ほぼ日には、見習い乗組員として働いていた
「フェザード・シジュ」という名の
おかしな銀色の宇宙鳥がいました。
その鳥が、ある日活動を止めてしまいました。
Twitterの更新も滞り、
「体調が悪くなったのではないか」などと
心配の声もいただきました。はたして何が起こったのか。
これはそれを解明しご報告するコンテンツです。

そうです、あれは
2017年9月のことでした。

「ほぼ日」の見習い勤務の宇宙鳥、
フェザード・シジュが応援している
東北ツリーハウス観光協会のツリーハウスが、
福島のあんざい果樹園に完成したのです。

東北ツリーハウス観光協会の斉藤道有さんから
「ぜひ落成式に来てください」と声をかけていただき、
宇宙鳥シジュは意気込みを見せていました。

▲福島に行くことを自慢げに
周囲に吹聴していたシジュちゃん。

ところが──前々日になって、とつぜんTwitterで
落成式に行けなくなったと言い出したのです。

「宇宙からお迎えが来ちゃって」とは‥‥?
いったい、何があったのでしょうか。

しかたなく、落成式には、
糸井重里とほぼ日スタッフが
シジュ人形を連れていくことにしました。

▲東北ツリーハウス観光協会のみちありくんと、
あんざい果樹園の安齋さん。
▲シジュ本人が来るはずだったのに‥‥。

このとき「あんざい果樹園の落成式」で
シジュがみなさんに
音声でメッセージを伝えました。
そのメッセージを、時間のある方はぜひ
お聴きください。

あんざい果樹園の落成式で流れたメッセージ

フェザード・シジュは、
とつぜん役目を放棄するような鳥だったのでしょうか?
そうではないとすれば、
やはり何かがあったのでしょう。

そしてここで。

多くのほぼ日スタッフが恐ろしかったことは、
シジュと親しかった「シジュチーム」のメンバーまでもが、
「ほんとうに何があったかわからない」
という顔をしていたことでした。

▲シジュがいなくなった原因が
全員まったくわからない。

つまり、
フェザード・シジュは、ほんとうに、
誰にも何も言わず、知られず、
とつぜん消滅してしまったのです。

「まさかぁ、そんなぁ」
「会議室とかに、きっといるよ」
「倉庫じゃない?」
などと言いながら、
そこにいた全員が社内じゅうを探しました。

探していた人びとの足取りが
時間が経つにつれて早くなり、
ミーティング中の会議室のドアを
ところかまわず開けて探しはじめ、
徐々に全員が「血相が変わる」ようになっていきました。
社内パニック状態でした。

銀色の鳥がいない!
あんなに大きなものが! なぜ!

私たちは、しばし呆然としたのち、
とつぜん消えたフェザード・シジュの行方を
追うことになりました。

明日につづきます。

2018-03-26-MON