純粋な好奇心に従って
集められたものたちって、
いつまでも自分の中に残って
落ち込んだときや疲れたとき、
自分を勇気つけてくれたりしませんか？

「PARCO　MUSEUM　TOKYO」さんで
開催中の大竹彩子展「GALAGALA」は、
まさにそんな好奇心が詰め込まれたような
展覧会でした。

タイトルの、「GALAGALA」は
英語で”宇宙”を意味する”Galaxy”と
”お祭り”を意味する”Gala”に
ちなんでつけられたそうです。
その名の通り、明るい気持ちになって、
明日を楽しく生きる元気を貰えたように思います。

大竹彩子さんが撮られる写真は
彼女が、直感的に「これ好き。」と思ったものを
自由に切り取っているように感じました。
多角的な視点にも驚きました。

それらが、２枚組み合わされた
作品が壁一面に広がっています。

はじめ、
関係のない２枚の写真のように思いましたが、
形や色調によって組み合わされていることに
気が付きました。

純度の高い
「好き」の気持ちが詰まった写真のエネルギーと
２枚の絶妙な調和が、
とても心地よくて
ずーっと見ていたい気持ちになりました。

奥に進むと、女性を描いた
ペインティングの作品が並んでいます。
頭の中に残像が残るほど鮮やかな色彩が
壁一面に広がっていて、
自然とうれしい気持ちになりました。

彼女が描く女性には、瞳が無いのが特徴です。
そのおかげか、
私は自然と瞳の無い目に、
自分自身の感情を投影して鑑賞していました。

そうすると彼女たちは私のこと
何でも知っていてくれているようで、
とても近く、愛おしく思えて
さらに嬉しくなりました。

好奇心がもつエネルギーってすごいです。
わたしも好奇心を忘れず
生きていきたいです！

最後に、
展覧会にあわせて大竹彩子さんの大きなコラージュ作品が
渋谷PARCOの外壁に設置されています。
さらに、９月６日以降は、
ワーク・イン・プログレス作品として、
大竹彩子さんご自身が
ライブ・コラージュされるそうです。
たのしみです！