2007年06月01日〜2007年06月19日

矢沢永吉

内容紹介

『成りあがり』以来のつき合いである二人が、
「働くこと」をテーマに語り合う。
ほぼ日の就職論特集の最後を飾ったこの対談は、
世代を超えて多くの読者の心に響き、
書籍『はたらきたい。』に収められて
いまなお、就職活動中の学生に読まれている。

対話の一部を抜粋
 
矢沢

「矢沢」を辞めたいと思ったこと何度もあるからね。

糸井

その反発をエネルギーにしてた、みたいなとこあるよね。

矢沢

ある、ある! エネルギーにもしたし、がんばりもしたよ。
それでも「矢沢」なんかヘドが出ると思ったことあるよ。

糸井

ああ、そこまで思うことがあるんだ。

矢沢

そりゃあるさ、糸井だってあんだろ?
「糸井重里」辞めたいと思ったこと、あんだろ?

コメント
 

「なぜ一生懸命働き、お金を稼ぐのか」を、誰にでも分かりやすく、心にグサッ! っと刺さる言葉で示してくれたからです。 (KH)

 

あの永ちゃんがいまだに「拍手が嬉しい」んだ! と思ったら急に親近感がわきました。 (YH)

 

シューカツのバイブル、です。 (TT)

 

矢沢さんの言葉は、いつも僕の背中をポンと押して、はじめの一歩を踏み出させてくれます。 (MS)

 

「上がりたい」この一言に勇気づけられます。迷いが晴れてくような感覚です。「どうしたいのか?」を自問するとき、「人のせいにしない」とセットで思い出す言葉です。 (YS)

2010年11月17日〜2010年11月30日

奈良美智

内容紹介

日本だけでなく、世界中に多くのファンを持つ
画家、奈良美智さんと糸井重里の対談。
奈良さんのクリエイティブに対するスタンス、
絵で食べていくことについて、
そして、「ひとり」でいることの大切さ。
大きな視点から、あくまでも現実的に語っていく。

対話の一部を抜粋
 
奈良

ぼくは、人がなにかをしてるのを見ると、
「ぼくはこういうことをしちゃダメなんだな」
って、いつも思ってる。
自分が同じようなことをやってみたいと感じたとしても、
ぼくはやっちゃダメなんだと思ってた。
それは、逆に、学ぶような感じで。

糸井

つまり、やんないほうがいいことを、 どんどん学んでいったんだね。

奈良

そうそう。やったら競争になっちゃう。
で、競争になっちゃったら、
それを一所懸命やらないといけない。

コメント
 

集中したいとき、NOWHERE MAN IN THE SPACESHIP. を心で唱えています。 (tk)

 

お二人の話を聞いたら、学生の頃にひとりで感じた新月の夜や、夕焼けを思い出しました。あの感覚って何だったんだろうと思っていたんですが、お二人の話と何か繋がるものがあるかな、と思いました。 (YT)

 

ひとりぼっちになる大切さ、心強さに感銘。 (ku)

 

親しみやすく感じられがちな絵の奈良さんが持つ、厳しさ、激しさに「ものをつくる」人のみならず、全ての人間の基本が「ひとり」だと気づかされました。引き出した糸井さんの言葉が柔らかくて素晴らしい。 (YN)

 

いちばん読み返した対談かもしれないです。ことばの一つ一つが心にしみました。 (YJ)

2006年04月04日〜2006年05月14日

渡辺謙, 樋口可南子, 堤幸彦

内容紹介

映画『明日の記憶』にまつわる3つの対談。
主演の渡辺謙さんとは、対談する前に
「はじめまして」からはじまるメールを
やり取りし、それをコンテンツとしてを公開。
監督の堤幸彦さん、そして、めずらしく
女優としての樋口可南子さんとも対談。

対話の一部を抜粋
 
渡辺

役者はいろんな時代のいろんな人間たちを、
そこで生きているかのように演じようと努めます。
演じることのベースには、言葉があり、状況があります。
結局のところ、人が書いた人生なんですが、
どうしても「我がこと」のように受け取らざるを得ません。
ベースは言葉でつくられたものなんですが、
それを、役者は「いかに生きるか」に
集約してしまうところがあります。

