カンバセイション・ピース。 保坂和志さんの、小説を書くという冒険。 |
「7月末にわたしの新刊 『カンバセイション・ピース』が発売されます。 これは数年ぶりに本当に気合の入った小説で、 自分でも、出来に、大変満足しています」 作家・保坂和志さんからいただいたメールに、 ただごとではない雰囲気を感じたものですから、 まだゲラ刷りしかあがっていない時点で、お会いして、 この自信作のことを、本人から語ってもらいました。 小説を書くことって、ひとつの冒険の話なんだよなぁ。 ゆっくりつきあってくださったら、 きっと、ぐぐっと入り込む連載になることでしょう。 ほんとにぼくは興奮しました。 好評の対談の後に、「小説家でいること」を、 追加で、保坂さんにじっくりうかがってみたんです。 そちらのほうも、短期集中連載で、おとどけしますね。 インタビュアーは「ほぼ日」スタッフの木村俊介です。 |
|
販売は終了いたしました。 たくさんのご注文、 どうもありがとうございました! 小説に入りこむ数時間を過ごしてみませんか? 『カンバセイション・ピース』の、特別販売。
谷崎賞・芥川賞作家の保坂和志さんが、 これまで13年の作家生活の中で 最も充実した仕事と自負する小説が完成し、 新潮社からの、7月31日の発売を待つばかりになりました。 個人のクリエイティブの力を応援する「ほぼ日」は、 2年半をかけて熟成されたこの長編小説の成り立ちを 保坂さんから直接聞き、ぜひ、応援したいと思ったのです。 そこで、300冊のみの限定販売で、 国内発送のみ、銀行振込のみの販売ではありますが、 「ほぼ日」独自の特別付録をおつけして、 この小説『カンバセイション・ピース』の注文を、 受けつけたいと思っています。 小説なんて、もう何年も読んだことがないや、 という人にこそ、 「いつもと違う時間の流れに入りこむこと」 が、求められているのかもしれません。 はじめはおずおずと、次にゆっくりと、 そして、しだいに、息をのみながら入りこむ・・・ そんな、長編小説のたのしみを、味わってみませんか? 保坂さんの、現時点での最高傑作を、 「ほぼ日」は、静かに、推薦いたしますね。 原稿用紙のコピー・保坂和志さんの手紙の付録と共に、 送料無料・1890円(税込)で、7月31日ごろに発送します。 保坂和志さんは、34歳で小説家になって以来、 「社会からちょっとはずれた存在」という小説家の スタイルではないものを、一歩ずつ書き続けてきた人です。 「社会の落後者という立場でもなく、 文化講演会みたいな所で守られる存在でもなくて、 ふだんふつうに仕事している人が、一見、 避けて生きてしまいがちなものを、正面から見る」 そういう存在で、ありたいと思っているそうです。 今回の『カンバセイション・ピース』という小説には、 いろいろなジャンルのことが書かれていますが、 敢えて、大きな軸を伝えるとするならば、 「生きものの死、親しい者の死を、どう受け入れるのか」 という、大きな大きなテーマを扱っているように思えます。 あくまで、「ほぼ日」スタッフの読み方によりますけれど。 最近の「ほぼ日」対談で語られているように、 読んで別の世界に没入する時間と、錯綜する思いに、 読んだ後、しばらくぼうっとするような小説なんですよ。 保坂さんのこの小説に賭ける思いは、数日後の このページでも、さらにじっくり、ご紹介してゆきますね。 実は先週金曜に、特別追加インタビューもおこないました。 こちらも、どうぞたのしみに、待っていてください! |
このページへの激励や感想などは、
メールの表題に「保坂和志さん」と書いて、
postman@1101.comに送ってくださいね!
2003-07-26-SAT
ホーム |