怪・その2

「『本当だよね。』」

私は多少『感じる体質』なので、
時々皆さんが見えないものを見るのですが、
わたしの息子も‥‥。

これは、息子の体験です。

彼が独り暮らしを始めて間もなくの頃、
夜8時頃のこと。

駅から歩いてアパートへの帰り道、
空き地の前に白い塊を発見。
遠目にはゴミ袋のように見えたので
『誰がこんな所に‥‥』と思いながら
通りすぎようとしたら、

うずくまっていたのは、白い服を着た女性!

何かを感じて『ゾーッ』としたので、
急いでその場を後にして、アパートへ。

まさか付いて来てないよな、と、
ドアスコープを確認して鍵をかけ、
誰もいないことに安堵した息子は、トイレへ。

用を足し、トイレを出ようとした、その時。

独り暮らしのトイレの扉を

『トントン』

と、誰かがノックする音。


『ギャー』と声を出すこともできず、
トイレから出ることもできず、
ひたすら恐怖と戦いながら、
15分はたて込もっていたそうです。

この話を聞いた私は鳥肌たちましたが、
夫と娘は
『そんなわけ、ないない。気のせい』
『怖がらそうったってダメ』。

でも、同じような『体質』の私には、わかります。
本当だよね。

(よっちぃ)

こわいね!
Fearbookのランキングを見る
2019-08-03-SAT