「番外編・『非婚同盟』撮影現場へ社会科見学。」はこちら!


3月16日(第51回)を見て

【第51回あらすじ】小百合と同衾しながらも美那雄が思うのは由起子のこと。由起子の肖像画を傷つけた小百合を責め、その思いをぶつけてしまう。小百合は由起子に美那雄から手を引いてほしいと頼むが、画商として手応えを感じていると断られる。しかし再三由起子をかきくどく美那雄に、由起子も女性として心を踊らせていた。美那雄は俊彦と非婚バーで語らい、芸術家同士意気投合する。恋人を俊彦に奪われたことや複雑な人間関係に苦しむ震五郎も、俊彦から詫びられ、非婚バーの女性に慰められつつするうちに、許していく。由起子と小百合と和子は、伊庭家の離れで非婚同盟について、和子の妊娠について語り合っていた。妊娠すれば結婚したくなるはずだという小百合。和子は、小百合の非婚同盟はただの男嫌いだったのか、と言い返す。一方、俊彦や震五郎、周三とともに酔って伊庭家を訪れた美那雄は、衝動的に由起子の部屋へ飛び込み、「自分を愛してくれ」と懇願する。無理やり由起子を押し倒す美那雄を、小百合は目撃してしまう。

今回は、小百合と美那雄のベッドシーンから
はじまったのが、意外だったー。
美那雄は、由起子のことを愛しているのに、
小百合を抱けるのね。
‥‥男ってヤツは。
でも、美那雄、ベッドの上で、
小百合に向かって、
「由起子さんが、好きだ好きだ」
って連呼してたね。
‥‥男って残酷。
まあ、小百合の「女の嫉妬」丸出しも、
たいしたもんっすよ。強烈だもん。
美那雄が描いた由起子の肖像画を、
切り刻んだのも、
やっぱり小百合だったしねえ。
でも、好きな人にあれだけ、
別の女への思いを言われたら、
そりゃおかしくなるよ。
しかし、そんな小百合の心とは反対に、
美那雄はどんどん
由起子にのめりこんでいく‥‥。
いきなり由起子にキスをして、
突き飛ばされたら
「ケチっ!!!!」
って言ってたもんね。
よりによってキスを拒まれて、
「ケチっ!」って言うのもねえ‥‥。
しかも、ケチ発言のあと、
「お金をください、あんたをください」
って。
この発言って、ちょっと前のドラマだと
女の人が言ってたセリフじゃない?
美那雄って、ほんとにタフというか、
怯まないですよね。
自分がほんとに
嫌われているかもしれない可能性や、
関係がこわれてしまうことについて
全くおそれてないのが、スゴいよ!
でもさ、由起子は、美那雄を拒絶しながらも、
実際は、惚れてるわよね。
だって、表情がどんどんきれいになってるもの。
愛されてると自然ときれいになるのよね
‥‥ぽっ。
幸せそうと言えば、和子!
妊娠して、なんだか貫禄もでてきたし、
落ち着いてるよね。
いちいち言ってることに筋が通ってるし。
小百合は妊娠した和子に
「結婚すればいいじゃない」と言ってたけど、
小百合ちゃん‥‥やっぱり、
もはや、非婚同盟ではないな(笑)。
でもまさか、小百合の元恋人・俊彦さんと
いまの恋人・美那雄が息投合して、
踊り出すとは、思わなかったわー!
なぜ!?
ほんと、予想できない展開。
その流れで、
俊彦さんの実家でもあり、
由起子、小百合、和子が暮らす伊庭家に
美那雄が訪問するんだけど‥‥
美那雄は、和子の父周三の紙芝居を
「なんだ、この絵は!
 教育に悪い!」
って言ってビリビリに破っちゃうし‥‥
由起子の部屋に押し掛けて、
「オレのことを、好きになってください」
って土下座はするし‥‥
由起子をベッドに押し倒して、
「オレのことを抱いてください。
 抱かせてください」
って。
もうやりたい放題だよね。
暴君!
誰も彼を、止められな〜い!
今回は、惟子が出てこないと思ったら、
美那雄が惟子の「とにかくかき回す」
という役割を、みごとに果たしていたのね。

おめでとう、美那雄!
次回は、惟子と由起子がとっくみあい?

オレのことを抱いてください。
抱かせてください!
また明日〜。
女子部による、
『非婚同盟』撮影現場、
潜入レポート本日更新!
よかったら、見てみてくださーい。


番外編・
『非婚同盟』撮影現場へ社会科見学。

みなさん、非婚にちわー!

