怪・その33
「振り向かないでね」
私が高校生の時の話。
ある友達の家は、
道路を挟んで向かい側がお墓なので、
遊びに行った帰り道は、
お墓の前の前を通らないといけなかったのです。
ある日、もう一人の友達と
自転車で帰ろうとした所、
見送りに来た友達が言いました。
「後ろは絶対振り向かないでね。」
「?」と友達と顔を見合わせると
「電信柱の陰に
赤い着物を着た女の子が立ってて
ジッと見てる。
振り返ると追いかけて来るから
絶対に振り向かないで帰ってね。」
それを聞いた瞬間、
必死で自転車を漕いで家路に着きました。
後日、友達に女の子の事を聞くと
私達が帰るのをずっと
電信柱の陰から見ていたそうです。
その間、友達はお経を唱えていたのですが、
物凄い顔で睨まれたそうです。
その女の子は隣の墓地の子では無いそうで、
そこに居付いてるみたいだと言われました。
いまだに思い出すだけで怖くなるので
そこの前は通らないようにしています。
(ナカさん)
「振り向かないでね」
私が高校生の時の話。
ある友達の家は、
道路を挟んで向かい側がお墓なので、
遊びに行った帰り道は、
お墓の前の前を通らないといけなかったのです。
ある日、もう一人の友達と
自転車で帰ろうとした所、
見送りに来た友達が言いました。
「後ろは絶対振り向かないでね。」
「?」と友達と顔を見合わせると
「電信柱の陰に
赤い着物を着た女の子が立ってて
ジッと見てる。
振り返ると追いかけて来るから
絶対に振り向かないで帰ってね。」
それを聞いた瞬間、
必死で自転車を漕いで家路に着きました。
後日、友達に女の子の事を聞くと
私達が帰るのをずっと
電信柱の陰から見ていたそうです。
その間、友達はお経を唱えていたのですが、
物凄い顔で睨まれたそうです。
その女の子は隣の墓地の子では無いそうで、
そこに居付いてるみたいだと言われました。
いまだに思い出すだけで怖くなるので
そこの前は通らないようにしています。
(ナカさん)