渋谷パルコ4階カルチャんの4つお隣
「PARCO MUSEUM TOKYO」さんで開催中の
「GLOBAL POP UNDERGROUND」
に行ってきました。
わたしは、三年ほど前、ふと立ち寄った本屋さんで、
今回キュレーションを担当している、
NANZUKAさんが刊行した田名網敬一さんの作品集を
手にとったことがきっかけで、
田名網敬一さんを知り、今はすっかり大ファンです!
以前も何度か実際の作品を見る機会は、
あったのですが毎回、
その迫力にドキドキが止まらなくなります。
「GROBAL POP UNDERGROUND」には、
田名網さんも参加しています。
会場に入ると一
まず目に飛び込んできます!
田名網さんのコラージュ作品は、
目のモチーフがとても印象的で、
まっすぐこちらを見ているような
力強く大きな目を見ていると、
田名網さんの作品の世界に
吸い込まれていくような感じがしてドキドキします。
みたこともないものに、溢れたこの世界に、
本当に入ってしまったらと考えると少し怖く思いますが、
その一方で極彩色が心をワクワクさせてもくれるので、
なんとも不思議ではじめての気持ちになります!
田名網さんを含め、総勢21名の
現在進行形で活動するアーティストさんの作品が
展示されているのですが、
みなさん発想がとても柔軟で、
「びっくり!」
という言葉がぴったりです。
参加している、アーティストの皆さん
全員をご紹介したい気持ちは山々なのですが、
特に印象に残っている作品を、
会場を入ってすぐ、田名網さんの作品とともに
目を引いたのが
スペイン人のアーティストのハビア・カハジェさんの
立体作品です。
大きな瞳でとても可愛らしく表現された顔が
5つ重ねられた作品で、
ひと目見た瞬間に直感的に「かわいい!!!」
と感じました。
彼の作品は、日本のアニメや漫画などから
インスピレーションを得ているそうで、
私がこの作品をみて直感的に「かわいい!!!」と感じたのも、
小さなときから自分の身近にあった、
大きな瞳のいろんなキャラクターたちへ
「かわいい」と感じた経験に裏付けされているのかも
しれないと思いました。
そして、谷口真人さんの作品は
鏡の前に設置された透明の板に
美しい色彩で淡いシルエットの女の子が描かれているのですが、
「綺麗だなぁ」と覗き込むと鏡の方には
しっかりと表情のある女の子が
写し出されているのです!
「わー!すごーい!」と思わず声が出ました!
そこに写る女の子がまたアンニュイな表情で
透明感がある素敵な女の子なのです!
そこでハッとひらめきました!
「物理的にも透明感がある!?」
「裏表がある子ってことにもなるのかしら!?」
とふむふむニヤニヤ勝手に考えてみたりしました。
私も、表現されている女の子のような
雰囲気を纏ってみたいです。
最後に、
この展示に合わせて渋谷パルコの1階スペイン坂広場に
空山基さん作品「SEXY ROBOT」が特別展示されています。
なんと、その高さは7メートル!
スペイン坂をパルコに向かって上っていくと、
徐々に姿をがみえて来て
思わず「おぉ!」と声を上げてしまいました。
作品の銀色に輝くつややかな肌に、
街の様子や空の色が写り込んで
少しずつ表情を変えるので、
今この瞬間しか見られない美しさをみている気がして
とても嬉しくなりました。