糸井

つまり、肉をつくらなきゃいけないわけですから、
役者さんは、自分の持っている肉も
差し出さなきゃ、できないですね。

コメント
 

私の仕事も俳優です。そして、アルツハイマーの家族がいます。俳優として、人として、そして家族として、違う角度から物事を見せてもらえた気がします。今年の目標は私も「隣り合う」です。 (SY)

 

子供のころ、素敵な大人に出会ったときに、ごく素直に単純に「こんな大人になりたいな! 」と思った感覚を久々に思い出しました。 (RA)

 

この対談を読んで、心に錨を降ろしてもらえた気がして、自分の在り方を選べた、そんな経験があります。ここにある渡辺さんと糸井さんの言葉を、今も折に触れ思うことがあります。 (MT)

 

自分を知ること、向き合うことの大切さを教えていただいた対談です。 (TN)

2001年03月12日~2001年03月17日

ガンジー

内容紹介

ある日、「癌爺」を名乗る、余命二ヶ月を
宣告された読者の方からメールがあり、
「ガンジーさん。」という連載がはじまりました。
「ほぼ日」初期のこの連載は大きな反響を呼び、
糸井重里と「ガンジーさん」が対面することに。
連載の「ガンジーさん。」はこちらからどうぞ。

対話の一部を抜粋
 
ガンジー

糸井さんの好奇心でわたしと糸井さんの
つながりができた、というのは、いいとしても、
その後に「ほぼ日」でページをつくるとしたら、
ひっこみが、つきませんよね?
どうしてまた、はじめようと思われたんですか?
例えばの話、少なくとも、
三ヶ月は続かないと‥‥でしょ?

糸井

正直、そのへんは、わからなかったですよ。
先のことを考えられなかった。
そういうところ、ガンジーさんは、
ぼくと性格的に近いかもしれないけど、
どうなるかっていう着地点を考えてやっても、
まずは自分がおもしろくないんですよ。

コメント
 

どうして、あんなに優しいんだろう。思い出した時に感じるのは、楽しいお話をいっぱいしてくれて、いなくなって寂しいけど、苦しくない。 (HY)

 

私が、ほぼ日にはまったきっかけになったコンテンツです。 (ay)

 

涙がとまんないっす! (ty)

 

そうなんですよね。人は遅かれ早かれいつか死ぬんですよね。だから今を一生懸命生きるんです。 (sk)

 

また、ゆっくり読み返したい。 (KM)

2011年09月20日~2011年11月03日

南伸坊

内容紹介

古くからの友人である南伸坊さんと糸井重里が、
あちこちを小旅行しながら、ただただ雑談。
恒例企画としてファンの多い「黄昏」シリーズが
はじめて海外へ! しかも、なぜか、ブータン?
場所は移っても「めくるめく雑談」は相変わらず。
風景だけは、しっかりとブータンです。

対話の一部を抜粋
 
糸井

おいしい、おいしい。この、お茶がまた、いい香りだね。

ジンジャーだね。いいなぁ。

糸井

ジンジャー仏閣。

うん。ジンジャー仏閣。

糸井

行きの飛行機がさ、ダッカに寄ったときに、
ぼくがつい言ったことを聞きたい?

聞きたいねぇ。

糸井

「おんぶにダッカ」。

コメント
 

とにかく、ふたりの話が好きです。女子にはないなぁ〜!(あと、少年のような笑顔がイイ!) (hn)

 

全然知らなかった国がいちばん行きたい国に変わった。 (KY)

 

テーマとか論点とか大切なこととか、そういうのはまあいいじゃないかという、神業のような掛け合い。黄昏はどれもすごいけど、ブータンも素敵だったから。 (TM)

 

昼休み中に読んで、なごみました。良い休憩時間になりました。 (oh)

 

伸坊さんを見ているだけでほっこり幸せ。黄昏シリーズは心のホッカイロです。私はどうもオヤジの友情に弱いようです。 (AK)

2012-06-08-FRI