「ほぼ日カルチャん」は、
みなさんが実際に体験できる催しものを紹介する
文化の案内所です。
しかし、この催しは見ることができません。
開催日程は、
2020年3月17日から5月17日まで。
新型コロナウイルスの影響で、
一般開放がついに一度もできなかった
まぼろしの展覧会です。
展覧会のタイトルは、
「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」。
千葉県佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」で
開催されるはずだった企画展です。
「ミヨク」は、韓国語で「わかめ」のこと。
昆布とわかめは、似ているけれども、どこかが違う。
違うけれども、どこかが似ている。
これって日本と韓国の関係に似ているのでは?
「昆布とミヨク」はそんな発想を起点に展開する、
日韓の生活文化を比較する展覧会でした。
わたしたちがこの企画展のことを知ったのは、
「国立歴史民俗博物館」の
「友の会」ではたらく女性から届いた
一通のメールを読んでのことでした。
メールを読み、興味を抱いて取材を行い、
ひとつのコンテンツをつくりました。
ぜひこちらをお読みください。
お話をうかがって、興味はさらにふくらみました。
おもしろそう。
でも、見られない….。
ただ、図録があります。
展覧会のすべてが収められた図録は、
ちいさな展覧会場と言えるのかもしれません。
ですのでここでは、
「昆布とミヨク
-潮香るくらしの日韓比較文化誌」
の公式図録をおすすめします。
図録という展示会場で、お会いしましょう。