[ほぼ日酒店 YOI]「東京の沖縄」へ、hanakaraを飲みに。  [ほぼ日酒店 YOI]「東京の沖縄」へ、hanakaraを飲みに。
ほぼ日酒店「YOI」が2021年に発売した
泡盛「hanakara(ハナカラ)」。
沖縄にある神村酒造の
中里迅志(なかざと・はやし)さんが
「ほぼ日」のためにとくべつにつくってくださった
「はじめて泡盛をのむ人のための泡盛」は、
泡盛初心者の方、沖縄好きの方、
お酒好きの方、泡盛好きの方、たくさんの方に届き、
おかげさまで完売となりました。



この「hanakara」、一回限りじゃないですよ! 
ラベルをかえて、2022年もつくりました。
沖縄をたずねて取材をした
この泡盛についてのくわしいお話は
前回のコンテンツをお読みいただくとして、
今年はぐっとくだけた
ローカルなレポートをお届けいたします。
東京・代田橋駅の北側にある「沖縄タウン」こと
杉並和泉明店街にあるバル「YANBARU(やんばる)」
沖縄居酒屋「SABANI(サバニ)」を訪ねて、
上げ膳据膳の沖縄の味を楽しんじゃおう!
じつは、数量限定ではありますが、この2つのお店に、
「hanakara」を置いていただけることになったのです。
沖縄タウンは、東京の都心に近い場所ながら、
謎めいた独特な秘境ムードのある、隠れた人気の町。
(ちょっと怪しいですよね、でも大丈夫です。)
泡盛好き、沖縄好きの「ほぼ日」乗組員をひきつれて、
取材に行ってまいりまーす。
02 テーブルの上にはいつも泡盛。
さて、「沖縄タウン」にやってきた
は、
「沖縄食材×バル YANBARU」でお話を聞いた後、
「hanakara」片手に「沖縄酒場 SABANI」へ。



時間はまだ17時ごろと早めですが‥‥
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「早く食べたい! 早く飲みたい!」



店主の野崎洋平さんがメニューを説明してくださいました。
「名物はドゥル天というお料理です。
沖縄の田んぼで作られるターンム(田芋)という
里芋に似たようなお芋を、
かつおとしいたけの出汁でじっくりと練り上げて、
五種類の具材を加えて丸めて揚げた、
沖縄のクリームコロッケのようなお料理です。
揚げる前のものがドゥルワカシ―という宮廷料理です」
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「それください!」



「ジーマーミ豆腐は、
ピーナッツを砕いてつくっている自家製なんですよ」
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「それください!」



「旬の食材を使った沖縄料理もありますよ。
ミヤコゼンマイを使った
少しサクサクした食感が楽しめる天ぷらです」





「それください!」





「ゴーヤチャンプルーもください!」
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「それとORIONの生ビールを!」





「hanakaraのソーダ割りを!」





「生絞りサトウキビサワーを!」





「私はお酒が飲めないのでピーチパインジュースで!」



待っている間も、おいしそうな匂いが漂う店内。
「SABANI」では出汁にも手間暇かけているそうです。
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さてさて、飲み物がやってきました。





「かんぱーい!」
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が飲んでいる「hanakara」ソーダ割りは、
洋平さんもオススメの飲み方。



「僕は飲んでみて、
ソーダ割りがすごくおいしいと思いました。
シンプルに味わいが伝わりやすくて、
さっぱりしていて爽快感もあります」

(洋平さん)



ちなみに沖縄玄人の洋平さんにとって、
泡盛ってどんなお酒ですか?



「沖縄料理に欠かせないものですよね。
食事中ならいまの時期は
ソーダ割りにするのがいいですね。
アルコール度数が高いイメージもありますが、
沖縄の方も水で割って12~13度にして飲むんですよ。
食後であれば古酒の、ちょっと度数の高いものを
そのままおちょこで飲んだりもします。
タイ米と黒麹でしかできていないはずなのに、
3年、5年と経ってくると、
バニリンっていうバニラやマツタケの香りがしてくるんです。
さらに10年以上経つと、
メープルシロップのような甘い芳醇な香りが出てきたり。
これはやっぱロマンですよね。
時間というものには価値があるなと感じます。
ワインもそうですが、
泡盛は、栓を開けても年々おいしくなるところがいいですね」



も2杯目は「hanakara」のソーダ割りにしました。



泡盛を飲むのは20年ぶり。
大学の卒業旅行で沖縄に行き、女友達と飲んで、
あっという間に酔っぱらってしまった記憶があります。
その「強烈な味」「アルコール強い」という思い出から、
実は一抹の不安を感じていたのですが







「え、のみやすい。 泡盛ってこんな味だったんだ‥‥」



由梨子さんがおっしゃっていた通り、
料理の味の邪魔をしないし、サラッと飲みやすい。
それでいて泡盛の味わいを感じるのです。




「hanakara」と同じ神村酒造の泡盛「暖流」を
ソーダ割にした「暖ボール」を。
すいすいと飲み干していきます。



結局、お酒が好きなは、
空気を読んだわけでもなく、
泡盛を使ったお酒ばかりを飲んでいたのが印象的。





「2軒目に『YANBARU』に行きますからね!
おなか、あけておいてくださいね!」



なんて言われつつも、
どんどん飲んで、どんどん食べて、
最後には「ソーキすば」まで食べていると
お店にお客さんが入り始めました。
(私たちが入店したのは17時すぎで早かったんです)
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他のテーブルの注文を見ていると、
泡盛からジュース、
天ぷらからフライドポテトと、
ジャンルまぜこぜでテーブルに乗っている感じ。



