃがいもは「きたあかり」を必ず使います。
あと、機会は少ないですが
「越冬じゃがいも」が手に入ると最高です。
●じゃがいもはタワシでよく洗って、皮ごと入れます。
新じゃがだと特に美味しいです。
●ジャガイモは煮込まずに、
食べるときにレンジでチンしてます。
なんとなく、そっちのほうが好みです。
●ジャガイモはとろけるのがイヤなので、
別に茹でて入れます。
●じゃがいもをすって入れると二日目の味が出ます。 |
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カレーのじゃがいもって
「とかしたい」人と「とかしたくない」人とに
分かれるんだね。
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そうみたいです。
そして「とかしたくない」という人の理由としては
とけた味が好きじゃない、ということ以外に、
「冷凍すると味が変わるから」
「日持ちしにくくなるから」
というのもありました。
つづいて「スパイスを使ったコツ」。 |
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●野菜とクミンを炒めてから作ると
「インドっぽく」なる気がします。
●クミンシードを、油の中でゆっくりはじけさせます。
たまに口の中で、プチっとポリっと噛むのですが、
病みつきです。
●ご飯はタイ米か、日本米を油で炒めたクミンを
一緒に入れて炊く「クミンライス」にしています。
●ごはんはサフランライスや、ターメリックライス、
ガーリックバターライスに。
●ご飯にクローブを入れて炊いています。
●豚肉カレーには隠しシナモンがマストです。
肉のくさみを消し、かつ甘みを引き立ててくれます。
●インド人の同僚に粉はひきたてがいいと言われたので、
ホールシードは、可能な範囲で叩いています。 |
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へえ~。
こういったちょっとしたコツを教えてもらえるの、
うれしいなあ。
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また、このあたりも勉強になりました。 |
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●「ためしてガッテン」でやってた、
「最初から弱火で煮込む」をやります。
時間はかかりますが、煮崩れしないんですよ。
●いまいち味が決まらなかったときは、
レトルトカレーを一袋入れると美味しくなります。
●「何かひと味足りないと思ったらそれは塩」と
おっしゃったインド人シェフの方がいらしたそうで、
その教えを守っています。
何か足りないなと思った時は、
ルウやその他の調味料ではなく
塩を少しずつ加えて味をみます。 |
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何か足りないと思ったら、塩。
そうなんだ。
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最後に、おいしそうだった
「炒めカレー」のコメントをご紹介します。 |
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●東京カリ~番長が紹介していた「炒カレー」。
ルウをお湯で溶かしておいて、
具を炒めたところに投入するだけ、というやりかた。
おいしいし、むしろこちらのほうが
スパイスの香りが立つので、いつもこのやり方です。
●インドの方に教えてもらった、
15分で作る炒めカレーです。
ローリエ、粒こしょう、クローブを油で温めたら、
玉ねぎ、しょうが、にんにく、クミン粒を5分炒めます。
肉、MDH社のカレー粉とクミンパウダー、塩を入れて
また5分炒め、そこからトマト缶を入れてまた5分。
仕上げに生クリームを入れたら出来上がり。 |
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あ、このカリ~番長の「炒カレー」、すごくいいよ。
すぐ作れて、少量作るのが楽で、ほんとおいしい。
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あとインドの方の15分カレーもおいしそうですよね。
やってみたいです。
今回は特に充実してましたね。
みなさん、ありがとうございました。
読んでいるかたの役にも立つと、いいなあ。
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そして、次は?
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はい、明日はみなさんの「人生でいちばんのカレー」。
いろんなエピソードが登場して、
これまでとはまた違った雰囲気の回になりそうです。
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あ、それもおもしろそうだね。
「人生でいちばんのカレー」、自分ならどれだろう‥‥。
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またまたおもしろいですよ。
それでは、また明日~!
(つづきます) |