写真は「星空の下の仕事観。」より
古くからの盟友である、任天堂の社長、
岩田聡さんと糸井重里との対話。
「社長」としての岩田さんにフォーカスする。
岩田さんの主義、哲学が明快に示された。
ここでの「対話」が、のちに任天堂のHPで
掲載される「社長が訊く!」の発想へ繋がっていく。
任天堂・岩田「社長」ができるまでの物語は、無数の対談の中でも、驚異的に密度が高く、刺激的で勉強になります。読み返すたびに、ぐっときます。(YN)
初めてこの対談を読んだとき、「岩田社長のマネなんか絶対にできない、でも、少しでもいいから近づきたい」と思ったのを覚えてます。(YS)
個人ではなく、会社組織としてモノを作ることの、責任とダイナミックさ。会社に対してだけでなく、社会に対しての、責任の重さと、役割の大切さを感じました。社長に学べ!シリーズのなかでも特に印象に残っています。(es)
当事者であることを選んできたという岩田社長の生き方。人生観に大きく影響を受けました。(HY)
自分がどう人と向き合って仕事をやっていきたいか、「働きたい」と思ってもらえる仕事環境をどう作っていけばよいか、いろいろヒントがもらえました。経営ってやりがいが持てる仕事だなぁと思いました。(UK)
「やりはじめないと、やる気は出ません」など、
数々の名言でおなじみの脳科学者、池谷裕二さん。
久々となった糸井との対談では、脳にまつわる
ちょっとした雑学から、哲学的な概念まで、
次々に興味深いトピックが飛び出しました。
全編、膝を打ったり、腑に落ちたり。
「やりはじめないとやる気は出ない」というのも、
「まず事実が先にある」という話ですよね。
そうですね。身体事実がまずある。
そこにあとから脳がそこへ適応していくというか、
事実への解釈が「後づけ」で起こる。
たとえば、朝、眠いのに起きなきゃいけない。
横になってたらいつまで経っても眠いんです。
体のスイッチが入ったら、脳は追随する。
つまり起きる。
日々の暮らし方のたすけになるような、箴言に満ちた対談でした。鉛筆を口にくわえて笑顔を作って、とか、動き出さなきゃやる気スイッチは入らない、とか。忘れがたいですね。(NK)
いろいろ考えてかえって萎縮することが多い自分に気づき、ともかく動こうと思えるようになりました。悩んでいたのは主に犬との関係作り。考え始めた自分に気づいたら、ともかく散歩に出ることにしています。(ys)
大事な教え子達に初めて勧めた対談です。(MW)
難しそうな、脳の話を解りやすく話して下さっているのに惹かれました。体のスイッチなんですね。(yj)
落ち込んだ時、どんななぐさめや励ましの言葉より、有力。プリントして持ち歩いています。(mo)
「あだ名芸人」などと呼ばれ、見事に、
再ブレークを果たした、元猿岩石の有吉弘行さん。
ふつうにテレビを観ていて「この人はすごいな」
と感心した糸井との対談が実現。
爆笑エピソードを散りばめる、というよりも、
「笑い」と「芸」について静かに掘り下げていく。
ぜんぜんおもしろくないけど
お客が異様に笑う人とか、いるんですよ。
そうするとやっぱり、
ぼくなんかはふてくされちゃいます。
わかる、わかる。そういう人が、
「赤上げて!」って言うだけで
みんなが笑うよね。
はい。こっちはもう、
「なんだよ!」って思っちゃって。
有吉さんをテレビで見るたびに、この対談を思い出します。私が今、テレビで見る有吉さんを信頼できるのは、この対談を読んだからです。この対談を読むと、有吉さんが持つ一貫性が良く分ります。(nk)
糸井さんと有吉さんの意外な組み合わせがよかったです。糸井さんに、いつ「有吉節」がさく裂するのか、楽しみにしてたんですが、この真面目な感じも、有吉さんなんですね。(HT)
いい人だからこそ、毒舌が吐ける。シャイで真面目な有吉さんの素敵なところが詰まった対談だと思います。改めて読み直しても、やっぱり素敵でした。(SH)
有吉さんは「沈黙」の時間になにを考えているのか。どんなに強がってみえるひとでも、みんな、それぞれに悩みはあるし、悲しいこと辛かったことはある。みーんな自分とおなじ人間なんですね。(ma)
ドラマ『新選組!』を通して、以前から
「ほぼ日」にご登場いただいている、堺雅人さん。
映画『南極料理人』の調理担当者の役を
演じたということもあり、飯島奈美さんの料理を
食べながら糸井とのんびり対談しました。
話はおもしろいし、料理はおいしそうだし。
南極の人の話を聞きに
極地研(国立極地研究所)に行ったり、
資料を見たりするんですけど、
裸の写真ばっかりなんですよ。
なぜ人は裸になりたがるんでしょうね、
こういう所で。あれ、なんでしょうね?
ダイナミックレンジみたいなものを
確かめたいんですかね、人間の。
大好きで何回も読みました。今でも時々読み返します。堺さんのきまじめさと糸井さんの軽妙さが、おいしいお料理を中心に渦を巻いているようで、何とも味わい深いです。(RY)
今でも年に1回くらい読んでいる気がします。ホタテのチヂミとかレモンパイとか、もうおいしそうでおいしそうで。でもしっかり、対談も歯ごたえがある。「昨日女と焼き肉行ってさ」のくだりがすきです。(NO)
堺さんの人柄がとても良くて、一気に好きになったコンテンツでした。飯島さんの料理も素敵なものばかりで羨ましかったです。(MH)
これがきっかけで『南極料理人』を観ようと思いました。やっぱりご飯っていいです。真ん中があったかくなります。(AA)
糸井重里がかつて最も球場に足を運んでたときに
出会い、深い尊敬の念を抱いたのが、当時巨人の
監督を務めてらっしゃった藤田元司さんでした。
わがままで、実力のある集団を、藤田さんは
どのように束ねて、日本一へ導いたのか?
生前の藤田さんと糸井が話した二度の対談を編集。
だから、おもしろいなと思うのは、
才能があり過ぎるというのは、
かえって邪魔なんだなということも‥‥。
ええ。若いときは、イイですよ。
しかし、力が衰えてきだした時には、
「才能」というものが一番邪魔なんですよ。
管理者になった人の心の指導書としてヒントになる対談です。業績を上げつつ、人を育てるっていうことは、とてもむずかしいことです。時を重ねるごとに何度でも読んでしまいます。(ms)
泣けて泣けて仕方がありませんでした。(So)
野球も藤田さんもまったく知りませんが、読み進めるとどんどん気持ちがスッキリしていく感じを覚えています。(HT)
藤田監督の温かみのあるお話がとてもとても好きでした。聞けなくなって本当にさみしいです。(ak)
忘れられない一言がたくさんあります。たぶん生涯変わらない「ベスト監督」。(dk)
あらゆることがそうですけど、
かならず「ボトルネック」といわれる
いちばん狭い場所ができてしまって、
そこが全体を決めちゃうんですよね。
逆に、全体をどうにかしたかったら、
ボトルネックがどこなのかを見つけて
そこを直しにいかないといけません。
ボトルネックより太いところをいくら直しても
全体はちっとも変わらないんです。