「この幅の広さ、自由さが沖縄なのかもしれない。
そしてその真ん中にあるお酒が泡盛なのかもしれない」
「SABANI」でそう思い始めた私は、
その後、「YANBARU」で確信します。



というわけで、
おいしい沖縄料理を堪能した私たちは、
2軒目「YANBARU」へ。
すぐ近くなので、移動もらくらくです。
2軒目と言えどまだ19時くらいでしたが、
は「世界がキラキラしている‥‥」と
素敵な視界を手に入れていました。
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「SABANI」の明るい雰囲気とはまた違う、
照明が落とされた「YANBARU」では、
店主の由梨子さんが
「おかえりなさい!」と迎えてくださいました。



がオーダーしたのは、
由梨子さんが「hanakara」のために考案してくださった
オリジナルカクテル。



「2軒目に飲んでいただくのであれば、
ブラッドオレンジジュースとソーダで割ったカクテル、
沖縄のコーヒーを使ったコーヒー泡盛、
いかがでしょう」

(由梨子さん)





「hanakaraとオレンジジュースのカクテルを」





「hanakaraのコーヒー泡盛を」





「沖縄のラムを」





「さんぴん茶と沖縄おつまみプレートを」



このおつまみプレート、見てください!
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「真ん中は、紅芋を食べさせて育てた紅豚の生ハムです。
そして鍾乳洞熟成の豆腐よう、島野菜ピクルス、
ミミガー入りのパテドカンパーニュ、
そして沖縄県産チーズです。
チーズは、サクナっていう長命草の入ったもの、
フーチバーという沖縄のよもぎの入ったもの、
緑のはゴーヤのチーズです。
冬瓜漬けは『謝花きっぱん』といって、
琉球王朝時代から伝わる伝統的なお茶菓子です。
すごく甘いので、生ハムやチーズと一緒に食べたり、
泡盛にもぴったりですよ」

(由梨子さん)



そこに登場したのが「hanakara」のカクテル。
がオーダーした
「コーヒー泡盛」を少し飲ませてもらったのですが、
砂糖が入っているわけではないのに、甘い!?
カクテルに使ったエスプレッソを
飲ませてもらうと‥‥これは苦い!?!?
泡盛とエスプレッソを混ぜると
甘みが出るのだそうです。ふしぎ。
理科の実験のようなこの変化、ぜひ体験してほしいです!
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がオーダーした
ブラッドオレンジジュースとソーダで割ったカクテルは、
酒豪のような物言いですが、
そうではなくて本当にジュースのような味わいです。
「hanakara」はハイビスカス酵母の特徴である
ヨーグルトのような酸味があるので、
オレンジジュースがとてもよく合うんですね。
サッパリと飲めます。
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ちなみに由梨子さんは
「hanakara」をどんなお酒だと思われましたか?



「すごくおいしかったです。飲みやすかった。
アルコール度数も25度ですし、香りもいいですよね。
今日は、SABANIではソーダ割、
うちではカクテルで飲んでいただきましたが、
いろんなバリエーションで楽しめると思います」

(由梨子さん)



「SABANI」では、
どんどん食べながら、どんどん飲む、
という感じだった私たちですが、
「YANBARU」では、
おつまみとお酒をじっくり味わって、
のんびりとお喋りを楽しみました。



とは言いつつも、おつまみプレートから始まり、
デザートの田芋パイまでしっかり食べましたが‥‥。
(田芋パイにはコーヒー泡盛がピッタリです!)



沖縄の食材を使ったありとあらゆる食べ物が並んだ
きょうのテーブル。
そこにただひとつ、変わらずどこかにあったのは
泡盛が入ったお酒でした。
ほんとうにどんな食事にも合うんだなと
すっごく楽しく知ることができました。



ちなみに、の実感として、
あんなに飲んだのに、翌日に響かなかったのが嬉しい。
由梨子さんも
「水割りで食事と一緒に飲んでいると、
残りにくいなと感じます。
だからみんなにおすすめしたいんです」
とおっしゃっていましたよ。



少しずつ緩和してきたものの、
「4人」という人数でお酒を飲むのは
実に2020年以来のこと。
「こんなに楽しかったんだな」と
しみじみ思い出せた夜でもありました。



よかったらぜひ東京の沖縄
「YANBARU」と「SABANI」で
「hanakara」を楽しんでみてください。
※今回ご紹介いただいた、
泡盛「hanakara」をつかったお酒を
数量限定でご提供いただけることになりました。
YANBARUでは「hanakaraのコーヒー泡盛」と
「ブラッドオレンジジュースのhanakaraソーダ割り」、
SABANIでは「hanakaraのソーダ割り」をお試しいただけます。
(おわりです!)
沖縄食材×バル YANBARU (ヤンバル)
住所:東京都杉並区和泉1-10-10
(代田橋駅から徒歩6分)

予約・お問い合わせ:03-6768-8086

営業時間:11:30〜14:30(14:00ラストオーダー)
/17:00~22:00(21:00フードラストオーダー)

定休日:毎週木曜日・第2第4水曜日



沖縄酒場SABANI (サバニ)
住所:東京都杉並区和泉1-3-15 沖縄タウン大都市場内
(代田橋駅から徒歩4分)

予約・お問い合わせ:03-3322-0382

営業時間:11:30〜14:30(14:00ラストオーダー)
/17:00~22:00(21:00フードラストオーダー)

定休日:毎週木曜日・第2第4水曜日
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取材・文:中川實穗