怪・その18
「じゃあ、あれ誰?」
修学旅行中に体験した話です。
日光の、ある旅館に宿泊しました。
5階の角部屋である男子の大部屋で、
男女入り交じっての怪談話が始まりました。
20人以上集まり、部屋を暗くして、
話しをしていました。
角部屋だったので、Lの字に窓がありました。
カーテンが引かれた窓です。
話しをしている最中に、
その窓の外を
小柄な丸坊主の男子の影が、
物凄いスピードで走る姿を見つけた私は、
「あ、A君が
ベランダに閉じ込められてるよ!」
私は、いじめられっ子のA君が
ベランダに出されてしまったんだと思い、
そう言いました。
周りにいた数人もそれをみて、
「本当だ、可哀想だ」と言っていました。
しかし、そう言っているそばで、
「僕、ここにいるよ?」
と、A君が言ったのです。
「じゃあ、あれ誰?」と言った瞬間、
その丸坊主の影は、
窓を激しく拳で叩き始めました!
部屋はパニックです。
恐る恐る、カーテンを開くと、
影はいません。
しかも、ベランダなんてなく、ただの窓。
「ここ5階だよね?」
数十人いっぺんにみてしまったため、
大パニックでした。
(ぶーびー)
「じゃあ、あれ誰?」
修学旅行中に体験した話です。
日光の、ある旅館に宿泊しました。
5階の角部屋である男子の大部屋で、
男女入り交じっての怪談話が始まりました。
20人以上集まり、部屋を暗くして、
話しをしていました。
角部屋だったので、Lの字に窓がありました。
カーテンが引かれた窓です。
話しをしている最中に、
その窓の外を
小柄な丸坊主の男子の影が、
物凄いスピードで走る姿を見つけた私は、
「あ、A君が
ベランダに閉じ込められてるよ!」
私は、いじめられっ子のA君が
ベランダに出されてしまったんだと思い、
そう言いました。
周りにいた数人もそれをみて、
「本当だ、可哀想だ」と言っていました。
しかし、そう言っているそばで、
「僕、ここにいるよ?」
と、A君が言ったのです。
「じゃあ、あれ誰?」と言った瞬間、
その丸坊主の影は、
窓を激しく拳で叩き始めました!
部屋はパニックです。
恐る恐る、カーテンを開くと、
影はいません。
しかも、ベランダなんてなく、ただの窓。
「ここ5階だよね?」
数十人いっぺんにみてしまったため、
大パニックでした。
(ぶーびー)