ほぼ日カルチャん

「みんなと龍」展

ミュージアム

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こんなふうに、見えているんだ‥‥!

めい

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表参道にあるミナ ペルホネンのお店・
「call」で開催されている
奥平龍さんの個展、
「みんなと龍」展に行ってきました。

わたしがはじめて目にした
龍さんの絵は、このウシの絵でした。
「なんだかすごくすてきなものを見つけてしまった」
そう思って投稿をたどり、この個展のことや、
奥平龍さんのプロフィールを知りました。

驚きました。
龍さんは2014年生まれ。
つまりいま、小学校の1年生です。

小学1年生だからすごいと思ったわけではなく、
作品に惹かれて展示会に行こうと思ったのですが‥‥
とはいえやはり、
その年齢でこの絵を描いている事実は、
心ときめくことだと思いました。

奥平龍さんは、小さな頃から色が好きで、
3歳からぬりえをはじめて、
4歳後半には絵を描くようになったそうです。

▲なんて夢のある色づかい! 「色が好き」を感じます。

龍さんにとってはじめての個展となる
今回の展示「みんなと龍」には、
約40点の作品が展示されています。

絵のモチーフは、動物や鳥、それと人です。
どの絵も、そのものの特徴を忠実にとらえていて、
じっくり見て描いているのだなあと感じました。

▲図鑑の挿絵になりそうなほど、ほんもののトラにそっくり。

▲眉も、目も、鼻も、歯も、とてもリアルです。

そんなリアルさの一方で、
色づかいはとても斬新で、個性的です。
わたしには絶対に思いつきそうもない色づかいは、
見ていてとてもたのしい気持ちにしてくれます。

たとえば、シマウマの縞もようは
こんなにカラフル。
「龍さんの目と感性を通すと
シマウマはこんなふうに見えるんだ‥‥!」
もっともっと、彼が描く
いろんな作品を
見てみたくなります。

「もしかしたら、この描かれた動物や人は、
龍さんにとってのたいせつな人や、
あこがれの存在なのかもしれない‥‥」

ひととおり、展示を見終えたとき、
そんなふうに思いました。

あざやかで、たのしくて、
あたたかい展覧会でした。
みなさんもぜひ、
足を運んでみてください。
会場となっている「call」が
(みなさんご存知の通り)すてきな場所で、
その空間で絵を見る時間が
とても気持ちよかったです。

基本情報

「みんなと龍」展

会期:6月25日(金)〜7月11日(日)
営業時間:11:00 – 20:00
場所:call
住所:東京都港区南青山5-6-23(スパイラル5階)
お問い合わせ:call 03-6825-3733
※入場無料

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