TOBICHIが南青山から
神田にひっこしてきて
はじめての展示がはじまりました。
画家・junaidaさんの絵本『怪物園』の原画展です。
ほぼ日・本社の正面にかかった
『怪物園』のタペストリーを目印に
路地を入ると、TOBICHIの入り口があります。
入ったところに、おおきな怪物!
『怪物園』の物語は、
怪物たちの世界と子どもたちの世界を
いったりきたりしながら進みます。
動物、植物、ロボットなど、
それぞれにユニークな怪物たちにも、
想像力を掻きたてられます。
夢中になって原画をみている最中、
ふと我に返り、ふしぎな感覚にとらわれました。
物語を追うのではなく、
目の前の原画のワンシーンに
入り込んでいたかのような感覚でした。
怪物たちが歩く夜の街のあやしげな雰囲気、
子どもたちが吹かれている風のにおい、
深海の水の暗い色。
原画だからこそ感じられる画用紙の凹凸や
絵の具の重なり、筆の跡をじっとみていると、
絵のなかにひろがる世界の、空気のうごきや
においが感じられてくるようです。
原画でひと通り『怪物園』を体験した後で、
もういちど、絵本を読んでみてください。
『怪物園』の世界が立体的になって、
自分もいっしょに冒険したことが
あるような気持ちがしてくると思います。
会場には、絵本『怪物園』の他にも
junaidaさんの作品やオリジナルグッズをご用意しています。
ふだんは、京都のjunaidaさんのお店でしか
手にとることのできないものです。
ひとつひとつ、丁寧にデザインされた
書籍やグッズも、ぜひたのしみにお越しください。
何度でも、いつまででも、見ていたい。
そう思える原画展です。
junaidaさんの世界に、思う存分
見惚れていただけたらうれしいです。