料理が登場する映画がすきなので、
「キッチンストーリー」
というタイトルに惹かれて
この作品を観てみました。
この物語の主人公は、
料理を作ることがすきな
12歳の男の子「エイブ」。
さまざまな文化や宗教を持つ家系がゆえに
対立してしまう家族仲に悩んでいたある日、
彼は世界各国の味をかけあわせた
「融合(フュージョン)料理」をつくるシェフ、
「チコ」と出会います。
フュージョン料理と
自分の複雑な家系に
共通点を感じたエイブは、
自分なりのフュージョン料理で
家族の仲をひとつにすべく奮闘する‥‥
というあらすじです。
信じる思想の違いから起きる対立って
重く捉えられることが多い話題だと思うんです。
でも「エイブのキッチンストーリー」では
わたしたちの日常にあるそんな問題を
明るく、わかりやすく調理して、
見つめ直すきっかけをくれているのがいいなあと、
観ていて感じました。
そして、ストーリーのほかにも
いい! と思ったのが
やっぱり数々の料理シーン!
登場するのは、はじめて見るような料理ばかりなのですが、
新鮮な野菜に包丁を入れる音や
揚げ物をジュワッと揚げる音とともに
リズミカルに進む映像を観ていると
「おいしいものを食べたい欲」が湧いてきます!
文字を食べ物であしらったアイキャッチなど
物語の間にはさまれる
ちょっとしたシーンも可愛くて、
目にもおいしい演出がたのしいです。
料理を食べてもらいたい誰かのことを想いながら
自分もキッチンに立ちたくなるような、
そんな作品でした。
公開は11月20日からなのですが、
予告編をひとあし先にどうぞ。
気になる方は、ぜひ!