ほぼ日には、見習い乗組員として働いていた
「フェザード・シジュ」という名の
おかしな銀色の宇宙鳥がいました。
その鳥が、ある日活動を止めてしまいました。
Twitterの更新も滞り、
「体調が悪くなったのではないか」などと
心配の声もいただきました。はたして何が起こったのか。
これはそれを解明しご報告するコンテンツです。
そうです、あれは
2017年9月のことでした。
「ほぼ日」の見習い勤務の宇宙鳥、
フェザード・シジュが応援している
東北ツリーハウス観光協会のツリーハウスが、
福島のあんざい果樹園に完成したのです。
東北ツリーハウス観光協会の斉藤道有さんから
「ぜひ落成式に来てください」と声をかけていただき、
宇宙鳥シジュは意気込みを見せていました。
ところが──前々日になって、とつぜんTwitterで
落成式に行けなくなったと言い出したのです。
みなさーん、ごめんなさい。シジュはきゅうに、宇宙からお迎えが来ちゃって、あした「あんざい果樹園」のツリーハウスに行けなくなっちゃった。ねぇ、みちありくん、@100treehouses 聞いてる?
— フェザード・シジュ (@feathered_shiju) 2017年9月15日
「宇宙からお迎えが来ちゃって」とは‥‥?
いったい、何があったのでしょうか。
しかたなく、落成式には、
糸井重里とほぼ日スタッフが
シジュ人形を連れていくことにしました。
このとき「あんざい果樹園の落成式」で
シジュがみなさんに
音声でメッセージを伝えました。
そのメッセージを、時間のある方はぜひ
お聴きください。
あんざい果樹園の落成式で流れたメッセージ
フェザード・シジュは、
とつぜん役目を放棄するような鳥だったのでしょうか?
そうではないとすれば、
やはり何かがあったのでしょう。
そしてここで。
多くのほぼ日スタッフが恐ろしかったことは、
シジュと親しかった「シジュチーム」のメンバーまでもが、
「ほんとうに何があったかわからない」
という顔をしていたことでした。
つまり、
フェザード・シジュは、ほんとうに、
誰にも何も言わず、知られず、
とつぜん消滅してしまったのです。
「まさかぁ、そんなぁ」
「会議室とかに、きっといるよ」
「倉庫じゃない?」
などと言いながら、
そこにいた全員が社内じゅうを探しました。
探していた人びとの足取りが
時間が経つにつれて早くなり、
ミーティング中の会議室のドアを
ところかまわず開けて探しはじめ、
徐々に全員が「血相が変わる」ようになっていきました。
社内パニック状態でした。
銀色の鳥がいない!
あんなに大きなものが! なぜ!
私たちは、しばし呆然としたのち、
とつぜん消えたフェザード・シジュの行方を
追うことになりました。
明日につづきます。
2018-03-26-MON