あいかわらず、家でテレビを観ているかのように、
好き勝手、やんややんやと座談会している、
テレビガイド女子部です。
『非婚同盟』も、あと半月ほどで最終回。
急がないと、撮影が終わっちゃうよ! ということで、
あわてて、撮影現場におジャマしてきました。
勝手に座談会をしているわりに、
そんなオフィシャルな感じで、
取材させていただいてしまっても、いいのでしょうか?
大丈夫。
そうです、わたしたちには「和子」こと
チー坊という、強い味方がいるのです。

SMAPがいたら、どうする? 嵐いる? 
安室ちゃんは? マドンナいる???
などと、うっすら期待の気持ちを持ちながら
都内某所にある、撮影スタジオへおじゃましました〜。

ジャジャーン。



さっそく、人がいっぱいだよー。スタジオっぽーい。
しかし、思っていたよりも、暗い!
とても暗かった。
スタジオといえば、ギランギランに明るいのかと
思っていたけど‥‥。
きっと、ドラマだから必要以上に、
不自然に明るくなってることは、ないのでしょうね。
もう、勉強になっちゃった。

かねてから、チー坊の
大変な毎日の様子を聞いていたので、
どんなに大変かと思ってたけど‥‥。
てゆーか、こんな見学のひと来ちゃって、
大丈夫ですか? おきらかにおジャマ虫じゃない?
あ、よろしいですか。
わかりました、では、遠慮なく、
おじゃまさせていただきます!

まず、撮影というのは、
どういう流れでやっているのか? テレビ好きとしては、
とても興味があります。

まずは、いわゆる「リハーサル」と呼ばれるものが
週1回、丸1日設けられていて、
次の週に撮影する1週間分の練習を、
1日にまとめてやってしまうんだって。
なんか、想像と違いますねー。
そうやって、まとめてやった方が、効率がいいんだなぁ。



これが、そのリハーサルをするリハーサル室。
大きい会議室って感じ。

そして撮影当日の流れは、
シーンごとにまず、「ドライ」という練習。
次に
「テスト」→「ランスルー」→「本番」→「チェック」
というものをするらしいです。
本番前には、
カメラ、音声、照明、とにかくチェックが
たくさん必要!
いや〜、でも、そんなに練習的なことをするなんて、
知らなかったっすね〜。
練習をたくさんしておいて、なるべくスムーズに
進められるように、するのねん。

お、スタジオでは、小百合と震五郎が
離れの居間でしゃべってるところの
テストをやっているようです。



これ、先週放送してた気がする。

セットの外には、カメラが何台も、
マイク、照明、プロデューサー、
小道具さん、メイクさん、などなど
とにかく色々なひとたちが、じっと見守っています。
すすすすごい、プレッシャー。
本番ももちろん、たくさんの人たちが
見守ってるんでしょ?
そんな中で、あんなセリフを言ったり、
乱闘したり、泣いたり、笑ったり、ベッドシーンしたり?
すごいなー、役者さんって‥‥。
と、すっかり社会科見学気分になっちゃいました。

スタジオの中で撮影されているのを、
スタジオの端にある、サブ室という部屋で、
監督さん、プロデューサーさんや、
カメラ、音声、照明のトップさんたちとかが
画面に映ったものをチェックしています。
そして、ここからマイクを使って
スタジオに指示を飛ばす。
「天の声」って感じです。
これは、初めて知ったんだけど、
この部屋には、「記録さん」というひとがいて、
前のシーンとのつながりを
チェックする係のひとなんだって。
前のシーンでは、カバンを右手に持ってたから、
それと違ってないか。とか‥‥。
色んな仕事があるわー。ほんま。



おっとー、あっちには震五郎の部屋を発見!



本物だよ本物。

スタジオの中には、3、4個のセットが、
立ち並んでいて、その日の撮影内容によって、
入れ替わったり、するんですね。
だから、なるべくセットの移動とかがないように、
効率よく、毎日のスケジュールが組まれてるんですって。
これを組むのは、だ〜れ?
何を隠そう、「スケジューラーさん」のお仕事ですって。
知らないこと、ばっかりだなぁ。

おおおおー!
今度は、震五郎の部屋の裏の、
由起子の部屋で、由起子と和子が
美那雄さんのことを、しゃべるシーン。



これは、昨日放送されたシーンでしたね。
「あんた、好きなんじゃないの〜?」みたいなやつ。
ふたりは、合間にも、セリフを自主練したり、
おしゃべりしたり、
ふたりでカメラチェックをしたりと、
なんだか仲よしで、たのしそう。
お友だち出来て、よかったのぅ、チー坊。
(親戚のおばちゃん状態)



