7月13日、午前10時。郡山市、開成山球場。 開始1時間前に着くと、 |
開会式 |
どういえばいいんだろう、この高揚感を。 |
あちこちを野球部が歩いている。 |
球場に入ると、たくさんのお客さんたち。 そして、観客席にも、 |
入場行進に参加できない野球部員も |
球場の空気が動いて、 今年の福島大会は開会式の入場行進を短縮。 |
選手の入ってくる通路の真上へ。 俺、グラウンドへ降りていいんだった。 降りようとして階段のほうへ回ったら、 |
監督! 南会津高校の猪股監督! 「こんにちは。先日は、どうも」 どうしたんですか、監督。 「‥‥‥‥」 冗談ですよ、冗談。 グラウンドへ降りると、まさに開会直前。 そして、外野の芝生の上で |
そしてこの夏は、選手たちだけでなく、 |
さぁ、はじまります! |
選手が行進してきます。 |
一番手は、昨年度優勝校、 |
歳内投手の姿も見えます。 |
一段と大きな拍手に迎えられて、相双連合。 |
実力校、光南高校。 |
相馬高校は、巨人の鈴木尚広選手の母校。 |
過去、夏の甲子園に、福島県代表として |
開会式直後の第一試合に登場する |
浪江高校も原発に近い、警戒区域にあります。 |
原発30キロ圏内にある原町高校はシード校。 |
かつて甲子園を沸かせた磐城高校。 |
バックスクリーンのオーロラビジョンには、 |
双葉高校は、原発からもっとも近い高校。 |
ああ、来た、来た、南会津高校。 |
この、見事なまでの身長差というか、 |
あ、このユニフォームいいなあ。 |
どんどん続く行進。 |
最後に行進してきたのは、学法福島。 |
全89校、87チームが参加。 |
開会の挨拶は、宗像さんです! 「おはようございます。 万雷の拍手。 そして、そのすぐあとに、 それは「優勝旗返還」です。 |
高校野球では、前年度の優勝校が、 ですから、前の大会で勝ち取った優勝旗を、 福島大会の優勝旗を還すのは、 |
甲子園においても、この儀式はくり返されます。 |
ちなみに、甲子園の前年度優勝校が、 キャプテンがひとりで還しに来るんです。 |
夏の福島大会を四連覇している聖光学院。 |
優勝旗が前年度の覇者の手から離れた瞬間、 |
いま、優勝旗は、誰のものでもありません。 |
その後、福島県知事や日本高野連の会長といった なかでも、とりわけ印象に残ったひと言を紹介します。 「もとより、高校生の未熟なプレーに、 すごいことを言うなぁ、とぼくは驚いてしまいました。 聖光学院の斎藤監督のおっしゃった おそらく、高校生たちになにをどう伝えるべきかと さぁ、そして、開会式最後の飾るのは、これです。 |
選手宣誓をするのは、 |
「宣誓、2011年、思い返せばあれから4カ月、 東日本大震災で、被災された方々、そして、 思い返せば、この数カ月、 そのたびに、わたしは生きててよかった、 まだまだ福島の困難は続きますが、 平成23年7月13日 |
さぁ、いよいよ、はじまります。 |