アンリ |
もし、われわれが、
世界の将来のことを
決められるのであれば‥‥。 |
福森 |
と思わんとねぇ、
世界をリードできない。 |
アンリ |
ファンタスティック。
世界を変えることができたら、
まちがいなくもっともっと‥‥。 |
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福森 |
そりゃもう、こんな文化をね、
何が心のつながりかという
文化を考えていったら、
政治なんてくそ食らえです。
なぁ!
これはもう、
糸井さんが一番よくわかってる。 |
糸井 |
一番言いたいのはそれです。 |
福森 |
政治なんてへったくれもないんです。
政治家に、なぜ託して、
なんであてにしなきゃなんない。
そんなおかしなことないよ。 |
アンリ |
(感激しながら聞き)
こういう出会いっていうのは、
生まれたときからの
予定だったんじゃないですか。 |
糸井 |
ほんとですね。 |
アンリ |
こういう機会を与えてくれて、
ありがとう。
ほんとにありがとうございます。 |
糸井 |
こちらこそ。 |
アンリ |
ぼくはなんでもない人間なのに
この場を‥‥。
ありがとうございます。 |
福森 |
いや、みんなそう。
みんなそうなの。
みんななんでもないんだよ。 |
糸井 |
だって「ほぼ日手帳」は
“なんでもない日、おめでとう。”でしょ。 |
福森 |
そう。なんでもないんだけど、
何かしようとしてる。 |
糸井 |
ほら吹きと忍者ですから。 |
アンリ |
え、ぼくはなんなの?
糸井さんがほら吹きで、
福森さんが忍者だったら、
‥‥それで得たものを
ぼくが持っていく! |
糸井 |
いちばん悪い(笑)。 |
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福森 |
さらに悪い(笑)。 |
糸井 |
それの名前をキングって言うんだよ。
王様がみんな取るんだから。 |
三浦 |
裸の王様。 |
糸井 |
いいですね。
泥棒もかなわない。 |
福森 |
飲もう飲もう。 |
アンリ |
みんなぼくたちは裸なんだよ。 |
糸井 |
今日は裸の話だね。 |
福森 |
裸はいいね。 |
糸井 |
大浴場ですね。 |
糸井 |
三浦さんって、
まだものすごく若いじゃない。
いまいくつだっけ? |
三浦 |
40です。 |
糸井 |
ちょうどか。
40からたのしいんだよね。 |
アンリ |
ふふふ、40歳ってことには
問題があるね。 |
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一同 |
(笑) |
糸井 |
40歳は高校生だからね。 |
シモーネ |
40代が大変ってことですね。 |
糸井 |
ほんとにだって、その後
わかったことだらけだもん。 |
福森 |
これからこの男はね、いっぱい、
いっぱい、お金も出して、
いっぱい、勉強しなきゃならないからね。
お金だけが問題じゃないけど。 |
三浦 |
はい。 |
シモーネ |
アンリさんも40代のときは、
同じような経験をしましたので。
60代になったらアンリさんと
おなじ人間になれますよ。 |
福森 |
この人はこの人の人生があるんだけど、
その中で、ちょっと、おもしろいことが
一緒にあるかなぁ、
というところがいいわけよ。
で、わたしはこれから追い出される。 |
糸井 |
小さい家をつくって。 |
アンリ |
結局そうならないでしょう。
すばらしい奥さんがいらっしゃるのに。 |
福森 |
いやいや、そうなります。
わたしはなります。
わたしはわたしになりたいから。
わたしはわたしに帰りたいから。 |
糸井 |
すっかりお酔いになられて。
思ってもみないことを。 |
福森 |
そうそう、そうそう。
だけど、本音だから。 |
一同 |
(笑) |
アンリ |
ほんとにぼく泊まっちゃうよ。 |
福森 |
いいよ。 |
ふみこ
さん |
いいんですか。 |
福森 |
わたしとこはね、全部歓迎だ。 |
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アンリ |
木の下でもぜんぜん構わないですよ。
ここにいるだけで心が豊かになります。
福森さん、何月にお生まれになったんですか。 |
福森 |
2月。 |
ふみこ
さん |
アンリも2月なんです。 |
福森 |
おおー。 |
アンリ |
おなじ血が流れてるんじゃないかと。 |
ふみこ
さん |
愛し合ってる感じですね、もう。 |
福森 |
さあ、さあ、
もっと飲みましょう。 |
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(そうとう、みなさん酔っ払ってきました。
宴はまだまだつづきますが、
このへんで座談会の採録はおわりにしようと思います。
どうも、ありがとうございました!) |