真剣に、カメラチェック中のところ。

こぼれ話ですが、
チー坊はテレビドラマ初出演で、
今まで、ほとんど舞台しかやってきていないので、
カメラを気にせず、ついつい、
自然に動きたいように動いちゃうんですって。
そうすると、
誰かにかぶっちゃったり、カメラのフレームから
いなくなったりしちゃうそうです‥‥。
でも、そこを気にしないで自由に、
羽を伸ばしてやってほしい。というのが、
プロデューサーさんからの、
リクエストだったんですって。
自由に。
たしかに、ドラマ本編の中で観る和子は、
他の人に比べて、自由な感じで動いているのが
わかる気がしますよ。
わりと、いつものチー坊に近いというか‥‥。

この由起子と、和子のシーンは、
はじめに和子がセリフを間違え、NG。
Take2では、由起子がセリフを間違え、NG。
Take3で、やっとオッケーが出ていました。
そりゃあ、毎回一発オッケーとはならないもんね。
テストを何回もやるし、本番も何回もやるし。
ひゃーーーっ!

さて、今度は、
「黄色い薔薇」のシーンが始まりそうですよ。
由起子も、圭子ママも、お腹が大きくなった和子も、
非婚の女たちもいますよ。



お、和子はわりとリラックスの表情。



愛想はいいから、まじめにしてなさい!
授業参観のお母さんの気分になってしまいました。
ついつい、お母さんのことを、振り向いて
見ちゃう子、いたよね。

カメラさんは、セットの外側で、
台本を見ながら、画面を見ながら、
やってますよー。すげー。





なんか、見れば見るほど、
知れば知るほど、大変ですな‥‥。
この「黄色い薔薇」でのシーンは、
本日、17日の放送です!
由起子と、敬春先生が‥‥
「わたしは腹を空かせた、狼」
「じゃあ赤ずきんちゃんになりなさい」
という、またすごいセリフが
チラリと聞こえてきたので、
どうなることやら!? 要チェックです。

スタジオの中では、時々笑いも起きながら、
和気あいあい、でもトントンと、
撮影が進んでいってましたよ。
でも、トントンと進んだところで、
撮影したら、その分また編集するひとが
いるわけで‥‥。
考えただけで、ゾッとするー!
よく、一般論として、
「テレビ業界は大変だ」とか
「ドラマの現場は、つらい」とか言うけど、
もう、こうしてちょびっと
見学させていただいていただけでも、すごいわ。
でも、みなさんたのしそうにやっていて、
輝いていたよ!

一通り見学が終了した後、
チー坊と、小百合こと秋山エリサさんの
楽屋にちょっとおじゃまさせていただきました。

お、いたいた。
おじゃましま〜す。



ん? ガールズトーク、してる?
ふたりは、同じ歳だし、楽屋が一緒のことが
わりと多いそうです。
が、ここに、由起子も遊びに来るし、
他のキャストの方たちも、
セリフ合わせをするためや、遊びに
来るんですって。
やっぱり同世代が多いというのは、
たのしそうですっ!



左が、小百合こと秋山エリサさん。
右、和子こと李千鶴さんこと、チー坊。

チー坊
「『非婚同盟』は台本を読む度に、おどろきがある。
 予想外の展開の連続と、印象的なセリフ回し。
 そこが見所だね。
 由起子、小百合、和子の、
 3人それぞれの成長を見てほしいです。」

秋山さん
「出会う人によって、誰もが
 由起子、小百合、和子、
 どれにもなる可能性があると思うので、
 観てる人はそれぞれに、
 感情移入出来るポイントがあると思います。
 そこも、たのしめると思いますよ。」


おふたり、ありがとうございました!
おじゃましました〜。

『非婚同盟』、
これからどうなっていくのでしょうか?
子持ちの由起子、妊娠中の和子、
結婚願望が芽生えた小百合‥‥。
そしてその3人をとりまく、男たち。

毎日、展開が早いので、ほんと、見逃せませんっ!
すっかり、どんどんハマっていくわ〜。
『非婚同盟』制作スタッフ、キャストの方々、
社会科見学にご協力いただき、
どうもありがとうございましたーっ。

「非婚同盟」の公式サイトはこちら



2009-03-17-TUE